宇ゐの里山徒然記

町屋暮らしの後、2013年10月北山杉の里、右京区京北町に移り住みました。
周辺の紹介と暮らしの事など綴ります。

残暑の終わりに

2010年09月24日 | 季節
昨晩は久々に着物着て木屋町の“床”のあるお店へ
行った先は“amore”(HP= http://www.kiwa-group.co.jp/restaurant/i100455.html)というイタ飯屋さん。


床というかテラスでの食事ができる。
この日は日中が雨だったかが夕方から雲が切れ始めて雨があがり
涼しいというよりか肌寒いほどの気温となった。
まぁ、着物を着るのにはちょうどいい感じ
そしてそして、テラス席からは美しい十六夜月。








雨上がりの澄んだ涼しい空気の中、輝く月を堪能できた。

この時期の月が歌に詠まれたり、風情を楽しんだりするのに登場するのは
月が浮かぶ場所によるらしい。
夜の7時~9時で東の空に首が疲れない角度で見られ、低くも高くもない。
縁側から塀の上にぽっかりと浮かぶ月を眺める風情は日本人の情緒を確実にくすぐる。
虫の声やススキの穂など小道具も万全だ。

もっともこの日は鴨川や宮川町の街並み、そしてイタリア料理が御供だった。


夏の床は京都の名物ではあるが、実際にご飯を食べる場としては
今の時期の方が居心地がいいかもしれない。
特に今年は夜も気温が下がらなかったので8月ではさぞや暑かったことだろう。
数日前まで残暑が厳しかったので急な秋の深まりとなった。

昨日は風もなかったので埃っぽくもなく食事も十分楽しめた。
このお店のピザは薪を使った窯で焼いていて美味しい。
さて、来年はどこで中秋の名月を鑑賞できるかな



コメント (2)
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