宇ゐの里山徒然記

町屋暮らしの後、2013年10月北山杉の里、右京区京北町に移り住みました。
周辺の紹介と暮らしの事など綴ります。

常照皇寺の白藤

2015年05月07日 | 京北町のこと
新緑みずみずしい京北山国地域の山里にある常照皇寺。

室町時代、光厳天皇(法皇)による開山である。臨済宗天竜寺派。

天然記念物の『九重桜』で有名だが、今日は白藤が満開。


  



連休明けの平日のためか、貸し切り状態。

方丈からの眺めも独占。



       


       





樹齢推定640年の桜の根元はよじれて老木の象徴のようなほこらが見える。


       



思わずじゃんけんをしたくなるような楓の花。


       



そして近所のアヤメ。


       


春の穏やかな一日。







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山藤の脅威

2015年05月02日 | 京北町のこと
晴天が続いている。

車で走るのにいい季節と気候だ。

最近かなり気になっている花がヤマフジ。


  


遠目にも藤色のきれいな色に気がつく。

ただ、ちょっと量が多くない???

部分的に見るのは美しい色の花なのだが、

こうなって↓


 


そしてこうなると、、、


 


あわあわ(・_・;) 木が藤に覆われてしまっている。

生命力の強い植物なのだろう。

この藤に絡みつかれた木はどうなるのかな。

気のせいか去年よりも範囲が広くなっている感じもする。

山に手が入らないとこうなってしまうのだろうか。

ということは山が荒れているという象徴のような花なのかもしれない。


放置山林がどんどん増えて、山全体がこの山藤に覆われてしまうなんてことになったら

ちょっとSFのような話だ。

GWの山は藤色です。。。なんてちょっと怖い。

去年は5/7のブログもやはりヤマフジの話。引っ越して間なしだったがこのスゴいヤマフジ群には驚いた。



北九州市の『河内藤園』は

まさに観賞用のノダフジ。世界が認めるこの藤園は人の丹精のたまものだ。

種類は違っても同じ藤なのにまさに間逆の環境といえる。



自然の中のヤマフジも確かに綺麗なのだが、その背景を考えるとのんびりは見ていられない事態が迫っている。

そのせいか、よりいっそう藤が妖艶に見えてくる。

山がヤマフジに絡めとられないよう山林所有者や管理者さん、がんばって欲しいところ。

もしくは何かヤマフジの花で染料を作るとか、蔓で雑貨を作るとか。


“綺麗な花には棘がある”という言葉があるが

これからは

“綺麗なヤマフジに山を絡め盗られる”



まぁどちらも怖い。。。






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