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うっちー@狸御殿

ただ過ぎに過ぐるもの…帆をかけたる舟。人の齢(よわひ)。春、夏、秋、冬。

ラ プティットローブ ノワール オードゥパルファン【Guerlain】

2013年10月18日 | フレグランス
昨日は病室でプティバースデイを。

メームスが出来たてホヤホヤの発表会の衣装を持ってきて「かわいい?」と。コームスは「べつにぃ」とクール、あぁ怒るで…と心配していたら、お兄ちゃんの腕を軽くつねりながら「ほんとうは?」と笑顔で聞き、コームスは「すごい かわいい♡」と言っていた(言わされた?w)。

これが世に言う"女子力"ってもんなんすかね。うはは。

そんな彼女が纏っていたのはゲランのラ プティットローブ ノワール オードゥパルファン。サンプリングキャンペンで頂いたもの。

トップ:ブラックチェリー、ベルガモット

ミドル:ブルガリアン ローズ、ターキッシュローズアブソリュート

ラスト:パチュリ、ブラックティ、トンカビーン

トワレはフレッシュ感があったけれど、こちらは少し大人な深みのあるオリエンタルフルーティ。小悪魔ちゃんにはピッタリや(`w´*)y-~~~

プティバースデイの後には、コーヘー&まこっち幹事の祝宴が控えているということで、ササッとケーキを直してパーティー会場へ3人は向かった。

                    (; Д ) !!

あのぅ…ボク、バースデイケーキ喰ってませんけど。ううっ。

窓から吹き込む深まった秋の風が冷とうございますw

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1932【CHANEL】

2013年10月17日 | フレグランス
今日は、コームスの14歳の誕生日。ちょっと輝きが欲しくて、ダイアモンドの星座からインスパイアされ生まれた香りシャネルの「1932」をちょこっと持ってきてもらってチョンチョンっと。

穏やかなジャスミンがベースのフルーティフローラル。シャネルにしては、比較的フラットなコンポジションで宝石をイメージした割には地味かな。あはは。

♫♪Love, love, love, love, love, love, love, love, love.
There's nothing you can do that can't be done.
Nothing you can sing that can't be sung.
Nothing you can say but you can learn how to play the game
It's easy


さて、お父さんからたいへ。

キミの人生だ。
好きなことをやれ、好きなだけ。何か嫌いなことがあるなら、変えろ。

時間が足りなければ、テレビを観るな。ゲームをするな。

人生かけて愛するものを見つけたければ、立ち止まれ、キミが好きなことを始めようとしているときも彼らは待っていてくれる。

♫♪All you need is love, all you need is love,
All you need is love, love, love is all you need


考えすぎるな、人生は単純だ。

あらゆる感情は美しい…食べるときは、お母さんの愛をしっかり味わえ、ひと噛みごとに。

心を、両手を、感情を開け、初めての物事と人々に、人はその違いによってひとつになれるのだ。隣にいる人が情熱を注ぐものを尋ね、そして閃いた夢を彼らと共有しろ。

♫♪There's nothing you can know that isn't known.
Nothing you can see that isn't shown.
Nowhere you can be that isn't where you're meant to be.
It's easy


旅をしろ、何度でも。道に迷うたび新しい自分が見つかるやろう。新しい世界が広がるやろう。1度きりしか来ないチャンスもある、必ず掴め。

人生とは、キミが会った人、そして彼らと作り上げたもののことなのだ。だから外に出て、何かを作り始めよう。

♫♪All you need is love, all you need is love,
All you need is love, love, love is all you need.
All you need is love (all together now)
All you need is love (everybody)
All you need is love, love, love is all you need♡


人生は短い。
夢に生き、いつも情熱を忘れるな!

おめでとう。そして、ありがとう。

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Today's song by The Beatles "All you need is love"

エテ アン ドゥース【L'Artisan Parfumeur】

2013年10月15日 | フレグランス
ゴニョ…ゴニョ…ゴニョ…

転寝に心地良い子供たちの話声。

メームス「なんて言うんだっけぇ?人魚みたいに下半身が馬でぇ」

(ケンタウロスやな)

メームス「上半身は馬のやつぅ!」

(馬やん!)

コームス「ケンタロス?」

(ポケモンやんけっ!)

目が覚めました。相変らず兄妹で漫才のような会話( ´艸`)

『木という字を一つ書きました 一本じゃかわいそうだから と思ってもう一本ならべると 林という字になりました 淋しいという字をじっと見ていると 二本の木が なぜ涙ぐんでいるのか よくわかる ほんとに愛しはじめたときにだけ 淋しさが訪れるのです』 by 寺山修司「ダイアモンド」

連休中、ひとりになって、ふと思ったのです。ひとりでいる時の方が、ふたりをずっと好きな気がする…って(*´σー`)エヘヘ

もちろん、こうやって目の届く手の届くところにおるのもシアワセなんやけど、離れていて恋しく愛しく思うってええなぁと。あはは。

窓からは、少し冷たい秋風が吹きこみ、その風にふんわりラルチザンのエテ アン ドゥースの香りが。

トップ:ミントの葉、ローズエッセンス

ミドル:オレンジフラワー、菩提樹、干草

ベース:柳、白い木、ホワイトムスク

「ひと夏の夕暮れ」という香り。昨日は菩提樹の優しいウッディを強く感じた。

さよならだけが、人生ならば巡り会う日は何だろう…やさしいやさしい夕焼と、この愛はなんだろう。

自分が生きていける場所は必ずある。なかったら、つくればええねん。病床におる自分が歯がゆくてしゃーなかったけれど今はココがボクの生きていける場所。

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コニーアイランド【Bond No.9】

2013年10月13日 | フレグランス
世間では連休か。なんだか曜日感覚もなくなってきた( ゜∀゜)アハハ八八ノヽノヽノヽノ \ / \/ \

貧乏性なのか、こうやって寝ているのにすご~く罪悪感を感じ気持ち的にイライラしたり落ち込んだりとメンタル面で疲れてしまう。こうなるのはまだ気力が残ってる証拠なんで気楽に構えようと自分に言い聞かせても、狭い個室じゃ視野がせまくなってしもて思いとか考えとかが堂々巡り…病院ってやつは本当に病を治すところなのでしょせうか?

真っ白な部屋。白という色は純白・潔白などの言葉からも混じり気のない綺麗な色として使われているけれど、実際白い光というのはあらゆる光が混ざって出来るもんで、最も汚れた色なんよね。これは人間も同じw

ま、ええか。

コームスの誕生日が近付き、本来ならこの休日に一緒にプレゼントを物色に出掛けたりするのがボクも楽しみでもあるんやけど、それもお預け。ふたりでネットショッピングをしたのだけど、ただの買い物とは違うからなんだか味気ない。あんま謝ってばかりで、この間も怒られたばっかやけど、ごめんやで。

昨日から、鹿児島の両親が来てくれているんで折角なんで近場になってしまうけれど温泉でもと甲府の親類の温泉へ行ってもらった。息抜きも必要でしょ。あはは。

出掛ける前に立ち寄ってくれた子供たちからはボンドのコニーアイランドの香りが((*゜∀゜):;*.

遊び心をくすぐる爽やかなグルマン系の香り。

ゆっくり楽しんでおいで。

病床におると、つい自分だけが辛い思いをしてすべての不幸を背負ってしまっているように考えてしまうけれど…誰かの犠牲で、誰かの痛みでボクは生きながらえている。

これは普段の生活も一緒やね。

「疲れた」と言える元気がある。

「ごめんね」と言える素直さがある。

「もう、あかん」と言える潔さがある。

「ありがとう」と言えるシアワセがある。

カラダとココロの療養は順調のようです(*´σー`)エヘヘ

♫♪That I'm (gonna fly, gonna flash right through the sky)
Gonna touch the sun (Touch the sun).
Show everyone (Show everyone).
That it's all or nothing
All or nothing
'Cause this is my life
I'm not gonna live it twice
There's no in between (No in between)
Take it to extreme (To extreme).
'Cause it's all or nothing,
All or nothing at all. (oh-oh-oh-oh)
'Cause it's all or nothing at all (Nothing at all)
All or nothing


御土産はないかな?((o(´∀`)o))ワクワク

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オードゥパルファン フィロシコス【diptyque】

2013年10月12日 | フレグランス
♫♪We busted out of class had to get away from those fools
We learned more from a three minute record than we ever learned in school
Tonight I hear the neighborhood drummer sound
I can feel my heart begin to pound
You say you're tired and you just want to close your eyes and follow your dreams down...


なんかフィグの香りが恋しくて、ちょっとだけ纏ってみた。

イチジクの葉とイチジクの木、ホワイトシダー、青い青い香りがクリーミィでココナッツのようでもある。もう季節は緑から赤へ御色直しする頃やけど、少し秋が遠ざかってしまったからかな。こんな青い香りが恋しくなったんは。あはは。

大学時代の同期が見舞いにきてくれて、思い出話に花が咲き青臭かった頃をついこの間のように思ったせいもある。そして、ブルース・スプリングスティーンの"ノーサレンダー"。

やんちゃなボクらのテーマソングやった。

♫♪We made a promise we swore we'd always remember
No retreat no surrender
Like soldiers in the winter's night with a vow to defend
No retreat no surrender


あの頃は、みんな格好つけて歌うというより叫んでいたけれど、今思えば何かを決意していたのかも。ボクもしていた。

でも何度も何度も打ちのめされて、思いあがった決意は、その都度小さくなっていき、自分はなんてヘタレなんやろと落ち込んだもんです(∀`*)ゞイヤァ

♫♪Now on the street tonight the lights grow dim
The walls of my room are closing in
There's a war outside still raging
you say it ain't ours anymore to win
I want to sleep beneath peaceful skies in my lover's bed
with a wide open country in my eyes
and these romantic dreams in my head


無理やり目標を作らんでええ。無理やり自分の人生を創り出さなくてもいい。ただ、いま目の前のことをひとつひとつ大切にしていけばいい。生き急いでいたあの頃の自分に会えるのなら、そう言うてやりたい。

今いるところがどうしても嫌やったら、ここからいつか絶対に抜け出すんだ!って、心に決めればいい。でもね、物事をありのままに見ることができないのは、自己中心的な目線、つまり自分のエゴを通して世の中を見ているから。

二等兵から少しは階級あがったやろか?うはは。

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Today's song by Bruce Springsteen "No Surrender"

アマランシィ【Penhaligon's】

2013年10月11日 | フレグランス
♫♪When the rain is blowing in your face,
And the whole world is on your case,
I could offer you a warm embrace
To make you feel my love.


どこに居ても、何があっても笑顔を絶やさない子供たち。

そら、ダダをこねたり、怒ったり、生意気言うたりもするけれど、その土台にはちゃんと笑顔があるから、つい甘やかしてしまう(*´σー`)エヘヘ

心も体も健康であることは、もっとも大きな武器ね。あはは。

見せかけの姿を演じるのは、自尊心が低いことの表れ。強さは鎧からくるのではなく、内面から来るの。ふたりだって不安がないわけではない。なんとなくでも今の状況は分かっているはず。

でも、明日を素直に信じ笑顔を湧きあがらせる…きっとこれが明日のチャンスを引き寄せる秘訣ね。

まず、本当かどうかわからないことはわきに置いて、あれこれ想像するのはやめましょう。うん。

我にかえると、ヴェルヴェットのような甘い香りが…ん?パジャマからか。メームスがまた気を利かしてくれたのね。なんやったかな、この香り。スパイシーグリーンが香って、、、、そうか、ペンハリガンのアマランシィか!

トップ:グリーンティ、ホワイト フリージア、コリアンダーシードオイル、カルダモン アブソリュート

ミドル:ローズ、カーネイション、クローブオイル、オレンジフラワー、イランイラン、エジプト ジャスミン アブソリュート

ラスト: ムスク、バニラ、サンダルウッド、コンデンスミルク、トンカビーンズ アブソリュート

ちょっと芳ばしいスパイシーな香りから青いカーネイションや白いフリージアが優雅に咲き、コンデンスミルクの香りが柔らかく包み込む。体温が高いボクが纏うとグリーンスパイシーが強く出過ぎて就寝前の体温が下がりつつある時以外はミルキィな香りが出てこないのだけど、ヲトメな気分で眠りにつきたい時の姫が気に入って愛用している香り。

♫♪The storms are raging on the rolling sea
And on the highway of regret.
Though winds of change are blowing wild and free,
You ain't seen nothing like me yet.

I could make you happy, make your dreams come true.
Nothing that I wouldn't do.
Go to the ends of the Earth for you,
To make you feel my love
To make you feel my love


はやく家へ帰ることができますように(人∀・)

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Today's song by Adele "Make You Feel My Love"

オードパルファン タムダオ【diptyque】

2013年10月07日 | フレグランス
にーにが御見舞に来てくれて、起き上がれるなら気晴らしに喫茶にいこかと言うので、ガラガラ点滴スタンドを引きずって歩いていると、小児科病棟からかな、すんごい泣き声が聞こえてきて、注射をされたであろう4歳くらいのの男の子が号泣しながら母親に抱きかかえられて、

     「ろくなことがない!ろくなことがない!」 と連呼(;・∀・)

看護士さんたち爆笑。

一体、どんな注射を打たれたんかな?ボクが記憶に残ってる注射は、冬休みやったかな、春休みやったかも、なんしか長い休みで神奈川の婆ちゃんのところへ来ていたのだが、大阪帰る前の日になって高熱を出してしまい、どうしても予定は変えられんちゅうことで…キャワイイ桃尻にブットイのをブチュゥ!!

痛さとかそんなんはどうでもよくて、子供心にカラダを穢されたような気がしてw泣きまくったのを覚えてる。

ボウヤ、ほんま世の中ろくでもないで( ´艸`)

喫茶では、ミルクティーを飲みながら、にーにの説教臭いこれからの過ごし方を聞かされる。

ホットドリンクでカラダが温まったせいか、ほんのりスパイシークリーミィな香りが…にーにからか。タムダオのオードゥパルファン。

ジンジャー、ライム、ココナッツがサンダルウッドのコクのあるクリーミィな仕上がり。ちょっと系統的にフィロコシスに似ているけれど、落ち着いた温もり感を感じられる。ボクはトワレの甘さがすくないスパイシーな感じが好きやけど、こちらは冬には良いかもね。

すると、先程ろくなことがないとお嘆きの坊っちゃんもお母さんと喫茶でアイスクリームを頬張ってご満悦そう。たまには良いこともあって、世の中まんざらでもないやろ?うはは。

はよ退院してろくでもない世の中に変革の嵐を吹かしてや!キミならできそう。

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ピオニーヴ【Penhaligon's】

2013年10月06日 | フレグランス
主治医の先生から色々説明を受けたけどオツムがボーッとしていてワケわからんがな。あはは。

アホなんかな?覚悟が出来ているとうほど格好良いもんではないけれど、めっちゃ落ち着いている。

歳のせいかね?うはは。

グダグダ考えてもしゃーないやん。何かで読んだんやけど、心理的に一番ダメージの大きい拷問は「可能性や選択肢を与えてから奪う」と書かれていたっけ。刑務所でも脱獄の可能性を垣間見せ「脱獄するぞぉ!」と決断させてから「そんな可能性はない」と知らせると、それ以後大変従順になると…そういうダメージはもう何年も前に受けていたからね。そやから、こんなに落ち着いて更新ができるんやろな(*´σー`)エヘヘ

ただ病室のムダに清潔なところが落ち着かない。

この真っ白な天井を見つめ色々な思いを描いてた方もおるかもしれない。そういうことをふと考えはじめると、得体の知れないものがドーンと圧し掛かってきて…あかんあかん、そういうのに同調してしまうと気力を奪われてしまう。

今のところヨメや子供たちが毎日きてくれているし退屈なのは夜くらい。

でも、こういう時こそ普段なかなか静かに読書ができひんので、色々溜まっていた本を持ってきてもらって読みふけっております。

メームスがフレグランスを付けられないオヤジのために栞代わりにしているムエットに毎回香りをつけてきてくれるのが楽しみ。今回は、ペンハリガンのピオニーヴ。

トップ: スミレの葉(仏・グラース産)

ミドル: ピオニー、ブルガリアンローズ、へディオネ(ヘディオン)

ラスト: ベチバー、ムスク、カシミアウッド

ヘディオンっては、シトラスノートとジャスミンと相性の良いフローラルノートの合成香料だそうな。知らんかった。

トップはちょっぴりホロ苦い香りなんやけど、ミドルからたおやかな芍薬の香りが静かに香り出す。比較的フラットなコンポジションでドラマティックに香るわけではなく咲き乱れているような情景よりも何輪かが凛と咲いているような印象。

ちょっと心細くなりそうな時に、ふと道端で健気に咲いている花を見てホッとする感じがするやん。そんな安らぎを感じるフレグランス。男性でも纏い方によってはお洒落な自分を見だせるかも( ´艸`)

姫、なかなかグッドなチョイスやで。ありがとう。

今度はどんな香りを持ってきてくれるかな?キンモクセイの香りがええなぁ~。

ただ、本人は励ましのサプライズのつもりで、ページもところどころにイラストを描いてくれるのはええねんけど、挿絵とは違うから気が散るんですよ!絵は別に描いてもってきてください。枕元に貼って御護りにするから。あはは。

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ローフォアッド【Serge Lutens】

2013年10月01日 | フレグランス
神無月。

昨年は、溺れかけて…いや溺れていたかも?水の星座なのにね。

淋しさを紛らす術も分からず、そんな自分を両腕で抱きしめたり、自制が利かず零れてしまう涙を拭ったり、孤独の後始末をもがきながら全部自分自身でやっていた。チカラが入らず横になるとズブズブと水底に沈んでしまいそうで、もうとても泳げる体力なんてないのに浮かびあがろうともがいていたっけ。

慰めてくれる手を求め。

安堵をくれる声を求め。

ブクブク、ブクブク彷徨っていた。

おかしいよね、溺れかけているのに何故かボクはカラカラに渇いてた。今までの人生でだって迷う事もあったし、飢え渇くこともあったのに何に渇いているのかさえ分からんくなるほど。

そんな1年前を思い出しながら、セルジュ・ルタンスの「ローフォアッド」を纏ってみる。

ミント、ジンジャー、フランキンセンス、アクアティック・アコード、ベチバー、4種のムスキー・ノートで創られた「冷たい水」という香り。トランスペアレントな香りではあるけれど透明感というと何か違う。スパイシーでもあるし、甘さもある不思議な水。

              冷たいけれど暖かい水。

でも小川の水でもない。雨水でもない。なんか人気ないヒッソリとした波紋も浮かばない、魚さえ泳いでいない湖の水のようにボクは感じる。めっちゃフラットで静かなフレグランス。

黙って眺めていると、フラフラと水底に見ひずり込まれそうな怖さもあるけれど、溺れてもええかなぁ…みたいな安堵感もあって五感をこんなに刺激するのはルスタンスならでは。

ぱさぱさに乾いてゆく心を
ひとのせいにはするな
みずから水やりを怠っておいて

気難しくなってきたのを
友人のせいにはするな
しなやかさを失ったのはどちらなのか

苛立つのを
近親のせいにはするな
なにもかも下手だったのはわたくし

初心消えかかるのを
暮らしのせいにはするな
そもそもが ひよわな志しにすぎなかった

駄目なことの一切を
時代のせいにはするな
わずかに光る尊厳の放棄

自分の感受性くらい
自分で守れ
ばかものよ


神さんも居らんくなる10月。もう、ひとりで泳げるようになったよ。守ってくれる羊水はいらん。

泳いで、泳いで、その内あなたより年寄りになっても泳ぎまくってやるのだ!と心に決める誕生月間(*´σー`)エヘヘ

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Today's poem by 茨木のり子「自分の感受性くらい」

エンディミオン【Penhaligon's】

2013年09月30日 | フレグランス
夏と秋、ふたつの季節が重なる9月が終わるね。

ちょっと前の暑さも忘れてしまうくらいググッと空気が澄んできて同じ家におるのにヒョイと風に乗って別のところに来たようや。あはは。

そして漸く、自分の誕生月がやってくるとワクワクしながらカレンダーをめくるコームス。ボクくらいになると友人たちと「1年って早いねぇ」なんてシミジミ言葉を交わすのが常だが、まだ彼にはやっと巡ってきたという新鮮さがあるんやろな。

何を想って、何に期待を膨らませめくっているんやろ?

1年は12ヶ月。チクタク、チクタク…時計の表示も12。たまたまネットで見つけたのだが、自分の年齢を3で割って、時刻になぞらえるという面白い考え方があるそうな。24の3倍が72という平均寿命に近い値になるので、こういう計算になるんやって。文系には思いつかん考え方やな( ´艸`)

ボクもまだ38やけど、10月末に39になる。ということは、、、ジャスト13。昼休みが終わって、さてあと半日頑張りますか!ってとこ。

そうか、えらい年寄りになってしまう気がしていたけれどまだまだ陽は高くバリバリに動ける時間帯なんやね。疲れただのブチブチ言うてる年齢ではないっちゅうことか。

コームスは、4.66666666…四捨五入して4.7。ほぅ午前4時過ぎ!脳は目覚めにむけて、ぼちぼち活性しはじめるけれど、まだグッスリ眠っている時間帯や。

随分と生意気なことを言うようになったけれどクーカー可愛い寝顔で涎をたらしてるのね。ふふふ。

中々オモロイ人生時間の捉え方や。

そんな眠り猫?眠れる獅子?の彼の誕生月に花を添えられるよう用意した香りは、ペンハリガンのエンディミオン。

美しく強靭で豊かな王、エンディミオンが、月の女神アルテミジアに恋をし、永遠の命を得る代わりにアルテミジアの夢を見続けながら永遠の眠りにつくことを選んだ、というギリシャ神話にインスピレーションを受けて生まれた香り。

トップ:ラベンダー、マンダリン、ベルガモット、セージ

ミドル:ゼラニウム、コーヒーアブソリュート

ラスト:カルダモン、ナツメグ、インセンス、サンダルウッド、ムスク、ブラックペッパー、ベチバー、ミルラ、レザー、乳香

纏った瞬間は、星と月が輝く澄んだ夜空のように爽やかな柑橘が香るけれど、時間の経過と共に草木の呼吸のようにグーリンハーブとウッディが匂い立ち、香りにグッと深みが出てシルキーな印象に。カテゴリーとしてはオリエンタルになるみたいやけど濃いオリエンタルではなくライトな感じ。

寝た子は起こすな。あと少し経てばムクリ!と起きるやろう。

ちゃんと起きられるかな?

ボクはどうやって起きたんやろ?ついこの間まで寝ていたようにも思える…(。-ω-)zzz

昼下がりの人生、ちょっと昼寝もよろしおすなぁ。うはは。

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