Najponk, Honzak, Fishwick / The Real Deal

たまにはCDも紹介しないとね...（^^）

というわけで久し振りのCDレビューは、ジャズ畑から現役の中では個人的にイチオシのチェコ出身のピアニスト「Najponk (ナイポンク) 」を中心とするトリオの最新盤...♪

■ Najponk, Hozak, Fishwick / The Real Deal　(Animal Music, EU, ANI030, 2012)

01. Love Letters　(Victor Young)
02. I'll Remember April　(Don Raye)
03. Softly As In A Morning Sunrise　(Sigmund Romberg)
04. Too Young　(Sidney Lippman)
05. Listen Here　(Eddie Harris)
06. Sonora　(Hampton Hawes)
07. Just A Closer Walk With Thee　(Traditional)
08. Smile　(Charles Chaplin)
09. Wahoo　(Bennie Harris)
10. Solitude　(Duke Ellington)
11. Based On Bach, Bird & Trane　(Najponk)
12. Je Te Veux　(Erik Satie)

Personnel : Najponk (piano), Jaromir Honzak (bass), Matt Fishwick (drums)

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以前は「Robert Balzar」(b) と「Martin Sulc」(ds) とのコンビが多かったものの（過去記事「Birds in Black」）、前作は「George Mraz」(b)と「Martin Sulc」とのコンビと（過去記事「Night Lights」）最近はメンツを変えてのリリースが続いているところ...（^^）

今回も三人連名の名義ながら、まずはピアノの「ナイポンク」となるわけだけど、兎にも角にもこのヒトの魅力は、ファンキーかつブルージーでありながらも、決して泥臭くならずスタイリッシュに弾ききってしまうこと...（^^）

骨太で力強い「Jaromir Honzak」のベース、シャープな「Matt Fishwick」のドラムスとの相性もバツグンといった感じで、安心して聴きとおすことができる...（^^）

とりわけ「01」から「03」までのファンキー・ムードに続き、「美しすぎるやろ！」（チャンカワイの「惚れてまうやろ」風にお願いします...w）というバラード「04」への流れが最高！（^^）

それにしても「チャップリン」の「08」は、前作にも入ってたところを見ると、よっぽど好きってことなんでしょうかね...（^^）

まあいずれにせよここ最近のピアノ・トリオ作の中では（個人的に）突出した出来栄え...（^^）

ではYouTubeに「03」はじめ数曲の動画があったので、試聴がわりにどうぞ... ♪



にしても「ナイポンク」さん、こんなにファンキーなピアノ弾くにも関わらず、身体はほとんど動かさないのね... w





【以下は新譜インフォより】
ナイポンクは2000年代初めにリリースされたトリオ作品『Autumn in New York』が超マイナー・レーベルからのリリースにも関わらず、スマッシュ・ヒットとなり、話題になったチェコのピアニスト。新しい作品がリリースされるたびに、注目を集めている存在でもあります。そして、グレッグ・ハッチンソンを迎えた前作は、Czec“h And l” award in 2010のジャズ＆ブルース部門のアワードを受賞とのことで、本国での評価の高さも伺えます。

内容は、超充実のピアノ・トリオ。喩えて言えば、チェコのエディ・ヒギンズ的なトリオ！？気品溢れるブルージーなピアノは、オープニングの名スタンダードから絶妙のスウィング感と可憐なメロディで作品のセンスの良さを感じさせて余りある演奏。ちょっとアップ・テンポでコロコロと軽妙に転がるM-2 もよし、ミディアム・テンポでトツトツと紡がれるM-3 よし、ナイポンクさん、スタンダードの料理抜群です。

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