以下 ネットに投稿されていた体験談のコピペです。
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うちの祖父は、特に信心深かったというわけでもないような感じでしたが、
毎月、一升瓶を2本抱えて地元の神社へお参りに行ってました。
そして月参りの日には、必ずと言って良いくらい酔っぱらって帰ってきていました。
神主さんとも仲が良くて、月参りの日は神主さん宅で飲んで酔っ払っていました。
私も祖父を迎えに行ったことも何度もあります。
どうしてそんなにお参りに行くのかと聞いたことがあります。
祖父は、戦争に行っていたのですが、軍隊に入る際、
この地元の神社から見送られ、その時に先代の神主さんからお守りをいただいたのだそうです。
中国で祖父の所属する小隊が移動していたとき、
首に下げていた持っていたお守りのひもが切れて、服の中に入り込んでしまったので、
隊長に言って隊列から離れ、道に腰を下ろしてお守りのひもを直そうとした途端、
潜んでいた中国の兵隊からの銃撃により、隊員がバタバタ倒れていったそうです。
祖父は真っ青になり、「俺もここで死ぬのか」と思わずお守りを握りしめて、
目を瞑ってしまったそうです。
次に中国語で叫ぶ声が聞こえ、薄目を開けると、
周りから中国の兵隊がワラワラと出てきて、斃れた隊員たちの死を確認していました。
余りにも多い中国兵を見て、いよいよ死を覚悟した祖父は、
お守りを握りしめながら震えて立ち尽くしていました。
ところが不思議なことに、中国兵の誰もが祖父のことを気に留めないようなのです。
一人の中国兵が、明らかに祖父の目の前を通り、その時、確実に目があったそうなのですが、
中国兵は、気が付いているのかいないのか、
とにかく祖父はその場にいないことになっているみたいな感じだったそうです。
やがて、後続の部隊が中国兵を追い払い、そして祖父は助かりました。
「あれは、産土さんがワシを守ってくれたんだよ」
そういうことがあって、帰還後、祖父は毎月欠かさず一升瓶をひっさげて、
地元の神社にお参りをするようになったそうです。