作家の安部譲二さん死去 「塀の中の懲りない面々」
私だ
刑務所での収監体験をユーモラスに描いた自伝的小説「塀の中の懲りない面々」
などで知られる作家の安部譲二(あべ・じょうじ、本名安部直也〈あべ・なおや〉)さんが2日、
急性肺炎で死去した。
82歳だった。
葬儀は近親者で営んだ。
喪主は妻美智子さん。
東京都出身。
中学時代に暴力団に加わり、その後は客室乗務員、ばくち打ち、用心棒、
キックボクシングの解説者などを経験した。
東京・府中刑務所での実体験をもとに描いた1986年のデビュー作
「塀の中の懲りない面々」がベストセラーになり、映画化もされた。
「塀の中のプレイ・ボール」「極道渡世の素敵な面々」
など極道をテーマにした軽妙な作品を次々に発表して人気を博した。
(興野優平)
最近見ないなと思ったら亡くなられたか
塀の中の懲りない面々 (文春文庫) | |
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