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うっちー@狸御殿

ただ過ぎに過ぐるもの…帆をかけたる舟。人の齢(よわひ)。春、夏、秋、冬。

シェルギー【Serge Lutens】

2013年12月21日 | フレグランス
雨上がりの歩道。
陽光に輝き出す世界。
キミは軽やかに駆け出して…水たまりにジャンプするのマジやめて!

うはは。

ご無沙汰しております。

なんや雹やら雨やら強風やら、今季は厳しくなりそうですな。更新をサボってる間に月日は流れ、子供たちも冬休みに入り、今年も残すところ10日!あっちゅう間やね。

世相の迷いに巻きこまれんようにと気張ってきたけれど、すっかりその渦に巻き込まれてしまったのか今年後半は自分を見失い彷徨い続けてしまってる今日この頃。

凍えてしまいな心にモロッコの熱風を…っちゅうことでセルジュのシェルギー。

スモーキーなレザーとタバコにコックリとした蜂蜜。ベースにアンバー。ただ甘いだけじゃないセンシュアルな香り。

沈黙している間に自分を見つめ直していたけれど、ひとりで考えれば考えるほど迷うばかり。もう1度、外の世界へ飛びさねば!

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ウードフルール【Tomford】

2013年12月06日 | フレグランス
華やかなイルミネイションが輝きホリデイ真っ盛り。すんな浮かれ気分に乗せられたのかコームスがクラウではあまり目立たない女の子から、お手紙を頂きました( ´∀`)σ)∀`)コンニャロ

クラスは勿論のこと、親族一同大騒ぎ。その内容は未来の結婚生活までは少女らしく書いてあった。あぁ地味目が子が描く夢の未来ね。

困っちゃうな。迷惑やんな。このふた言が後から意外な展開をする。

ボクがやいのやいの言う女の子が寄せる男への期待(未来)を聞きながら。

「………ない………」

「………ない………」

ちゃんと言わんと解らんやないか。

「………ない………」

モジモジモジ、はっきりしない男やなぁ。

「困ってもない!迷惑でもない!」

(´┏_┓`)ン?

「あの手紙、めちゃ嬉しかった。嬉しかったけど、そう言わない内にみんながさぁ騒ぎ出しちゃって…(・ε・` )

実はふたり共料理が大好きで、それぞれの家のちょっとした我が家の味自慢をしていたそうな…ほぅ。そう、そういういきさつがあってのお手紙やってんな。

        「お父さんだって最初から言う暇くれなかったじゃん!」

あ…。

「お父さんはいつだってさ、自分で決めちゃう。そんで、それは全部正しいから、お父さんの言うとおりにしとけばいんだ!って僕も思う。でも、時々は、僕だって…僕だって…。」

震えている語尾が彼の気持ちをよう露わしていた。

コームスの手を取り、お手紙をくれたギャルのお家へダッシュ!ε≡≡ヘ( ´∀`)ノ

彼女だって傷ついたやろ。なので誤解してましたと。謝罪。

これでええかな。クラスのことは、みんなでなんとかしなさい。

またやってたのか…答えを言わずにいたと思ってんけどなぁ。ダメダメ父さんや。

そんな気分の時はローズウッドとウード(香木)ミステリアスで少し陰りのある香り。クンクンクン。凛とした華やかさで派手はないけれどウッディを上手に柔らかく包み込んでいる。

つい子供たちの上に立ってしまう。親は陰にならんといかんのね。

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アミリス オム【Maison Francis Kurkdjian】

2013年11月30日 | フレグランス
11月も終わりやね。残すところ今年も1ヶ月。

まだ振りかえるには早いけれど、なんや下半期は色々有って1年の出来事がギュッと凝縮されたような濃い毎日やったな。ふぅ~。

この週末は大阪から健ちゃんファミリーが上京。

ぼんやりカレンダーを眺めていると、きー坊が辛気臭い顔で近づいてきて…

      「しょーちゃん…ぼくミカンになっちゃうから…さよなら…ヒック」

???どうしたん?

      「みかんのタネのんでしもたから…みかんに なっちゃうんだよ…ううっ」

そらえらいこっちゃやな。そしたら、ミカンになったきー坊をおじちゃんが食べたろ!

         「えー食べられちゃゆのー!?ううっ…ひっく…」

もう本人は真剣。可愛いねぇ。

嘘や嘘。ミカンになんかなれへん。大丈夫d(ゝc_,・。)♪

気を取り直して、またミカンをパクパク…こらっ、喰い過ぎや!お手手まっ黄色になっちゃうよ。

そんなミカン星人になりそこねた王子様には、大人なシトラスの香りフランシスクルジャンのアミリスオムを。ライムやベルガモットがキラキラした陽光を。そこにラヴェンダーが香ると果てしない大空を飛んでいるような奥行きを感じフリーダム。

心地良い香りに包まれて王子は、お昼寝(。-ω-)zzz

♫♪Be near me, Lord Jesus, I ask Thee to stay

Close by me forever, and love me, I pray.

Bless all the dear children in thy tender care,

And take us to heaven, to live with Thee there...


黄色い服に着替えさせといて、起きたらミカンになっちゃった!って悪戯したろか?( ´艸`)

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Today's song by "Away in a manger"

ヴァーラ【Penhaligon's】

2013年11月27日 | フレグランス
11月も終わりが近づき、ヨメ様もパーティー料理の講習会で大忙し。

昨晩も留守やったんで、子供たちと久々に近所のインド料理屋で晩御飯。もぐもぐ。

早い時間で空いていたので、シェフが出て来てインドの話を聞きながらの食事。ふとシェフが「インド人は右手でゴハンを食べるんだよ」と。それを聞いたコームスが…

          「えっ!?口じゃねーんだ!!」

il||li(っω`-。)il||li

メームスまでシェフの手を見せてもらい「歯がないよねぇ?」と。とほほ。

          インド人だけやのぅて、お父さんもビックリ!ですよっ。


なんか育て方間違えたのでしょうか?

そんな夜は、インドに敬意を表してフルーティーウッディなペンハリガンのヴァーラ。お店に響いた明るい笑い声のような香りに包まれて寒い夜もホカホカ。

下弦の月の期間に入り、この笑い声で圧し掛かって重いなにかが少し軽くなったかな。

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セント オブ ピース フォーヒム【Bond No.9】

2013年11月26日 | フレグランス
みんなからサボるな!って怒られちった(*´σー`)エヘヘ

確かにサボってました。ただね、ちょっと集中したいことがあって、そちらを軌道に乗せるまで他の事が手につかなくて…最後の記事が少し意味深やったんで心配をおかけして申し訳ありませんでした。

言わないで済むたくさんの言葉がある。やけど言わないと分からないたくさんの思いもある。言ってもどうしようもない言葉がある。だけど言わないでいると少しも前には進めない。言って後悔する言葉がある。だけど言わないで後悔する方がもっと悲しい。

簡単で難しいのが言葉。

毎日、沢山の言葉を人と紡いで39年生きてきたけれど、その語録は増えているような、いないような。増えていたとしたしても上手に使いこなせない。思いが膨らむほどそれを痛感し、文字数の半分も伝えられず、はがゆい思いばかり募ってしまって自己嫌悪。嫌悪したってどうにもならんのにね。

ブログを休んでいる間、ずっと考えてました。

何かを言葉にしようと編集画面を見つめ呆然とすることもしばしば。

言葉にしようとすればするほど、それは輪郭をなくし途方に暮れる。自分のキモチなのにね。あぁ情けなや。

愚痴ってもしゃーない。やるしかないのだ!と自分に言い聞かせ久々の更新。ピースフルな香りで落ち着いてと思いお披露目になったばかりボンドNo.9の「セント オブ ピース フォーヒム」のサンプルをば。

トップ:ベルガモット、パイナップル、ジュニパー

ミドル:カシスの蕾

ラスト:シダー、ベチバー

意外とありがちなアロマティックウッディかな。あはは。辛うじてチープ感がないから纏っていて飽きるということはない。やっぱりネタ不足なのかな?ボトルは素敵なので男性にプレゼントするには良いかもしれないね。

今のボクの気分では、こういうシンプルなのが丁度良いや。たくさん語りかけてくる香りは押しつぶされちゃうから。

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ラ フィン ドゥ モンド【Etat Libre d’Orange】

2013年11月20日 | フレグランス
人の気持ちなんて、簡単に変わってしまうものなんやろ?やったら…なんでボクのこの気持ちは、いつまでたっても変わらないままなんかな?何故、枝から離れる枯れ葉のように去ってくれんのやろ?

刺激なスパイシーウッディの香り、世界の終わりという名の「ラ フィン ドゥ モンド」を纏いつらつら思う。

何事も積み重ねていくと層が厚くなる。だからこそ、何を積んでいくのか、層の薄いうちに細心の注意を払わなくてはならんのね。

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ジュール ド エルメス ピュアパフューム【HERMES】

2013年11月16日 | フレグランス
ボクのクラスの生徒ちゃんのひとりに、とても不器用な子が居る。ちょっと話し方も、おっとりしているし、振り付けもみんなより覚えるのに時間がかかる。

そやけど、覚えてしまえば先生たちを驚かせるようなパフォーマンスを見せてくれる。

みんなに笑われても、疎ましがられても、いつも一生懸命。

その子が御父さんの転勤のため教室を去ることになった…そしてボクにひと言。

    「僕を、普通の子と一緒にレッスンさせてくれて、ありがとうございました」

もうね、その健気さに胸がいっぱいになって返す言葉がみつからんかった。

キミもみんなも普通の子。変わりはないんやで。

その才能の代わりに、他の持ち物がみんなと比べて少ないだけ。だけど、決して取り戻せない物ではない。これからゆっくり増えて行くはずや。先生が保証する。

そんな彼がひとつ思い出の品が欲しいというので、優しい陽光の香り、エルメスのジュール ド エルメス ピュアパフュームを小分けにして贈らせてもらった。ボクのことも、クラスのみんなことも忘れんといてな。

そして、また東京にきたら、その陽光にも負けん明るく真っ直ぐな顔を見せてください。待ってるで。

こちらこそ、ありがとう。

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ヴィトリオールドゥイエ【Serge Lutens】

2013年11月15日 | フレグランス
コームスは、相変わらずTwitterに夢中でヒマさえあればTLをフムフムと眺めている。そんなに面白いですか?

ボクもアカウントは持っているけれど、SNSってのはどうも苦手。なんちゅうんかな…シアワセ自慢大会?これがウケなかったらアレ!この人がアレなら自分はコレ!そんなのが延々と流れていて時にウンザリすることもある。

まぁ中学生くらいなら言葉遊びの練習として大いに楽しめばええけど、これが大の大人になるとねぇ、もうちょっと落ち着けば?とひと声かけたなる人が多数。

       自分を不幸にするものそれは、思い込みと洗脳。

周りに幸せ(そう)な人が多すぎて幸せに気付けなくなることがある。今どれだけ自分が幸せかどうか気付かずに過ごして、その幸せがなくなって初めて自分がどれだけ幸せだったか気付く。ほんとはみんな今この瞬間も幸せなんよ。寧ろ幸せ自慢が顕著な人って………なんちゃうかな。

もっと気楽に。

かというて、不幸自慢ばっかなのも困りもんやけどね。うはは。

多感期のコームスにちょっと悪戯して英国紳士の香り、セルジュのヴィトリオールドゥイエをつけてみた。

ブラック&ピンクペッパーとカーネーションが織りなすスパイシーフローラル。クローブも使われているので、かなりアダルトなスパイシーがピリリと効いていてカーネーションの青い香りがレディライクにならずジェントルマンの包容力のようにさりげなく香る。

あんまパジャマ姿には似合わんけどね( ´艸`)

好奇心は自分の中で育てるもの。

他の人と競うものではないよ。どんな理由にせよ、他人を自分より上に位置づけないこと。他人を崇めなければ、他人の承認を求めることもなくなり、褒め言葉に乗せられたり、非難の言葉に脅かされることはなくなる。

TLと一緒にキミが流れてしまうことのないように。

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ダンブロン【Serge Lutens】

2013年11月13日 | フレグランス
日差しが少なくグレイな冬が続いてる。

まだ本格的な寒さではないけれど、どうもウィンターワンダーランド☆彡という気分にはなれないね。ま退院後、仕事が山のようにあって浮かれてる場合ちゃうから丁度ええわ。あはは。

また有り難いことに復帰を耳にした、お付き合いのある方々が次々顔を見に来てくださり、仕事にならんのです。でもこうして待ってくれてる人たちが居てくれたから早く戻れたってのもあるんやろし。

ひとつだけ言うておく…風邪うつっても知らんで(`w´*)y-~~~

こういう憎まれ口をたたけるようになったってーのも元気な証拠。ふふ。

そやけど、なんか体力はあり余ってるのだが少し気分的には盛り上がりに欠けて、このチグハグな感じが気持ち悪い。なんやろなコレ?遅れを取り戻そうと焦ってるんかな。落ち着かねば。

っちゅうことで、気持ちを宥めるために上質の鞣革のように肌に溶けるレザーフルーティの香りセルジュルタンスの「ダンブロン」。

ノーブルレザー、トスカーナ産アイリス、杏仁、ムスク、サンザシ。

不思議なフルーティな甘さで始まるレザーノートの香りは、ちょっと他にはない温もり感と優美さがあり、本来ならナイトウェア向けなのかもしれないが、ボクはあえてオンビジネスで纏い寒い朝の通勤時間を楽しめるように纏います。

眠さと寒さで背中を丸めた人たちが多い中、優雅に歩くオヤジ。ええやん!うはは。

今日は晴れたね。寒いけどランチは公園で…風邪っぴきさんやから、やめとこか。

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スキン オン スキン【L'Artisan Parfumeur】

2013年11月12日 | フレグランス
もう風邪うつるで…しばらく居なかったせいか子供たちが今まで以上にくっ付いてきて、もうボクは鼻の下が伸びきってます。うはは。

特に何をするでもなく、何を話すでもなく、ただくっ付いているだけなんやけど互いに安心しあえる。

この安心なんて不確かなものかもしれないけれど、こういうのを少しずつ、少しずつ積み重ねて欲しいな。そこから生まれる余裕は、きっと将来みんなを安心させ、ふたりを守ってくれると思うから。

どんな素晴らしい言葉より、どんな高価な贈り物より、誰かをホッとさせる温もりは尊い。

ってなわけで、ラルチのスキン オン スキン。

抱擁の香り。

センシュアルなアイリスの香りと、スウェードとベルベットの香りがひとつにとけ合い、その香りを引き立てているのは、サフラン、ウィスキー、ラベンダー、ローズ、ムスク。3種の中で唯一フローラルのエッセンスが使われている。

纏った瞬間はサフランの官能的な刺激を感じ、少し違和感があるけれど馴染みだすとカラダが香りに侵食されてしまうような危うささえ感じる陶酔的なフローラルムスク。他の2種に比べると甘さは少ないけれど多分"スキン"と名付けらているくらい、しっくりくると思います。今の季節なセンシュアルな温もり。夏場ならアディクテヴな熱って雰囲気。ちょっと夏は重いかもしれないけれど。

こういうのもなんか人の温もりっぽいね。時に心地良く、時に切なく、時に重々しく。

今の温もりを、ふたりが大きくなった時どう感じるんかな?

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