'ROUND MIDNIGHT

ソウルにジャズ、ボサノバ、シティポップ、そしてビールが大好き(^^)お気に入りの曲やアルバムを紹介しています... ♪

Till Bronner / At The End Of The Day

2010-12-09 12:53:32 | Jazz

前作『Rio』(2008)では、ゲスト・ヴォーカリストを招きステキな「ボサノバ」を聴かせてくれたドイツのイケメン・トランペッター&ヴォーカリスト「Till Bronner(ティル・ブレナー)」...

そんな彼の新作は、ズバリ言っちゃえば(少しジャズっ気を含んだ)「A.O.R」作品...(?)...♪

Till Brornner / At The End Of The Day (Universal, Germany, 2751368, 2010)

01. And I Love Her (John Lennon, Paul McCartney)
02. After You've Gone (Henry Creamer, Turner Layton)
03. Human (Flowers, Kenning, August)
04. I'm Through With Love (Fud Livingston, Matty Malneck, Gus Kahn)
05. Summer Breeze (James Seals, Dash Crofts)
06. We Said It All (Brornner, Sutton, Simms)
07. Your Life (Brornner, Lindblom, Wolbeck)
08. I'm Only Human (James Harris, Terry Lewis)
09. Space Oddity (David Bowie)
10. If I Saw You Tomorrow (Brornner, Griggs)
11. I Wanna Be Around (Johnny Mercer, Ann Sophie Wimmerstedt)
12. Everybody's Got To Learn Sometime (James Warren)
13. Air (Bach)

Personnel : Till Bronner (tp,flh,vo), Roberto DeGioia (p), Timothy Lefevre (b), Martijn Vink (ds), Chuck Loeb (g on 01,10), Karl Schloz (g on 02,04,11), Larry Goldings (org), Chris Walden (string arrangements), etc



内容的には今回は自身によるヴォーカル曲を中心にインスト曲は2曲のみ...

楽曲は「Betales」などのカバーを10曲にオリジナルは3曲ということで、ほぼカバー・アルバムと言って差し支えないのではないかな...(?)

まずは生ギターの響きが心地良い得意のボッサ・アレンジによる「Beatles」の「01」からして、まんまと「ティル」の術中にハマっちゃう感じで(笑)、ノン4ビートということもあり、こりゃ「ジャズ」というより「A.O.R.」として楽しむのもアリじゃない(?)といったところで、冒頭の一言にはそんな気持ちがあるわけ...(^^)

ジャズ・スタンダードの「02」となるとさすがに4ビートとなるものの、(良い意味で)ラフで気難しい雰囲気はないので気楽に聴けると思いきや、続く「03」はタイプ的に明らかに「カントリー・ウエスタン」で、これまでの流れだと違和感を感じそうなものの、ここは「ティル」の色気を持ってして難なくクリア...(笑)

続くジャズ・スタンダード「04」も至ってナチュラルに進めるなか、『これは!』と思わせるのが「Seals & Crofts(シールズ&クロフツ)」というポップス・デュオがオリジナルという(ワタシは未聴)「05」で、ワタシ的には嫌がおうにも「Isley Brothers」の『3+3』との比較になってくるわけだけど、ここも「爽やか」アレンジで「アイズリーズ」とは違った魅力をアピールするあたりはサスガ..(^^)

他「Human League」の1986年のヒット曲「08」(原曲のプロデュースは「Jam & Lewis」でタイトルは「Human」だけど「03」と区別の意味で「I Only」が付いたものと思われる)、「David Bowie」の「09」(インスト)、「Tony Bennett」の「11」(「Kenny Rankin」を思いだしちゃう...^^;)、「The Korgis」の「12」といったポップスのカバー曲(ワタシは「08」以外知らないけど...笑)の合間に、

3曲ある「ティル」のオリジナル(いずれも哀愁感あふれる良い曲です...^^)が違和感なく溶け込み、

最後はストリングスを配した「バッハ」で締めくくるわけだけど、ここにきて「アルバム・タイトル」の意味に気が付くオレってニブすぎ(?)...(笑)

まあ、いずれにせよタイトルに偽りなしのムードにあふれ癒し度バツグン、しいては「飲み過ぎ注意」(笑)のオトナのための1枚...♪



At The End Of The Day

↓iTunes Storeで「Till Bronner」の楽曲(当作は今のところナシ...^^;)を試聴または購入する

Till Brönner



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