雀のつぶやき

2006年に卵巣がんになった“すかんぽ”雀のつぶやきです。
これまでのあれこれと今をつづります。

さようなら チコ

2010年04月08日 | 今-我が家の動物
チコが死んでから、もう4日経ちます。

末期の腎不全で、治る見込みがないと言われてから、3日目に死にました。
家に来てから18年と7ヶ月の生涯でした。
夫や娘が見守る中、腕の中で眠るように息を引き取りました。

チコが家の子になったとき、子どもたちは10代に入ったばかりで、思春期の難しい時期も、チコの存在が、ずいぶん場をなごませ助けてくれました。
その重み、温かみ、毛触り、のどをゴロゴロ鳴らす音などには、落ち込んだ時には特に慰められました。
いなくなった空白は大きいです。

チコは、ここ数年、吐いたり、「ワーオ、ワーオ」と普通ではない鳴き方をすることはあっても、見た目はさして変化がなく、変わったことと言えば、半年前に動物病院で診てもらったときから、食事を腎臓サポート食にして、薬を飲ませたことくらい。
1週間前までは、普通に暮らしていたので、こんなに早く別れが来るとは思いませんでした。

チコは、なかなか賢く愛らしい猫でした。
「チコちゃん、おいで」とトントンと椅子などをたたくと、ピョンとそこへ乗ります。
布団の上でも同じように来ました。

また、自分に注意を引きたがります。
新聞や雑誌などを読んでいると、その上に乗ってきて邪魔をします。

そして嫉妬深いのです(が、これは欠点だろうか?)
13年前に、このブログにもしばしば登場する犬のパッちゃんがうちに来たとき、チコは5歳でした。
犬の方は外で飼うことにしましたが、チコにはすごくショックだったらしく、ひげが真っ白になってしまいました。
家の者は皆、驚きました。
もともとのひげは、白と黒が混じっていましたが、この時は、ひげの根本も先も真っ白でした。
当時の写真を撮っていたらブログに載せるのですが、そのころの写真はないので、もう信じてもらうほかありません。
チコのひげは気がつくと、また元のように白黒に戻っていましたが、それからも猫と犬は仲良くなることはなく、無視しあって平行線のまま終わりました。

そして、チコの良いところは、返事をすることが多かったってとこです。
「ニャン」とか「グルル」とか。
返事の代わりにしっぽを振ることもありました。

庭仕事などしていると、知らないうちにそばに来て、ほどよい距離で見守っていました。

外出先から帰って来ると、家の内外で待っていることも多かったです。

長々とうちの子自慢をしてしまいましたが、もう、いなくなった子のことなので許して下さい。
猫は飼ってみないと、なかなかその良さは分からない動物かもしれません。
野良猫などは、近づくと、さーっと逃げてゆくし、飼い猫も、他人には触られたがらないし、愛嬌もよくないので
「猫なんて、どこがかわいいのか分からない」と思われる方も多いかもしれません。

でも、うちのチコは、とっても可愛かった。
今でも好きだよ、忘れないよ。

最新の画像もっと見る

2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
ご冥福を (ぶな)
2010-04-11 20:47:44
チコちゃん、おりこうさんでしたのね。
チコちゃんにしか出来ないお役目を果たして、召されてしまいましたね。
お寂しいでしょうけれど、チコちゃん、ずっと一緒ですよ。
返信する
ぶなさんへ (すかんぽ)
2010-04-12 21:27:32
コメントをありがとうございます。
そういえば確かに、チコにしか出来ない役目をしてくれていたんですね。
この世の仕事を終えて昇天したのだ、と思うと慰められます。
返信する

コメントを投稿