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宇ゐの里山徒然記

町屋暮らしの後、2013年10月北山杉の里、右京区京北町に移り住みました。
周辺の紹介と暮らしの事など綴ります。

板塀

2007年07月27日 | 町屋
強風などであおられた際にバッサリ倒れられてはタイヘン
ずっと気になっていた玄関横の板塀を直してもらった。


ビフォーアフターで見るとこんな感じ。

  ビフォー
      

  アフター
      


これで支柱もしっかりして一安心
色を黒っぽくして欲しいと伝えたらほんとに真っ黒に杉板を焼いてくれた。
やや焼きすぎかなぁ。。と思ったが
まぁこれでかなりの年数、板の反りもなく大丈夫だとのこと。
予算の都合もあり板塀のみ。
エクステリアはお金をかければいくらでも立派な物がつくのだが
やはり賃貸だしこの辺でよしとしよう。

今年の秋にはこの板塀の前に穿ってあるコンクリートの穴に
花の木を植えるつもり。
何の木を植えるかはまだナイショ。(って誰にナイショにするんだろうw)

板塀をお願いしたのが造園やさんだったので
南天の木もさっぱりと散髪してもらった。

これからの猛暑に植木などへの気遣いが増える時期である。
鉢植えにも根が土の温度上昇で腐らないようカバーが要るし
水遣りの時間も早朝か夕刻と限定される。
秋~翌梅雨時期までが出張がちなのでこの時期にはしっかり手を掛けてあげようと思うが
何せ(;´д`)ゞ アツイ!!

でも古い町屋は外の熱気が入らなければ
かなり室内はひんやりとしていてクーラーをつけずに済む。
扇風機の一台もあれば充分である。(今のところw)

クーラーがニガテな為、町屋暮らしを始めてからは
夏バテ知らずである
                 


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西陣のがまぐちやさん

2006年12月16日 | 町屋
今日、西陣は上七軒に町屋のがま口やさんがオープンした。
『まつひろ商店』さんである。




この文字は“宇ゐ”の文字を書いていただいた
西村佳子先生の手によるもの。

元々はがま口の金具やさんという特殊なものを扱っているお店で
本店は東山三条西入ルの有名なお店。

以前ここの若夫婦ご夫妻のご自宅が町屋ギャラリーをされていて
仕事でそのギャラリーを使わせていただいたご縁。
今度の新店舗は昔、御茶屋さんだった古い町屋を建具や収納もそのままで
内外装をリニューアルしての素敵なお店。
かわいらしいがま口がずらりと並べられ、
お店に伺う度に何か買ってしまいたくなる不思議な商品の顔ぶれだ。

 

女性は袋物が好きだと聞いたことがあるが
一応女性の端くれとしてやはりこういう“入れ物”の類には魅力を感じる。
よく男性が母親のことを“お袋”と呼ぶが関係あるのだろうか。。。

今まで東山のお店にも伺う度に何か買ってしまっていたが
今回もやはり買ってしまった。。。



上がちょっと大きめの印鑑ケース。仕事用のハンコ入れである。
新年を迎えるにあたり商売繁盛の言を担いで。
下は持ち運び用のバッグの中へ入れる化粧品入れ。
外側にポケットがついているので風邪薬を入れている。
金具専門店のがま口だけあってその“パチンッ”という締まり具合は
気持ちがいい。

京都の新たなスポットとなることは確実だろう。
来年はここの二階でイベントをさせていただきたいと思っている。
時代劇にでてくるような風情で調度品なども堪能でき
いくつもの楽しみが混在する催しにしたい。
着物姿も勿論いいが今度は袴姿のお客さんも期待しよう





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南天の色

2006年12月05日 | 町屋
黄金色の大銀杏を御所で見た。
あいにくデジカメを携帯していなかったので写真を撮れなかったが
明日からの出張から帰った来週にはもう葉が散っているかもしれない。
残念だが来年へ期待。

天気がよかったので車を洗う・・・
といっても急に寒くなり水も冷たいのでかなりのズボラ洗い。
留守の間、塀向こうの妙心寺の寺院庭の葉がかなりの量積もっている。。。

肩をつんつんする南天の実が何か主張しているようなので
写真を撮ってあげた。
車の色と同じ真っ赤である。
・・・もとい 車が南天色なのだったww




休みとはいえあちこち用事をかかえながらの一日だが
朝でがけにふと気がついたワンショット。

なんかほっこりする。


この影絵の正体はこれ↓。

この棕櫚竹も葉っぱ一枚半ほど背丈が伸びた。
この時期からは朝の冷え込み対策で縁側に避難。

今日は灯油を買い、夜も暖かく過ごせている。
こういう古い家は冬場、暖めている部屋以外は
『外』である。息も白くトイレへ行くのにもマフラーが欲しいwww
その代わり身体が緊張感を持つせいか風邪を引かないのよね

明日からは今年最後の出張
はやく来週が来ないかなぁ・・・



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長期ロード

2006年11月27日 | 町屋
一ヵ月半ぶりの更新である。
ここ一ヶ月は出張に次ぐ出張となり自宅に帰るのは月曜の午後から火曜日いっぱい。
水曜日から翌週月曜日まで毎週あちこちへ旅をしている。
旅というとイイもののような響きがあるが新幹線で毎週数時間かけて出かけ、そして帰ってくる繰り返しはかなりのストレスだ。

今月前半のまだ元気のあるときは窓から


こんな風景があり写真も撮ったりしたが
後半に入って天気がぐずつくと共にそんな気力も失せ
数日後にまた乗るであろう列車のシートに身を沈めると
寝るでもなく起きるでもない時間をぼーっと過ごす。

帰ると気になるのが庭の様子。
枯れてダメになっている木がないか元気がなくなってる鉢植えがないかのチェックをし、
無事を確認するとホッとする。

この時期は紅葉狩りのハイシーズンでもありとぼとぼと駅から家路につく道は
旅行ツアーの団体さんがお寺からの道を旗を先頭に大勢歩いている。

何故かみんな似た様なジャケットにパンツルック、小さなポシェットをたすき掛け。
年齢層も近いせいかほんとに何人追い抜いても同じ人が前を歩いているw

家に着くと帰るたびに色の深さを増す南天の木がお出迎え。

今年は築山と庭の南天がたわわに実をつけ重たそうにしなっている。
昨年入居したときとはその数はかなりの違いがあり
やはり水遣りや肥料をあげると違うものなんだと実感。

明後日にはまた新幹線での出張。
こんな日々がまだ2週間は続く
食生活も乱れ、家での用事やゴミ出しすらままならない・・・

出来ることなら月の半分にとどめて欲しいものだ。

聞いていますか?依頼主さん・・・
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杉皮のカビ

2006年10月17日 | 町屋
最近は秋晴れの日が続いている
とても気持ちがいいので洗濯や布団干し、掃除にチカラが入る。

今日は庭の雑草を取ろうと蚊取り線香を焚いて(まだいるのである・・・)
取り掛かる。
そろそろキレイになったかと思ったそのとき
ふと目を上げると気になる場所がある。。。

(  ・ _ ・  )ジー


杉皮の庭の塀にコケならぬ青カビが生えているのだ

庭石に腰掛けてしばし思案。
そして取り出したる“歯ブラシ”
これは想像以上に具合がよかった。
使い古いの歯ブラシを数本携え、バケツの水を掛けながらの作業。
汗ばむ陽気のなか快調にカビ落としに成功



これでなんとなくぼやけていた背景が少しすっきりした。

これからの時期は雑草の生え方もスローになるし
植えた木賊も少し成長してきた。
この庭はトイレや風呂場への廊下の脇にあり日に何度か通るので
しばらくの間はすっきりした庭を眺めることが出来る。



しかし、歯ブラシとバケツを持って
ヒドイ格好(苔を踏まないよう庭石を大股で踏みながら)での塀との格闘。
あまり人には見せられない姿であるw


(見たくないとは思うが・・・)  









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雨の侵入者・・・

2006年07月19日 | 町屋
朝、まだ雨が降り続いていた。。。

廊下から濡れた庭を見ていると

ササササ・・・      ・・・動く物がいる。

(◎_◎) ン? とよく目をこらしてみた。
最初は大きな蟲かとこわごわ動く物の方をみると
それはなんと。。。













な。。。ナント  蟹クン


なんでこんな街中に蟹がおるんやろ。。。
まぁ近くに“沢”に近い細い川があるのだが 
そこからも我が家の庭にたどりつくまでは二軒の庭を通過しないとである。


豊富な雨量の中を水の流れる道を川と間違えて移動してきたのだろうか。

これは格好のblogネタ とばかりにカメラを向けると

恥ずかしそうに岩陰に引っ込んでしまった





仕事に出かけている間も帰るまで居てくれるかなぁと
気になるw

これが同じ大きさの毛虫なら『はよ、どっかに行ってくれぇ・・・
と願うところなのだが、“蟹”となるとクンだかサンだかをつけたくなるくらい
愛らしい対象となるものだw
不公平な話である・・・。

幸い夕方仕事から戻った時にはまだいてくれた。
午後から雨が上がり、庭が乾き始めていたので
岩の辺りを中心に水をホースでかけてあげる。
随分待遇をよくしてあげているつもり

ここが気に入ったのなら名前でもつけてしまおうかと思ったが
陽が落ちたらいなくなってしまった

つかのまの闖入者だったが
おかげでここが“街中”だという意識が薄れてしまったw

また来てくれないかなぁ・・・
この次また立ち寄ってくれたら名前をつけてあげよう

てんぷらにして食べようなどとは決して思っていない



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三種の神器

2006年07月08日 | 町屋
ようやく雨が降らない日に時間が出来た。
庭のどくだみや雑草が気になっていてトイレやお風呂へ行く廊下を通る度に
にょきにょきとエネルギッシュに生えてきた雑草を恨めしく思っていたのだ。

何故だか今日は草取りをしようと思う日に限って雨が降るw。
やっと今日は出来るという時になってハタと思うところがあった。
虫や蚊への対策・・・
近所には緑も多く裏は竹が生い茂る静かだが虫も元気なエリアなので
蚊ももちろんパワフルである。

そこで登場するのが三種の神器なのだw それがこれw

    

中央のは“蚊遣り器”で蚊取り器とは言わないらしいw
どう違うのかわからないが風情があって←これより場所をとらないので
気に入っている。

作業にかかる30分ほど前にこの蚊遣り器で庭を燻しはじめ、
長袖を着て腰からはこの“お外で・・・・”の携帯用蚊取り器のファンを回し、
さらに虫除けのパウダースプレーを手足や首にシュっとしてからの開始

結果、実に快適に且つ集中して草むしりが出来た。
すっきりした庭はやはり気持ちがいいものである

    


しかしこの状態もあと数日後にはまたもや毒ダミの芽がチョロチョロ出始め
1週間もしたらまたもや立派に成長した草どもが葉を広げるようになるのだ。

この雑草とのバトルは晩秋まで続きそうである。。。


そして今日、ショックなことをやらかした・・・

   

   あちゃ~~・・・

形ある物いつかは壊れる・・・とはいえ気に入っていた蚊遣り器なのに・・・

ま、慌てず騒がずアロンアルファで直しました
今は再びほのかな蚊取り線香の香りを漂わせています。メデタシメデタシ


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西陣ライトアップ

2006年06月05日 | 町屋
昨日、今日と西陣は大黒町というエリアでライトアップイベントが行われた。

上七軒の通りもそうなのだが大きな建物が多い浄福寺通り沿いの大黒町は
格子からもれる光が美しく幻想的な風景となっていた。



西陣の中にある・・・というと軒と軒が狭い路地を挟んで並んで・・・という
印象を持たれがちなのだが、ここ大黒町は道路も整備されて広く
大きな町屋や家が並ぶ綺麗なスポットとなっている。
帯メーカーさんや機やさんが並ぶこの界隈。
いつもは静かなのだが今晩はそぞろ歩きの人達やイベント参加の学生さん達で
穏やかな賑わい。

  

ホールではイベント(エッセイストの遠藤瓔子先生と精華大の学生さん達によるトーク&きものショー)もあり、
帯やさんのはからいで美味しい京野菜餃子も販売された。

曇天ではあったが雨も降らず、通りには水も打たれ夜の心地よいひんやりさが増す。
単衣大島を着て餃子をほおばりながらwのゆったりとした時間を楽しんだ。


 

     


今日のこのひと時は伸び悩む趣味の“将棋”のこともしばし頭から離れw
(趣味なのだがケッコウ真剣に自分のアホさに嘆く日々を過ごしているのである・・・)
季節の空気を感じることが出来る京都の趣きに感謝。。。

     


















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油を売っているところw

2006年05月17日 | 町屋
昨日午後、雨が上がったので 久々に自転車で散策  

自転車で出動する時は、行き先が一方通行だらけや路地裏などを回りたいときである。
本日の目的地は千本下立売東の『山中油店』。油製品専門のお店である。
いわゆる油ばかりを売っているのだが
とてもいいお店でまじめにお仕事をされている

扱っておられるのは実に多種の油で
一般的な食用油はもちろん、イタリアからの厳選エキストラヴァージンオリーブオイル多種!
そして今回の目的の一つの建築工芸用油。
他にはバジルペーストやドライトマトのオイル漬けなどの瓶詰め製品などなど。

このお店のラインナップ、どうもハマりそうである・・・
イタ飯好きであるためにオリーブオイルは垂涎のものばかり。
そして最近知人のGさんに教わってマイブームとなってる野菜のナムル

ほうれん草やもやし、大根、にんじん、きゅうり
さっと湯がいたり塩で揉んだりしてしんなりしたところに
塩とほんの少しのお醤油、そして“ごま油”をたらし半ずりのゴマをまぜて出来上がり

簡単、美味しい、飽きないの三拍子がそろい、今までのドレッシング類がたそがれてしまっているw
生食のためのごま油なので香り、質ともにいいものをと思い
数種を“試飲”させていただいて一番香ばしく、コクのあるものに決定!

そして内外装のための“菜種油”とべんがら二種をGETした。



↑五合瓶のごま油と菜種油、
そして小さい瓶は将棋のツゲ駒を磨くための椿油。
一番手前が茶ベンガラと黒ベンガラ。

菜種油は木材によく滲みこみ防腐・防虫に役立つし
椿油は水ぶきする掃除の際にバケツの水に数滴垂らすだけで
木にいいツヤが増してくるらしい。

他にもオリーブオイル等欲しい物があったが、
これ以上は自転車のカゴに瓶が乗りきらず次回に。
 だったら大出費になるところだった・・・ 

帰りに山中油店さんから徒歩数秒の 築100年の町屋カフェ『綾綺殿』で珈琲をいただいてくる。
平安時代に天皇の居所だった内裏の中に舞や内宴が行われていた殿舎『綾綺殿』があり、
そのカフェの場所がそうだったらしい。
目下市内では『楽町楽家』というイベント期間中とのことで
6月2/3/4日に西陣と上七軒でライトアップもされるとのこと。
やはりその時も  がベストのようである




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短所が長所に???

2006年05月10日 | 町屋
この写真、本日撮影したものである。

寒い四月・・・桜も咲く時期をおろおろ探すほど
個人差(個樹差?w)が出て、
毎年3月末には開いてたいつも見る桜も4月1週目という遅さだった。

当然生活にもその余波はある。
三部屋続く和室の真ん中でほとんど過ごすのでエアコンが届かない為
冬の暖房器具の主役はストーブ。
炬燵は嫌いではないが、元来不精な性格の為それを助長するような物はご法度。
そして、寒がりの私は灯油を切らすということに神経質になっていた。

古い家なので1階がいつもひんやりしているのは当たり前なのだが
普通の人がちょっと肌寒さを感じる気温だと部屋はそれより2~3度低い。

とうとう4月の下旬にガマンできなくなり灯油を10L買ってしまった
その灯油がまだ残っている。。。
使い切ろうと少し涼しい日を狙って炊いているのだが
これが不思議と不快感がないのである(´m`)
部屋の仕切りを開け放っているとほこっとする程度なので
今も炊いている。
今日は5月も2週目だというのにねぇ。
寒い町屋も“灯油を使いきろう!”という行為には便利なものだ(謎

密閉された住居ではないということの良さは他にもある。
湿気が入っても出るのも早い。
入ってきた虫も出て行くところがたくさんあるし・・・
魚を焼いたり、ニンニク料理の後も翌日にはニオイは残らないのだ。
生ゴミにさえ気をつけていたらいいのである。

家自体が『呼吸』しているのだ。
多少の歪みや虫たちの挨拶には大目に見てあげなければいけないなぁ。。。

これから到来する蚊のシーズンにも
この家でどう立ち向かうのか実際に過ごしてみないことにはわからない。
裏が妙心寺の竹藪なので恐怖ではあるが、
蚊遣り器を買い足してしっぽが出るほど燻してみようと企てている。

コメント (8)
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