大阪大学応援団第55代裏活動報告

活動報告ではお伝えしない、団員の些細な日常を更新して参ります。

リレーブログ2-3 私が応援団に入ったきっかけ

2016年05月15日 | リレーブログ

ご無沙汰しております。リーダー部の篠原柊と申します。今回のお題「私が応援団に入ったきっかけ」を以下に記します。

 

私は中学時代はバスケ部、高校時代は化学部に所属していました。しかしながらバスケ部では万年補欠で、化学部では部長だったのに何故か文系を選び、理系部員たちの会話にまったく付いていけないという体たらくぶりでした。

 

そんなこんなで、大学で入ろうと思うサークルや部活は特に無く、もしかしたら帰宅部もありえるかもしれないと危機感を抱いていました。しかし、入学式のラストで私のキャンパスライフを180度変えてしまう出会いがありました。そう、応援団のステージを見てしまったのです。

 

私はそれまで応援団というものを見たことが無く、何となく松岡修造のような暑苦しい連中が学ランを着て鬼の形相で応援をし続けるような、そんなイメージを抱いていました。

 

しかし、実際に見た応援団はイメージの遥か斜め上を行っていました。一番前には異様にキレのある動きで両腕を振り続ける学ランの男がいて、かたや後ろの方では大声を出しながら拍手をし続ける学ランの男たち。そして終始笑顔でキャピキャピしたダンスを踊り続けるチアたちに、黙々と金管楽器を吹き続ける吹奏部。学ランとチアコスというある意味背反しているとも言える格好の人間たちが同じステージに立っているのが、不釣り合いなように見えて、何故かバランスを取り合っている。エールでは大声を出すことに重きを置きすぎて何と言っているのかほとんど聞き取れないが、とりあえず全力で新入生たちを応援していることは伝わってくる。そんな応援団が私の網膜にはとても新鮮で格好良く、輝いて映っていたことを覚えています。

 

私は応援団のステージを見ながら、もしかしたらこれは私にとって天職かもしれないなと感じました。その理由は2つあります。一つ目は、私が人を笑顔にするのが好きだということです。面白いことを言って笑いを起こすにはセンスが必要です。神様は私にツッコミとボケのセンスは与えてくれたようですが、一番大事なトークのセンスは与えてくれなかったようでした。応援にトークのセンスは不要ですから、応援で誰かを笑顔にできるのならそれは願っても無いことだと思ったのです。二つ目は、私の声です。私の声は大きく低いのです。カラオケで私が歌い始めると声が大きすぎて部屋から逃げる人がいるほどです。これは応援団員にとってある意味では一番必要な才能かもしれません。

 

そんな淡い想いを抱えながら迎えたサークルオリエンテーションの日に、ふらふらと応援団のブースに立ち寄った私は熱烈な勧誘を受け、いつの間にやら応援団員になっていたのでした。

 

以上が私の応援団に入ったきっかけです。私が去年の入学式で応援団と出会ってから丸一年が経ちました。今年の入学式では私もステージに立ち、応援団として演舞を行いました。まさか二年連続で入学式に出るとは思ってもみませんでした(迎えられる側から迎える側へとなってしまいましたが)。去年の私が入学式で応援団を見たときのように、今年の私は応援団として新入生たちを感動させられるような演舞ができていたでしょうか?もしそうだと思ってくれる新入生がいたら、それ以上に嬉しいことはありません。

 

二回生 篠原柊


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