お母さんと読む英語の絵本

読み聞かせにぴったりな英語絵本から、米国の子どもたちの世界をご紹介
子どもをバイリンガルに…とお考えのお母さんに

やっぱり オバケ!

2009-10-29 | about 英語の絵本

The Ghost's Dinner

ハロウィンと言えば、魔女やカボチャとならんで、やっぱりお化けにも登場してもらわなければなりません。

フランス生まれのイラストレータ、ジャック・デュケノイ(Jacques Duquennoy)作の「お化けの晩餐会(The Ghost Dinner)」は、まさにハロウィンにぴったりな絵本の一冊ながら、ハロウィンだけではもったいない、一年中楽しめる絵本です。

お化けたちが集まってディナーを楽しみます。たくさんのご馳走が次々に出てくる豪華なフルコースです。

ところが出てきたお料理を食べるたびに、お化けたちは少しずつお料理に影響されて色や形が変わってしまいます。グレープジュースを飲んだらぶどう色になり、トマトのスープを飲むとちょっと赤くなって…という具合です。そして最後にあるミルクを飲むと…!!!

あぁ、結末も書きたいけれど…ここは読んでのお楽しみ!!!

ジャックは、この晩餐会のお話以外にも、可愛いお化けを主人公にした絵本をたくさん書いています。どれもハロウィンにはもちろん、いつでも楽しめるお話です。合わせてお読みくださいね。

お化けといば、もう一冊。昨年このブログでご紹介した絵本を是非もう一度ご紹介させてください。こちらもヨーロッパ発ながら、フランスではなくイギリスで版画を学んだ若い日本の女性作家の絵本です。題して「わがやのオバケたち(Ghost in the House)"」。
版画家らしい輪郭のくっきりした絵に、黒とオレンジと白のハロウィンカラーだけを使った、実に上品できれいな絵本。これも一年中楽しめます。

町はずれの家に、少女が猫を連れて引っ越します。少女はその家がとても気に入りましたが、困ったことに、そこはオバケ屋敷でした。でも大丈夫!オバケの扱いなんぞお手のものです…少女はオバケを捕まえてはざぶざぶと洗濯し、アイロンをかけ…カーテンにしたり、シーツにしたり…。
お化けたち?も怒るどころか、居場所と役割ができて大喜びです。そうして、猫も、少女も、オバケたちも、一緒に末永く幸せに暮らしましたとさ(And they all lived happily ever after)というお話です。



コメント
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