ミラレパ尊者は
自分の図像を目にしたり
自分の名前を聞いたり
また 自分の伝記を読む、または聞く
または自分の言葉を読んだり 聞いたり
自分の事蹟を憶念したりする事で
無量の功徳が得られ、
浄土に至る事ができるという言葉を残されています。
以下 ミラレパ尊者の道歌の1つです。
「祈請上師賜吉祥(きせいじょうししきっしょう)
清涼熱悩及毒怨(しょうりょうねつのうぎゅどくおん)
汝等悪鬼深可憫(にょとうあくきじんかみん)
女魔万軍煩悩熾(にょまばんぐんぼんのうし)
悪意毒心串習故(あくいどくしんかんしゅうこ)
常楽損悩諸衆生(じょうらくそんのうしょしゅじょう)
喜啖血肉之食故(きたんけつにくしじきこ)
勇於断命及殺生(ゆうおだんみょうぎゅせっしょう)
由此投生餓鬼道(ゆうしとうしょうがきどう)
得報鄙悪下賤身(とくほうひあくげせんしん)
多行悪業堕地獄(たぎょうあくごうだじごく)
従不思念解脱因(じゅうふしねんげだついん)
何得解脱之方便(かとくげだつしほうべん)
常期堕落深可憫(じょうごだらくじんかみん)
我住空性金剛座(がじゅうくうしょうこんごうざ)
以神通力変化身(にじんつうりきへんげしん)
汝曹若能奪我身(じょそうにゃくのうだつがしん)
有何不可甚快哉(うかふかじんかいせ)
衆鬼集此亦楽哉(しゅきしゅうしやくらくせ)。」