宇ゐの里山徒然記

町屋暮らしの後、2013年10月北山杉の里、右京区京北町に移り住みました。
周辺の紹介と暮らしの事など綴ります。

花子族

2006年04月25日 | 美味しいもん
母親が来洛した。
観光客である。
関東に住んでいるために、娘の住んでいるところという感覚よりも
京都遊びに来ている感の方が強い。
だから 普段食べているものよりも、ちょっと『特別』がしたいようである。

そこで、私も便乗するのだからと美味しそうなものを求めてネットをウロウロした。
テーマは身体に優しい食べ物。

候補をいろいろ挙げてみて、結果『柚子屋旅館 一心居』に決定。
八坂神社のすぐ南隣に『柚子屋旅館』のこんな↓ひっそりとした入り口がある。



旅館なのだが食事のみもできるおしゃれなスペースがあるのだ。

    
      席からの風景



お目当ては“鯛柚子ぞうすい”(写真は暗くてボケました<(_ _;)>)
二人で違うものを注文しようということで私は
“棒すし御膳”↓



平日だったしさぞや空いているているだろうと思っていたら
意外と席はうまっていた。
母『京都の人もこういうところでご飯食べるのねぇ。。。』
私『まさかっ
母『だって一人で食べてる人もいるよ?』
私『なんで一人でお昼からこういうの食べるのよw』

どういった状況を想像してもそれはないように思うのは私だけであろうか・・・

この棒すし御膳、優しい味で美味しかったw
そうか。。。観光の人の方がこういうのを食する機会に恵まれるのか
と感慨も深く、京都のものは京都の人のもののようでそうでないところがあるのだなぁと改めて思った。

まぁ“京都へ来たゾ!”という実感は私が普段行きつけているお店ではだめかもしれないw
帰りしな、母が思い出したように
『そういえば、ここTVで芸能人がご飯食べて紹介していた。。。』
(-_-)ウーム・・・どうやら母は確信犯だ・・・
そんなこととは知らずに“いいトコロ見つけた~”とばかりに嬉々と連れて行った私・・・
(母にはお店の名称のみ言っていた)

結果オーライだったにせよ今日は“花子族”してみました




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満開!御室桜

2006年04月18日 | 京都風景
そろそろかなぁ~ と思っていたご近所の仁和寺の桜。
名勝“御室桜”として遅咲きの見事な桜である。

天気も花曇かはたまた黄砂かというようなもや~っとした日。
徒歩約5分だったが着いた時には幸運にも陽がしっかりさしてきた。

樹高が低くこんもりと湧き上がる雲のような満開の御室桜。

  

大半が『有明』という種類らしい。

私個人としては ここまで満開の桜よりも
少し葉が出て散り始めたころが一番好きなのだが
今日は九分咲きから満開といったころで花がまだしっかり枝についている。
“桜吹雪”となるのは2~3日後だろうか。。。



まぁ ごちゃごちゃ言わずに桜ショットをいくつか。





↑この桜は「におい」の部分(花弁の根元の方)がほんのりと色づいていて色っぽい



    

↑八重桜も美しい。


もういい、わかったと言われそうなのであと一枚。





満開の桜を見ていると何故か悲しくなるときがある。
良寛の句や鶴田浩二の歌(ネットで知りましたwほんとw)ではないが、
桜好きの日本人は咲いている桜と同じぐらいはらはらと散っていく花への
思いが強いのだと実感。。。。。


来年はもう少し遅めに出掛けてみよう。

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FIFAが認めた文字Ⅱ

2006年04月13日 | 
先日 書家の西村佳子先生が拙宅へ泊まりに来られた。
その際に襖に文字を書いていただいた。 

高級な和紙素材の襖・・・というわけでは決してない
しかし、筆を下ろしてから数秒で一気に書き上げたその文字は
繊細で勢いのある素敵な文字だった



上の写真は『ゑひもせす ん』を書いているところ。

そして書き上がった襖 ↓



“うゐのおくやま”“ゑひもせす ん” と字が部屋に躍動した。

うゐのおくやまけふこえて(有為の奥山 今日越えて)
あさきゆめみしゑひもせす(浅き夢見じ 酔いもせず)

『この無常の、有為転変の迷いの奥山を今乗り越えて
悟りの世界に至れば、もはや儚い夢を見ることなく、現象の仮相の世界に酔いしれることもない安らかな心境である』(『にほんごであそぼ コニちゃんコーナー』より)

西村先生は 虚構の世界に酔うことなくクールに生きて欲しい・・・
という思いを込めて書いてくださったのだ。

そしてもう一箇所 隣の和室の襖にもデザイン的に筆を走らせていただいた文字がある。



“り” “ち” “ふ” なのだが こちらは特に意味を持たせずに
構図重視で書いていただいた。

かくしてこれらの文字は我が家の宝物となった。


西村先生の トヨタカップのカタログ用に書かれた文字の写真を
ある方にいただいたのでご紹介



実物は入手できません・・・
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町屋で将棋オフ会♪

2006年04月09日 | 将棋
我が家の内装も少しずつ形になってきた。

そこでここのところ少し遠ざかっていた将棋なのだが
集まっていただけるということでネット将棋(将棋倶楽部24)のお友達に
我が家にお越しいただいて将棋デーとなった。



集まった方の棋力(将棋の実力)は恐ろしいくらいに高く、未だ初心者同然の私には
およそ気楽に指せるような方はいない。。。

それでも観戦して楽しく、席主w兼お茶係としてうろうろしながら
レベルの高い将棋と触れることができ幸せな一日だった。

記憶力が減退していることに危機感を持ってはじめた将棋なのだが
その奥の深さはたいへんなもので、やればやるほど深みにはまっていく・・・
その割には棋力は一向に上がらずヘボ将棋を繰り返してはいるのだが
やっぱり面白いのだ。

一時期 将棋の本を買うと強くなるような気がして買いあさった時期があり
そのコレクションはそこそこのものなのだが50冊を越えたあたりで
買っただけでは棋力が上がらないことに気がついた

今回のオフ会でまた将棋熱が復活してきたので
再び連敗街道をひた走る日々に突入していくことだろう。
それでもたまに勝った時の嬉しさは格別で
この嬉しさはいつも強い人にはわからない私の密かな楽しみなのかもしれない

この次のオフ会には強い人たちがちょこっとでも困るような手が指せるように
がんばろーー!! 

コメント (14)
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