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北欧神話の中にはトール神という最強の戦神が登場しますが、
各言語の発音により、ソーン、ソール、ソーなど、呼び方の違いも
見られます。
この神には様々な伝承があり、オーディン神が主神となる以前には
トール神が主神であった事、巨人との戦いを果たした神であった事、
雷神、春神であり、豊穣神でもある事、神々と人間を巨人から守る神である事
などが伝えられていますが、過去の少女雑誌「マイバースデイ」系の
雑誌での北欧神話とルーン文字の特集では、画像のように「スルス(悪魔)」
と誤って紹介されてしまった事があります。
また、
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%88%E3%83%BC%E3%83%AB
・雷神である事から、ギリシア神話のゼウスやローマ神話のユーピテルと
同一視された。
・木曜日を意味する英語Thursday やドイツ語Donnerstag などは彼の名前に
基づく。
・北欧神話の軍神(古くは最高神)テュールとは別の神。
とも伝えられます。
トール神はミョルニルの雷槌をもって巨人を撃退したのですが、これに
あやかるルーン魔法も伝えられています。
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トールはオーディンに次ぐ偉大な神である。
北欧の人々は、雷の神であり、春の神であり、更に巨人族の恐るべき相手で
あると信じている。
そして子供の頃からずば抜けて体が大きく、力も強かった。
だから勇気と力を得るなら、トール神だ。
スウェーデンのウプサラには、オーディンに捧げた神殿があって、神聖な火が
永劫に燃え続けていた。
それを憎んだ巨人族の王、ウトガルデロックは、ある時神殿にそっと忍び込んで
その火を消し、建物を叩き壊してしまった。
怒ったトールは復習の旅に出て、ウトガルデロックの城で酒の飲み比べに
挑む。
ところが杯が底無しで、幾ら飲んでも酒はほんの僅かしか減らない。
「お前の力も大した事ない。」
ウトガルデロックはそう言うと、今度は猫を持ち上げてみろと言う。
ところがその猫も、足一本分しか持ち上がらない。
実はそれは全てウトガルデロックが作った幻惑で、飲み干そうとした杯は海、
猫は大地を取り巻いている大蛇だったのだ。
ほんの僅かとは言え、大海の水を飲んで減らし、大地の大蛇を足一本分でも
持ち上げるとは、さすがに物凄い力だと言える。
●魔法
トールは投げれば百発百中という斧を持っていた。
だから、もしあなたの目標がはっきりしている時には、トールの力を借りて、
あなたの狙いを成就させよう。
方法としては、トールを意味するルーン文字(画像)をブナの木片に刻み、
肌身離さず持っていればよい。
勿論、このルーン文字を卵の殻に書き込んでもよい。
そうすれば、あなたもトールの素晴らしい力を手の内に出来るように
なるだろう。
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「春が来た」
http://www.youtube.com/watch?v=pr-N1PDHmzk
女性による、とても綺麗な合唱です。