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宮地神仙道

「邪しき道に惑うなく わが墾道を直登双手
または 水位先生の御膝にかけて祈り奉れ。つとめよや。」(清水宗徳)

「微細な呼吸」

2006年10月15日 | Weblog
「無目的なおしゃべりも内的呼吸との
接触を妨害します。
この様なおしゃべりに捉われると、
思考と感情が掻き乱されます。
私達は同意したり否定したりして判断
しながら、恐らく議論や消極的な内向性に
陥っていきます。
この様な思索や感情のパターンは、私達の
内的呼吸の活性をしぼり取り、消耗した
感じにさせます」(タルタン・トゥルク)

技術の革新につぐ革新に伴ってインターネットや
携帯電話が登場し、またそれらの機能も常に向上
して人同士のコミュニケーションがスピーディーで
容易になった一方で、本当に意味や目的のある会話や
言葉が全体でどれほどあるのかと考えてしまう時が
あります。
中にはチャットや携帯電話の会話に依存している様な
方さえも時に見かけますが、人間の内側に対する
影響力は必ず考慮されるべきである様に思います。

作家に問題のあると言われる小説ですが、小説「リトル・
トリー」の中で、主人公の祖父が「言葉がもっと少なく
なったら、世の中のごたごたももっと減るのに。」と
嘆くシーンがあります。

言葉を使用する目的の大切さもまた、今一度見直される
べきかもしれません。
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