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宮地神仙道

「邪しき道に惑うなく わが墾道を直登双手
または 水位先生の御膝にかけて祈り奉れ。つとめよや。」(清水宗徳)

「ノーシスタロット(続)」

2010年09月13日 | Weblog








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【マントラ:トゥム(TUM)】

(これも、各母音を伸ばして発音します。)

ノーシス儀式の間には、太陽ロゴスの界と、エジプトのラー、そしてトゥムと
コミュニケーションする。

「トゥム」は大変重要である。
Tは父、ORは子、Mは聖霊である。

このマントラはパワフルである。
ロゴスの秘力が我々に向けて引き寄せられるからである。
その刹那、奉献されたパンとワインの原子は、クリスティックなものに変換され、
キリストの血肉となるのである。

このマントラはチャンネルを開かせ、ロゴスに直接コミュニケートさせる。
原子がいと高きボルテージのクリスティックなものに変容される恍惚の間、
我々の内なる闇に光が灯されるのである。

それらのクリスティックな原子は、セト(悪魔)と我々の
戦いを助け、しかして深き闇の内にある我々は闇のうちの光となる。

これは決して、いたずらに、または遊びで発音してはならない。
なぜなら、秘密のうちにまし給う父が即座に下られるからである。
第一ロゴスである父は火であり、降られるものである。


(ノーシスでは、魂の永遠の乗り物である「黄金(太陽)の霊体」の創造を目指しますが、
その高次元の霊体は、莫大な「クリスティックな原子」が集合したものであるとされて
おり、様々な方法で太陽クリスティックのエネルギーを集める技法が伝えられます。)

………………

ノーシスタロットからの続きです。

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【カード12:使徒の職】

我々は、9のキー(カード)のように、人生の砂漠を歩くだけではない。
このカードでは、上下逆さまにひっくり返ってしまった。
覚者は、この世的な目には、逆の存在だからだ。


男は、両手にしっかりと握っていたコインも手放している。
だがその代わり、異なった種類の価値(財産)を培っている。
芸術・魂の気高さ・純粋科学・心理的洗練……といったものを。


しかし、だからと言って、我々が地上で暮らすのに、必要なものまで全てを拒否し、
例えば出家するようなことを意味するのではない。
そうした極端な盲信ではなく、物質的価値は、更に高い価値を生み出すために
使うということだ。

そして、自分の金銭的利益より、助けを必要とする人を救済することが優先してくる。

経済的に豊かであることは悪ではない。
ただ、金の奴隷になってはならない。
物質的な富に支えを見出すのはなく、このカードのように上から吊るされる――――
高次の力、意思に従って、物質を賢く使う――――ことを知らねばならない。


カードの左右にある2本の柱が、完全無欠に我々を支える。
12の数は一つのサイクル(1年の12ヶ月、黄道帯の12の星座宮のように)の完結でもある。





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