以前SIO”社会起業家のタマゴ”ワークショップでの出会いを契機に「あしたね先生」&「発達障害児支援LOF教育センター」という本格的に起業されて間もない社会起業2団体が業務提携へと発展しました。(嬉)
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一新塾の後輩で「発達障害児支援LOF教育センター」と「一般社団法人日本発達障害ファミリー支援協会」を立ち上げられた方がいます。
軽度発達障害の課題
私が取り組んでいる社会的な問題は『軽度発達障害』と呼ばれる学習障害やADHD、アスペルガー症候群などの症状を抱える子供たちとその保護者の方々への支援です。
障害という名がついていますが、重度の障害と違い見た目は健常児と同じですし、話してみてもなんら普通の子供たちと一見変わった所がない子供たちも大勢います。
約2年ほど前からようやく公立の小、中学校では特別支援教育ということで支援らしきものは出来ましたが、それも学校格差が大きくまだまだ行き届いていないのが現実です。
しかも、専門家といえる教師ですら、まだまだ知識や理解が少なく正しい支援がなされていないのが現状です。また、地域社会では殆ど理解や支援は皆無と言っても過言では無いほどです。
この事業を進めていく決意!
なぜそんなことがいえるのか?というと私の子供自身、軽度発達障害児で、様々な体験を私自身が経験しているからです。
当初は、他人のお子さんをお預かりして指導する自信は全くありませんでした。
けれど、私の指導を喜んでくださる家族に出会い、この事業を進めていく決意をいたしました。
ですから、こんな私でも出来る軽度発達障害児や保護者のサポートを少しでも多くの方々に知っていただき、大きく広げて行きたいと切実に願い、毎日奔走しています。
家族の視点に立った支援を日本中に根付かせたい!
「軽度発達障害」に特化した活動をもう数年していますが、今はまだ、一人起業で、毎日子供たちへの個別指導、お母さん方の相談にのったり、交流会を開いたりしています。現在は支援者が少ないので、今後は、支援者の人材育成にも力を入れて活動していくつもりです。そして、軽度発達障害の啓蒙活動も大切な活動からははずせません。
お蔭様で、力になってくれる人たちと少しずつめぐり合わせていただき、今年、本格的に東京でも大阪と同様に活動し、法人化しようと動いています。民間レベルでの身近な地域社会における家族の視点に立った支援をきちんとしたビジネスモデルとして確立し、日本のいたるところに根付かせたいと思い、日々活動しています。
2008年には、ザ・ボディショップのジャパンファンド、2009年には、大阪府の社会起業家に対するファンドを小額ですがいただき、社会起業家として取上げていただけるようになりました。そして、こんなちっぽけな私一人で行っている活動も少しはお役に立っていることを実感したのです。(以上、”一新塾ニュース”374号より一部引用)
「発達障害児支援LOF教育センター」は軽度発達障害児個別学習指導、保護者相談、支援に有効と思われるセミナー企画・運営。
そして本年、インストラクター育成事業の為に「一般社団法人日本発達障害ファミリー支援協会」を設立されました。
この社団法人は、学校教師以外の人や保護者が発達障害児と保護者の理解やサポートが出来るような人材を育成する事を目的としています。
例えば、発達障害児をお持ちのお母さん、幼稚園の先生、保育所の保母さん、発達障害児に付いているヘルパーさん、塾講師、家庭教師もちろん学校の先生方にもとっても役に立つと思っています。特別教育支援士のようにハードルの高いものではなく、身近な地域で発達障害の理解と支援を広げるために設立いたしました。
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「あしたね先生」は、「発達障害」「聴覚障害」などの障害のある子どもたちや、「不登校・ひきこもり」の子どもたちなど、一人一人それぞれに様々な個々のニーズを正しく理解し、適切に対応できる「良き理解者」としての学習支援者を派遣することにより、子どもたちが自分の可能性と社会性を伸ばし、自信を持って社会で活躍できるように支援することを目的としています。
子どもたちの中には本人や保護者の努力や意識とは無関係に、様々な原因、環境要因により学力や社会性を伸ばしていくことが難しい状況にある子どもたちがいます。最近ではそういった子どもたちのことを、「特別なニーズのある子どもたち」と呼ぶことが増えています。
「あしたね先生」は大学、大学院等で心理学・福祉学・教育学などの領域を学ぶ真面目な学生達です。多くの場合ボランティア等で豊富な経験を持っていて、将来は学んだことを活かして専門職に就くことを希望しています。
また「あしたね先生」には独自の認定試験制度があり、「あしたね先生」を希望される全員に対して面接と専門知識を問う筆記試験を実施しています。そしてその試験に合格した人だけをご家庭に紹介しています。さらに定期的な勉強会も実施して、(手話なども含め)継続的なスキルアップと学びの場を提供しています。
「あしたね先生」はコーディネーター担当制を採用しています。コーディネーターは臨床心理士や社会福祉士といった専門資格保有者で、お子様のニーズや状況の把握から、それに応じた家庭教師の選択と顔合わせ、その後のフォロー(家庭教師に対する指導も含む)までを責任を持って担当します。
2009年現在でも、耳の聞こえない子どもたちへの対応を明確に提示している学習塾や家庭教師はほとんどありません。
理由としては聞こえない子どもたちとのコミュニケーション方法や講義ノウハウがかなりの障壁となっていると考えられます。その為、耳の聞こえない(聞こえにくい)お子さまを持つ保護者の方は公的な機関のみに頼らざるを得ない状況となっています。
特に普通校に通っている子どもたちは、学校側の受け入れが整っておらず十分なフォローがなされていない場合があります。もし学校での学習が遅れていると感じていても、一般的な方法である塾や家庭教師を利用して学力を補うということが難しい状況となっています。
何らかの理由で学校に通うことの難しい状況(不登校)にあったり、家から出られなくなるひきこもりの子どもたちに対する学習支援も大きな社会的課題の一つです。
(不登校は)発達障害や聴覚障害などの子どもたちに比較すると、学習支援活動の取り組みに長い歴史があり、フリースクールや地域の居場所事業、個別指導塾など公的機関や民間団体、企業を含めた様々な試みが行われています。
しかしながら多くの場合、そういった子どもたちを一カ所に集めて支援する教室型の支援が主流となっています。その為、引きこもり状態の子どもたちなどまずその場所に参加すること自体が障壁となっている場合や、集団での関わりが苦手な子どもたちの場合など個々のニーズに支援体系があわないような場合も見受けられます。
明確に「障害」と診断されている子どもたちや学校に通えていない子どもたち以外でも、学習面についての何らかの「特別なニーズ」があるために学力の獲得が非常に難しい子どもたちがいます。そういった子どもたちも上記の子どもたちと同様に、個々のニーズに対する適切な理解と個別の対応が求められています。(以上「あしたね先生」ホームページから)
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上記2団体の提携は、教室型と訪問型、学生とお母さんと同じ学習指導でも特色が違うので、協力してできることがあるのではないかという話になりました。とりあえずニーズが合う顧客を互いに紹介しあうというものです。
学生講師の家庭教師派遣を希望する家庭には「あしたね先生」のサービスを紹介し、プロ講師の教室指導を希望する方は「発達障害児支援LOF教育センター」を紹介していただく。
保護者どうしの交流は「発達障害児支援LOF教育センター」のマザーズ・サポータークラブをご紹介いただく。といった簡単な連携です。
そういった協力をしていく中で、より深い協力体制を見つけれればいいですね、といった話になっているとのこと。
今回のように、(ビジネス形態は違うとも)同業他社にて提携メリットがあるケースは増えてくるだろう。
また「中小企業×学校の課外教育×地域コミュニティ」「ごみ拾い×高齢者(福祉)」「農業(畑作り)×学校教育」「科学的発明×農商工連携×社会的金融」「聴覚障がい者の聴導犬×NPO×チャリティー事業」などなど・・キーワードを掛け合わせることで、より多くの市民を巻き込んだソーシャルビジネスの市場規模の拡大が図れると思う☆
2010年のSIOネットワークはこの方面(複合化)を重点的に、イノベーションを発揮することで社会的支援を強化発展させていきたいと考える。
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一新塾の後輩で「発達障害児支援LOF教育センター」と「一般社団法人日本発達障害ファミリー支援協会」を立ち上げられた方がいます。
軽度発達障害の課題
私が取り組んでいる社会的な問題は『軽度発達障害』と呼ばれる学習障害やADHD、アスペルガー症候群などの症状を抱える子供たちとその保護者の方々への支援です。
障害という名がついていますが、重度の障害と違い見た目は健常児と同じですし、話してみてもなんら普通の子供たちと一見変わった所がない子供たちも大勢います。
約2年ほど前からようやく公立の小、中学校では特別支援教育ということで支援らしきものは出来ましたが、それも学校格差が大きくまだまだ行き届いていないのが現実です。
しかも、専門家といえる教師ですら、まだまだ知識や理解が少なく正しい支援がなされていないのが現状です。また、地域社会では殆ど理解や支援は皆無と言っても過言では無いほどです。
この事業を進めていく決意!
なぜそんなことがいえるのか?というと私の子供自身、軽度発達障害児で、様々な体験を私自身が経験しているからです。
当初は、他人のお子さんをお預かりして指導する自信は全くありませんでした。
けれど、私の指導を喜んでくださる家族に出会い、この事業を進めていく決意をいたしました。
ですから、こんな私でも出来る軽度発達障害児や保護者のサポートを少しでも多くの方々に知っていただき、大きく広げて行きたいと切実に願い、毎日奔走しています。
家族の視点に立った支援を日本中に根付かせたい!
「軽度発達障害」に特化した活動をもう数年していますが、今はまだ、一人起業で、毎日子供たちへの個別指導、お母さん方の相談にのったり、交流会を開いたりしています。現在は支援者が少ないので、今後は、支援者の人材育成にも力を入れて活動していくつもりです。そして、軽度発達障害の啓蒙活動も大切な活動からははずせません。
お蔭様で、力になってくれる人たちと少しずつめぐり合わせていただき、今年、本格的に東京でも大阪と同様に活動し、法人化しようと動いています。民間レベルでの身近な地域社会における家族の視点に立った支援をきちんとしたビジネスモデルとして確立し、日本のいたるところに根付かせたいと思い、日々活動しています。
2008年には、ザ・ボディショップのジャパンファンド、2009年には、大阪府の社会起業家に対するファンドを小額ですがいただき、社会起業家として取上げていただけるようになりました。そして、こんなちっぽけな私一人で行っている活動も少しはお役に立っていることを実感したのです。(以上、”一新塾ニュース”374号より一部引用)
「発達障害児支援LOF教育センター」は軽度発達障害児個別学習指導、保護者相談、支援に有効と思われるセミナー企画・運営。
そして本年、インストラクター育成事業の為に「一般社団法人日本発達障害ファミリー支援協会」を設立されました。
この社団法人は、学校教師以外の人や保護者が発達障害児と保護者の理解やサポートが出来るような人材を育成する事を目的としています。
例えば、発達障害児をお持ちのお母さん、幼稚園の先生、保育所の保母さん、発達障害児に付いているヘルパーさん、塾講師、家庭教師もちろん学校の先生方にもとっても役に立つと思っています。特別教育支援士のようにハードルの高いものではなく、身近な地域で発達障害の理解と支援を広げるために設立いたしました。
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「あしたね先生」は、「発達障害」「聴覚障害」などの障害のある子どもたちや、「不登校・ひきこもり」の子どもたちなど、一人一人それぞれに様々な個々のニーズを正しく理解し、適切に対応できる「良き理解者」としての学習支援者を派遣することにより、子どもたちが自分の可能性と社会性を伸ばし、自信を持って社会で活躍できるように支援することを目的としています。
子どもたちの中には本人や保護者の努力や意識とは無関係に、様々な原因、環境要因により学力や社会性を伸ばしていくことが難しい状況にある子どもたちがいます。最近ではそういった子どもたちのことを、「特別なニーズのある子どもたち」と呼ぶことが増えています。
「あしたね先生」は大学、大学院等で心理学・福祉学・教育学などの領域を学ぶ真面目な学生達です。多くの場合ボランティア等で豊富な経験を持っていて、将来は学んだことを活かして専門職に就くことを希望しています。
また「あしたね先生」には独自の認定試験制度があり、「あしたね先生」を希望される全員に対して面接と専門知識を問う筆記試験を実施しています。そしてその試験に合格した人だけをご家庭に紹介しています。さらに定期的な勉強会も実施して、(手話なども含め)継続的なスキルアップと学びの場を提供しています。
「あしたね先生」はコーディネーター担当制を採用しています。コーディネーターは臨床心理士や社会福祉士といった専門資格保有者で、お子様のニーズや状況の把握から、それに応じた家庭教師の選択と顔合わせ、その後のフォロー(家庭教師に対する指導も含む)までを責任を持って担当します。
2009年現在でも、耳の聞こえない子どもたちへの対応を明確に提示している学習塾や家庭教師はほとんどありません。
理由としては聞こえない子どもたちとのコミュニケーション方法や講義ノウハウがかなりの障壁となっていると考えられます。その為、耳の聞こえない(聞こえにくい)お子さまを持つ保護者の方は公的な機関のみに頼らざるを得ない状況となっています。
特に普通校に通っている子どもたちは、学校側の受け入れが整っておらず十分なフォローがなされていない場合があります。もし学校での学習が遅れていると感じていても、一般的な方法である塾や家庭教師を利用して学力を補うということが難しい状況となっています。
何らかの理由で学校に通うことの難しい状況(不登校)にあったり、家から出られなくなるひきこもりの子どもたちに対する学習支援も大きな社会的課題の一つです。
(不登校は)発達障害や聴覚障害などの子どもたちに比較すると、学習支援活動の取り組みに長い歴史があり、フリースクールや地域の居場所事業、個別指導塾など公的機関や民間団体、企業を含めた様々な試みが行われています。
しかしながら多くの場合、そういった子どもたちを一カ所に集めて支援する教室型の支援が主流となっています。その為、引きこもり状態の子どもたちなどまずその場所に参加すること自体が障壁となっている場合や、集団での関わりが苦手な子どもたちの場合など個々のニーズに支援体系があわないような場合も見受けられます。
明確に「障害」と診断されている子どもたちや学校に通えていない子どもたち以外でも、学習面についての何らかの「特別なニーズ」があるために学力の獲得が非常に難しい子どもたちがいます。そういった子どもたちも上記の子どもたちと同様に、個々のニーズに対する適切な理解と個別の対応が求められています。(以上「あしたね先生」ホームページから)
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上記2団体の提携は、教室型と訪問型、学生とお母さんと同じ学習指導でも特色が違うので、協力してできることがあるのではないかという話になりました。とりあえずニーズが合う顧客を互いに紹介しあうというものです。
学生講師の家庭教師派遣を希望する家庭には「あしたね先生」のサービスを紹介し、プロ講師の教室指導を希望する方は「発達障害児支援LOF教育センター」を紹介していただく。
保護者どうしの交流は「発達障害児支援LOF教育センター」のマザーズ・サポータークラブをご紹介いただく。といった簡単な連携です。
そういった協力をしていく中で、より深い協力体制を見つけれればいいですね、といった話になっているとのこと。
今回のように、(ビジネス形態は違うとも)同業他社にて提携メリットがあるケースは増えてくるだろう。
また「中小企業×学校の課外教育×地域コミュニティ」「ごみ拾い×高齢者(福祉)」「農業(畑作り)×学校教育」「科学的発明×農商工連携×社会的金融」「聴覚障がい者の聴導犬×NPO×チャリティー事業」などなど・・キーワードを掛け合わせることで、より多くの市民を巻き込んだソーシャルビジネスの市場規模の拡大が図れると思う☆
2010年のSIOネットワークはこの方面(複合化)を重点的に、イノベーションを発揮することで社会的支援を強化発展させていきたいと考える。