George Essihos, Joey Smith, Don Leppard / Extraordinary Measures

先日紹介した『Bob Badgley and Stefan Karlsson with John Abraham / Tranquility』は、寺島靖国氏の『JAZZピアノトリオ名盤500』で紹介されたものだったけど（^^）、

本日紹介するのは、ジャズ鑑賞集団「MOONKS」が選ぶ『幻の廃盤/ レア盤掘り起こしコレクション』にも取り上げられたという、

カナダのピアニスト「George Essihos」が率いるトリオの、1993年11月から1995年3月にかけての地元でのライヴ音源をまとめたというコチラの作品... ♪

■ George Essihos, Joey Smith, Don Leppard / Extraordinary Measures　(Self Released, Canada, V137, 1993)　

01. I'm Beginning To See The Light
02. A Foggy Day (In London Town)
03. Blue Frederic (on a theme of F. Chopin)
04. Some Other Time
05. Tenderly
06. Willow Weep For Me
07. Blue Bossa
08. In a Sentimental Mood
09. Emily
10. Body and Soul
11. Yesterdays
12. I'll Remember April

Personnel : George Essihos (piano), Joey Smith (bass), Don Leppard (drums)

Recorded during live concerts and studio sessions from the fall of 1993 to the spring of 1995

---

まあ「寺島」氏にしろ「MOONKS」にしろ、100%信頼してるわけじゃないけど（^^;）、先日の『Bob Badgley and Stefan Karlsson with John Abraham / Tranquility』とコレはかなりイイんでないかい（？）...（^^）

というわけで、動画創ってみたんで試聴がわりにと、まずは（↑）と重なるコチラから... ♪

◆ George Essihos, Joey Smith, Don Leppard / Some Other Time



そしてもう１曲は「Kenny Dorham」作のジャズボッサのスタンダードとなるコチラ... ♪

◆ George Essihos, Joey Smith, Don Leppard / Blue Bossa



コレらとともにバラッドの「10」もものすごくイイんで、機会があったらまた... ♪

しかしコレじゃレビューになってないんで、以下は「Catfish Records」サンの商品ページより...（^^）

カナダ-ヴィクトリア・シーンの顔役的なベテラン・ピアニスト:George Essihosの、本盤は、トリオ編成による1993年11月から1995年3月にかけての地元でのライヴ音源をまとめた人気の高い旧作。曲はスタンダード中心。ガーランド系統の軽妙洒脱さとピーターソン似のダイナミックな豪快奔放さ、をバランスよく兼備した、親しみやすい職人肌のファンキー・バップ・プレイでどこまでもハートフル&スインギーに楽しませる、単純明朗な寛ぎエンタテイメント路線の好投編、である。曲・場面によって緩急のメリハリも細かくつけられながらの、終始輪郭のクッキリした小気味のいい闊歩邁進が続き、主役pの、平明で表情豊かな、熟練エンタテイナー然とした懐深い旨口のストーリーテリングが溌剌と爽やかに見せ場を形成してゆく。玉転がしタッチによる軽涼なブロック・コード技を美味しく活かしきった寛ぎ小唄的フレージングと、より重厚で勢いのあるスピーディーな跳躍バウンド感一杯の立体的アクション・プレイ、を二本柱に、各曲の冒頭イントロ部分他でのソロ・ピアノ場面ではちょっとゴージャス&エレガントにハッタリを利かせたセミ・クラシック調のきらびやかなバラード表現にも中々の芳醇味を発揮して見せるp者の、温かな人情味とキャッチー&ブルージーな歌謡フィーリングに貫かれた名人芸の冴えは絶品で、その、肩の力を抜いてやや荒削りっぽく気楽に駒を進めてゆく、自然でオープンな語り口の妙が何より得難い魅力を成している。テンポのある直進バップ・スイング、スロー・バラード、歯切れよく楽しげに舞い躍るボサノヴァ調、等々、起伏充分の劇的な道程の中で、b&dsのツボを押さえたカッチリ堅固でイキのいいサポートもテイスティーに際立ちながら、主役pの気さくで含蓄深いおおらかな真性メロディスト&スインガーぶりがスカッとした会心の花実を咲かせてゆく、ゴキゲン度抜群な理屈抜きの豊穣娯楽作品。

---

　　

---

　　　　　　　　

---