0029_魔物の誤解⑩(闇の門)裕也日記
墓石は、良く見ると、ただ石である。
歪(いびつ)に欠けてた石もある。
形は様々だ。
ただ、規則正しい間隔で整列してあった。
中心に行くほど大きく古く成っていく。
3人は中央についた。
中央に置かれている石は、美しく磨かれていた。
この石だけは、規則正しい5角形の形をしている。
エジェ「やっぱり守られてるのよ」
メンディア「確かに荒らされてない」
裕也「文字が刻まれてるね
なんか古い文字
エジェ 読める?」
エジェ「アクティスとサンディアの主の街」
裕也(サンディア!
俺が合体した
俺の守護神)
エジェ「石板がある」
五角柱の根元には、緑の石版があり、その緑石板には
木の蔓(つる)が描かれていた。
その蔓は中央から四方に伸びている。
メンディア「あ
私の家に代々伝わる本の印に似てる
力の流れを現すの
この蔓は」
エジェ「うそ
私んちにも有るよ
その紋章の本」
二人は目を見詰め合った。
裕也が遮(さえぎ)るように言う。
「手形が二つ」
緑石盤の中央には手の形をした窪(くぼ)みが2たつ並んでいた。
「左手だね両方」
「二人とも左手を置いてみて」
エジェは左側、メンディアは右側に並んだ。
エジェ「裕也の手についた位置がいいね」
手を置く。
「エジェ 夢で何か唱えた?」
エジェ「分からない」
3人は考えていたが思いつかない。
(なにも起こらない?)と思ったとき。
突然。
蔓から青光と白光が流れ出す。
5角柱の正面でぶつかる。
光の炎は中央で噴出す。
やがて、
真ん中で5角柱に吸い込まれていく。
青白い光の炎りは次第におさまり。
光を失い。深い闇が開く。
つづく
墓石は、良く見ると、ただ石である。
歪(いびつ)に欠けてた石もある。
形は様々だ。
ただ、規則正しい間隔で整列してあった。
中心に行くほど大きく古く成っていく。
3人は中央についた。
中央に置かれている石は、美しく磨かれていた。
この石だけは、規則正しい5角形の形をしている。
エジェ「やっぱり守られてるのよ」
メンディア「確かに荒らされてない」
裕也「文字が刻まれてるね
なんか古い文字
エジェ 読める?」
エジェ「アクティスとサンディアの主の街」
裕也(サンディア!
俺が合体した
俺の守護神)
エジェ「石板がある」
五角柱の根元には、緑の石版があり、その緑石板には
木の蔓(つる)が描かれていた。
その蔓は中央から四方に伸びている。
メンディア「あ
私の家に代々伝わる本の印に似てる
力の流れを現すの
この蔓は」
エジェ「うそ
私んちにも有るよ
その紋章の本」
二人は目を見詰め合った。
裕也が遮(さえぎ)るように言う。
「手形が二つ」
緑石盤の中央には手の形をした窪(くぼ)みが2たつ並んでいた。
「左手だね両方」
「二人とも左手を置いてみて」
エジェは左側、メンディアは右側に並んだ。
エジェ「裕也の手についた位置がいいね」
手を置く。
「エジェ 夢で何か唱えた?」
エジェ「分からない」
3人は考えていたが思いつかない。
(なにも起こらない?)と思ったとき。
突然。
蔓から青光と白光が流れ出す。
5角柱の正面でぶつかる。
光の炎は中央で噴出す。
やがて、
真ん中で5角柱に吸い込まれていく。
青白い光の炎りは次第におさまり。
光を失い。深い闇が開く。
つづく