「三年続けてお詣りすれば一生お金に不自由しない」と言われる金華山の黄金山神社。
4月28日、牡鹿半島の鮎川港から定期船に乗って約20分、金華山へ。
△金華山は、恐山・出羽三山とともに東奥三大霊場として知られる信仰の島。その昔、修験者が次々と来山し、修行を積んだ者は金華山信仰を各地で広めたという。
△黄金山神社一の鳥居
明治以前、金華山は女人禁制の島。女性は牡鹿半島に建てられたこの鳥居から金華山を遙拝したという。でも、鳥居の向こうは木立に遮られて何の景色も見えない!
△金華山港
帰りの定期船が出るまで、時間は1時間半しかない。黄金山神社はかなり高台にあるため、行きは送迎の車を利用。帰りは下りなので…
△二の鳥居
△裏参道
△表参道
△三の鳥居は震災で倒壊、平成26年に以前と同じ大きさの石鳥居が奉納された。
随身門は、大正14年に昭和天皇の御成婚記念事業として建立された。現在リフォーム中。
△拝殿
日本初の産金を祝い、750年頃に建立。金銀財宝の守護神である金山毘古神(かなやまひこのかみ)・金山毘賣神(かなやまひめのかみ)が祀られている。
△鈴の緒のふさに「ご縁がありますように」と5円玉や50円玉が結びつけられている。
△拝殿正面に掲げられている欅の額「感應殿」、縁に施されている龍の彫刻が豪華。
△本殿・拝殿の前に建っている一対の青銅製の常夜燈は、日本三大燈籠のひとつ。他は、香川県琴平町金刀比羅宮と山形県山寺立石寺の燈籠。
△本殿は、流造(ながれつくり)。屋根は銅板段葺、森の中にたたずむ緑青の屋根が美しい。総欅造り。門扉は欅の一枚板を使い昇り龍、降り龍の彫刻が施されているということ。とても繊細で豪華!
△五十鈴神社
△樹齢約800年の御神木・欅。
△恵比寿・大黒尊像
△金椿(かなぐい)神社
大国主神と天神様(菅原道真公)他10柱が祀られている。疾病、災害の多い日本、金の杭を打って被害を止めるといういわれがあるらしい。
△弁財天奉安堂
古来より弁財天を守護神として信仰し、女人禁制を敷いてきた。
△銭洗場
本来はお金についた不浄を洗い流す場。龍の口から流れ出る清水で小銭を洗い、財布に入れておくとご利益があると言われている。でも1万円札を洗っている人がいた!
△八大龍王神碑
△相生の松と楓
300年の年月を経た大木。松と楓が一体化して大きく枝葉を広げている。
△「神の使い」として大切に保護されている野生の鹿。境内にたくさんいるが、人慣れしていて与えられた餌をよく食べる。
△金華山頂上の大海祇神社(おおわだつみじんじゃ)にも行ってみたかったし、鹿山公園でのんびりと鹿をながめてみたかった。
金華山をゆっくり散策するためには、もっと時間が必要。少し費用はかさむが、海上タクシーを予約するのがベスト。3年連続というわけにはいかないが、次回はぜひ!