お礼参りの旅日記

お盆休み。
ダンナさまが急に「福島行くか！」と言い出した。
福島県いわき市のサーフショップオーナーとダンナさまは、３０年以上のお付き合い。
若い頃はしょっちゅう遊びに行っていて、オーナーのまわりの友人達も含めて、私もかれこれ２０年以上のお付き合い。
先月、義父が亡くなった際にはお通夜にも来て下さった。
来れなかった方々からもご丁寧にお香典を戴いたので、そのお礼の挨拶かたがた行くことに決定！

民宿はどこも満杯だそうで、ま、こういう時のためのデカい車
二人だし、車中泊でいっか！と決めた。
明るくなってから出ようかとも思ったけど、帰省ラッシュだし、なんと言っても深夜１～４時までに高速を走ればETCで４割引
ってなわけで、夜中に出発～。

朝６時過ぎ、ショップの駐車場へ着くと、西多摩の友人達の車がすでに到着していた。
車を覗いても誰もいない・・・どうやら、海へ入ってるらしい。
あたりには濃いモヤがたちこめて、海なんて見えないくらい。
とりあえず車の中で寝ていると、少しずつモヤもとれてきた。



それでもこんな感じ。
８時から海水浴場もオープンしてるのに、がら～ん。
うちのあたりの海の景色とは全く違うわ

ダンナさまは海へ入り、その間、私はのんびり。
ぼちぼちと駐車場に波チェックに現れる友人達に、お礼の挨拶をして話などしているうちにダンナさまも海から上がって来て、腹へったね～飲みたいね～ということで、みんなで近くの中華料理屋「はまや」へ。
そういやこの店、二十代の頃から来てるわ～。



中華風冷や奴。
お豆腐が見えないほど具が載っていて、ボリューム満点。
パリパリのギョーザの皮と、ザーサイがめっちゃ美味しかった～。

お昼を終えたら、車でお昼寝
波乗りをしない私ってば、なんもしないで、食って寝て・・・ちょっと不安
夕方近く、ショップオーナーの友人宅へ。
どこに泊まるの？と聞かれたので車に泊まると言ったら、雑魚寝で良ければ泊まっていけば？と、ありがたいお言葉。
都会と違って、ホントみんなあったかいんだよね。
同居しているご両親も知っているので、両親が東京育ちで「田舎」ってもんを知らない私にとっては、「田舎のおじいちゃんち」みたい。
天候も怪しいので、お言葉に甘えて泊めさせていただくことに。



暗くなる頃、なにやら音がするので見に行ってみたら『じゃんがら』やってました。
『じゃんがら』は、『じゃんがら念仏踊り』を略した言葉。
新たに孟蘭盆を迎える家々を廻って仏前の庭などで奉納されます。
じゃんがらは念仏踊りの流れを汲む、いわきを代表する伝統芸能のひとつだそうで、いわき市の無形民俗文化財です。
ちょっとサンバっぽいリズムで、お盆に行くといつもこの音色がどこからか聞こえてたけど、目の前で見るのは初めて。
ここでもまた、ぷちラッキー発揮



夕飯はみんなでイタリアンへ。
と言っても、メニューには枝豆なんぞがある不思議なレストランでした。
そうそう、ドリンクメニューには「ウーロンハイ」も！
・・・でもオーダーしたら「今日は切らしちゃっててスミマセン」って言われたけどね。
っつーか、グラスワインも切らしてるって言われたわ

その後はその隣の焼鳥屋さんへ。
美味しそうなお刺身が出たのに、私ってば食べるのに夢中で写真忘れました
その後も友人宅で飲み、お腹いっぱいお酒もいっぱいで、すっかりぽにょになった自分のお腹を眺めながら、雑魚寝どころかちゃんと敷いてくれたお布団に入り、初日の夜は更けていったのでした。

続きはぶちっと押して、明日を待ってね。
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