右手のひらを上にして
左手は 自分の方に向けて 薬指を曲げ
親指の先を 中指の付け根につける。
東方に向かって 青気を吸入すると観じ
右手に 青色の霊珠が輝く様子を観じつつ
肝臓に気を引き入れて 気が燃え盛る様子を念じ
南方に向かって 赤気を吸入すると観じ
右手に 青色の霊珠が輝く様子を観じつつ
心臓に気を引き入れて 気が燃え盛る様子を念じ
西方に向かって 白気を吸入すると観じ
右手に 白色の霊珠が輝く様子を観じつつ
肺臓に気を引き入れて 気が燃え盛る様子を念じ
北方に向かって 黒気を吸入すると観じ
右手に 黒色の霊珠が輝く様子を観じつつ
腎臓に気を引き入れて 気が燃え盛る様子を念じ
中央に向かって 黄色の気を吸入すると観じ
右手に 黄色の霊珠が輝く様子を観じつつ
脾臓に気を引き入れて 気が燃え盛る様子を念じ
それぞれの色の気を吸入する。
「金光明最勝王経」
「金光明最勝王経」の一部でも
読経したり 書写したり 他者に教えたりする事で
無量無辺の功徳が得られるとされ
存命中に「金光明最勝王経」の4文字でも 受持する事で
死後に三十三天に生まれる事ができるとされます。
以下 「金光明最勝王経」の一部です。
「善男子（ぜんなんし）
菩薩摩訶薩（ぼさつまかさつ）
於第四地得陀羅尼（おだいよんじとくだらに）
名大利益（みょうだいりやく）
タドヤター・シリシリ・ダミニ・ダミニ・ダリ・ダリニ
シリ・シリニ・バイサラ・バーサバーサニ・バンダミテ・スヴァーハー
善男子（ぜんなんし）
此陀羅尼是（しだらにぜ）
過四恒河沙数諸仏所説（かよんごうがしゃすうしょぶっそせつ）
為護四地菩薩摩訶薩故（いごよんじぼさつまかさつこ）
若有誦持此陀羅尼呪者（にゃくうしょうじしだらにしゅしゃ）
脱諸怖畏悪獣（だっしょふいあくじゅう）
悪鬼（あくき）
人等（にんぴにんとう）
怨賊災横及諸苦悩（おんぞくさいおうきゅうしょくのう）
解脱五障（げだつごしょう）
不忘念四地（ふぼうねんよんじ）。」
「明薬光護が得られる」
虚心合掌をして
人差し指の先を 親指の先につけて
手印を結んだ両手を
頭頂→左肩→右肩→喉元→胸の中央の順番に移しながら
各処で 1遍ずつ誦します。
「ナモ・ラトナ・トラヤーヤ・ナモ・アーリャ・アヴァロキテスヴァーラヤ
ボディサットヴァヤ・マハーサットヴァヤ・マハー・カールニカヤ
タドヤター・オン・チャクラヴァルティ・チンタマニ
マハー・パドメ・ルル・ティスタジュヴァラ・アカラサヤ
フーム・パット・スヴァーハー。」
「オン・パドマ・チンタマニ・マハージュヴァラ・フーム。
「オン・スパラナ・パドメ・フーム。」
そのようにして 明薬光護が得られるとされます。
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