'ROUND MIDNIGHT

ソウルにジャズ、ボサノバ、シティポップ、そしてビールが大好き(^^)お気に入りの曲やアルバムを紹介しています... ♪

Berardi Jazz Connection / Anyway

2010-12-12 10:02:14 | Jazz

先の「2010-10-29」に既発の『The Way I Like』(2006)と『Do It!』(2008)を同時紹介した「Berardi Jazz Connection」...(^^)

Franceso Lomagistro」(ds)と「Ettore Carucci」(p,ep)を中心とするイタリアのジャズ・ユニットですが、その活動拠点はイタリアとは言えローマやミラノ、ナポリといった大都市ではなく、石畳と古びた家々が連なる南イタリアの小都市「ターラント」なんだとか...

そんな彼らの新作が間髪入れずに(と言うのは当ブログにおいてだけど...笑)登場...♪

Berardi Jazz Connection / Anyway (P-Vine, Japan, PCD93367, 2010)

01. Walking In The Village
02. The Right Time
03. Love Recipes (featuring Kelly Joyce & Joe Pisto)
04. Mrs. Miranda (featuring Ana Paula Lopes)
05. Indecision
06. Running Away
07. Never Without Love
08. Taste The Funk (featuring Orlando Johnson)
09. Just Let Me Be (featuring Joe Pistro)
10. Zioma
11. Ironic Song

Personnel : Franceso Lomagistro (ds), Ettore Carucci (p,ep), Camillo Pace (ab), Antonio Pertuzzelli (eb), Vincenzo Presta (ts), Max Ionata (ts on 06, 07, 10), Andrea Sabatino (tp), Fabio Morgara (tp on 02, 10), Giuseppe De Marco (tb on 03, 04), Cesare Pastanella (per on 04, 06, 09, 11)



メンバー的には「Fabio Morgara」(tp) あたりが今回初参加で、超売れっ子大人気の「Max Ionata」(ts) は前作から引き続きゲスト参加、

その一方で「Vincenzo Presta」(ts) と「Andrea Sabatino 」(tp) の二人は1枚目から参加しているところを見ると準レギュラーと見て良さそう...(?)

そしてヴォーカリトは今回分かりやすいように曲名の隣に「featuring」で標記...(^^)

内容的には、良い意味で1、2枚目と特に変わったところはなく、メーカーのインフォにもあるとおり、

『ニュー・ジャズ系のバンドの中でもクラブ・オリエンティッドに流れすぎることのない、ハードバップへの憧憬やヴィンテージなジャズの温もり溢れるサウンドは他のバンドと一線を画するもの』...とはまさに的を得たもの...(^^)

パーカッシブなリズムにオリエンタルなムード漂うバップ・ナンバー「01」にはじまり(しかしこれってパーカッションがクレジットされていないってことは全部ドラムス?だとしたらスゴすぎ...笑)、

ウリでもある「Ettore Carucci 」のフェンダー・ローズが大活躍の「02」、これまた間奏のエレピ・ソロがカッコいい男女ヴォーカルによるR&Bナンバー「03」、

キュートな「Ana Paula Lopes」のヴォーカルをフューチャーし、間奏のピアノ・ソロもゴキゲンなボッサ・ナンバー「04」、

彼らのジャズへの思いが伝わるストレート・アヘッドな「05」、待ってましたと「Max Ionata」(ts)が登場する高速ハード・バップ「06」、

同じく「マックス」のテナーがしっとりと歌いあげるバラッド「07」、「Orlando Johnson」(『Turn The Music On』のヒト?)のMCとヴォーカルをフューチャーしたファンク・ナンバー「08」、

再びとっても渋い声をお持ちの「Joe Pistro」をフューチャーしたボッサ・ナンバー「09」、「フランチェスコ」の小刻みなリム・ショットをバックに「Fabio Morgara」のペットと「マックス」のテナーが冴えまくる「10」、

ラストはストレート・アヘッドな「11」で締めくくり、今回もヴァラエティに富みつつもアルバム通して違和感を感じさせないのは、これまでに培ったセンスの賜物以外になしの快作...♪

では爽快なボッサ・ナンバー「04」の自作ムービーを試聴がわりにどうぞ...♪(2010.12.19追加)



↓iTunes Storeで「Berardi Jazz Connection / Anyway」を試聴または購入する

Anyway - Berardi Jazz Connection



Anyway  Do It!  The Way I Like



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