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花鳥風月猫三昧 Ⅱ

京都にて四匹の猫とマッタリ暮らしています・・・ バオバオ

嵐の前の紅葉

2010年12月05日 | ふらり嵐山

Pb2725732 阪急嵐山駅周辺は急ピッチで景観を変えています。

駅前のロータリーは広々して、バスターミナルも設置されました。

そして、なんといってもホテルが建設中です。

まだ、現場は目隠しで囲まれていますが、どんなにステキなホテルがお目見えするか楽しみです。

今年は例年より一週間は早い紅葉でした。

そんな訳もあって鳥を追いかけているうちに嵐山の旬を逃してしまいました

Pb27257011 毎年、輝く黄金色で目を楽しませてくれる銀杏さんですが、2,3日前の嵐で、ものの見事に裸になってしまいました。

以下、UPする紅葉も同様かと想いますが・・・

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「ヒドリガモ」はこの辺りで沢山見かけますが、この日は一風変わったのをみつけました。

はい、この子

Pb2119232  調べると、どうも「アメリカヒドリ」との交雑種らしい。

「アメリカヒドリ」は頭や胸などほとんどが灰色で、目の周辺から後頭部に掛けてグリーンと言うことですが、私はまだお目にかかったことがありません。

このヒドリガモは目元がアメリカヒドリの特徴を受け継いでいますね。


野は金色に

2010年10月24日 | ふらり嵐山

Pa2493432 枯れ草が覆う野は懐かしく、時を忘れさせます。

Pa2493662 数年前まではボールを打つ音が響いたテニスコート。

今は雑草の生い茂る空き地になりました。

   陽だまりに 枯葉の匂いタテハ蝶  m(__)m

Pa2494322 コートのひび割れにも雑草は逞しく目を吹きました。

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Pa24935323 図太い茎に黄金色の小さな花を無数に付けた「セイタカアワダチソウ」は正に主役です。

Pa2493582 風が吹くたび、その矢印のような黄色い頭を同じ方向に揺らすのです。

Pa2493612 露出をオーバーにして遊んでみました(^^)

Pa2493182 沢山のハチが蜜を吸っています。

Pa2493272 ほらね(^^)

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アカタテハの仲間でしょうか?

小柄なチョウです。

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Pa2494242 グレイのシジミチョウやモン黄、モン白チョウはセイタカアワダチソウは好みではなさそうですね。

Pa2091852 ほんの5mほど先の桜の小枝に止まったのは「シジュウガラ」さん

Pa2091692 こんなに近くに来てくれると、どんなにヘタクソでもうまく撮れると言うものです(^^♪


至福の香り

2010年10月10日 | ふらり嵐山

Pa0784972 下界の朝が肌寒くなってくると、愛宕山の裾からは雲が湧き上がってきます。

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Pa1086852太鼓橋の傍には毎年3本の大きな金木犀の樹が1本の樹のように寄り添って、金色の花塊を作ります。

Pa1086772 その甘い香りに、路行く人たちは至福の風を感じます。

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Pa1086112 2日も降り続いた雨にもメゲズ、訪れた季節を謳歌しています。

Pa108700 我が家のは「銀木犀」ですが、この雨でほとんど落花してしまいました。

金木犀の原種だそうで、香りは控えめです。

P92682492この日、川の上流で目にしたのがイソシギさん。

餌と勘違いしたのか、ビニール片に執着。

P92682562 叩き潰そうと必死!

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ほっそりした綺麗な鳥ですね(^.^)

いつも一羽でいますが(たまに番で)群れることあるのかな?

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風の声

2010年09月26日 | ふらり嵐山

  風の声 ロングスカート土手の道 m(__)m

P92581432 ようやく半袖のシャツが、なにやら薄ら寒く感じる季節がやって来ました。

P92581582 川面を渡ってくる風がススキの穂を揺らし、安堵の息づかいがそこかしこから聞こえてきます。

P9258165 ニャンたちをここに放してあげられたら・・・

P92581342 河川敷には野生化した花がところどころに見られます。

P9258135 葛の葉で埋め尽くされた中に彼岸花は今が盛りです。

P92581272この強くて印象的な花は、 去年うちの庭にも咲きましたが、今年はまだ見かけません。

P92581252 そして、この暑さにもメゲズ、夏中姿を見せていたスズメさん。

暑かったな~

P9258122 毎年、金色に色づいては路行く人の足を止める銀杏の木。

下から見上げると、黄色い実が沢山生っているではありませんか。

いつもは青い内に獲られてしまって黄色い実は見たことなかったのですが。

そこで、若い同居人と高枝きり鋏を持ち出して収穫。

と言っても、届く範囲はいくらもありません。

P9258114 上の方にはこんなに有ります。

とても可愛いのですが、匂いがネエ~・・・

P9258108収穫したのはこれだけですが、茶碗蒸しに入れるには充分(^^♪

庭に穴を掘って埋めました。

10日ほどしたら掘り出します。

この後、サングラスの男性が幹によじ登って長い棒で、実を叩き落してしまいました。

根こそぎ獲ってしまわなくてもネエ~(~_~;)

最近の中国のこと、ふっと思い出しましたが・・・


烏瓜の花と蛾

2010年08月29日 | ふらり嵐山

午後8時過ぎ、大きな懐中電灯とカメラをぶら下げて家を出ました。

烏瓜の花を見に行こうというのです。

こんな蒸し暑い夜に一緒に行こうという物好きは誰も居ません。

一人で夜道を歩くのは、本当は好きではないのです。

勘所の悪い痴漢が、若い女性と見間違うかもしれないからです。

P8207643上流では鵜飼の篝火が明々と川面を照らす渡月橋を渡り、

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夕方5時にもなると店じまいを始める嵐山界隈ですが,ここだけは不夜城かとおぼしき嵐電の嵐山駅を通り過ぎ、天竜寺をほぼ通り越した辺りの植え込みには・・・

P8207655 ありました。

烏瓜の花です。

繊細な蜘蛛の巣のようでもあり、またレースのドイリーのようでもあり・・・

大きさは8~10cmくらいでしょうか。

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寺田寅彦の随筆に「烏瓜の花と蛾」というのがあります。

そこで彼は、烏瓜がいかに繁殖力旺盛な蔓性植物であるかを述べています。

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また、花は毎日たくさん咲き、昼間の萎んだ様子は、愛らしい夏夜の妖精の握り拳とも言っています。

太陽が没し、薄暗くなると、もう全ての花は一遍に開ききっている・・・この植物の何処かに不思議なスィッチがあって、それが光の加減で自動的に作用して一度に花を開かせるのではないか・・・

実際彼は時計を手にして開花時間を測定までしています。

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そして、全ての花が咲ききると沢山の蛾が迷うことなく一直線に何丁目・何番地の何処そこに、集まってきます。

やはり、蛾も一種の光度計を内蔵しているかのようです。

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蛾の種類はとても多くて、図鑑に写真の蛾は見当たりませんでした。

蒼い月 白い妖精 蛾の乱舞 m(__)m

P82076762 大きな羽音を立てて、花から花へと移り飛ぶ巨大な蛾。

私にも止まったのですよ!

蛾の動きはとても素早くカメラが追いつきません。

寺田家の猫同様、うちのニャンズは見事に蛾を打ち落としては食べてしまいます。

カリカリよりも好みのようで極上のおやつですが、見ないようにしています。

烏瓜には雄株と雌株がありますが、この株に赤い実が生っているのを見たことはありません。

今朝の新聞に、植物園の「バオバブ」の花の写真が載っていましたが、いかにも熱帯の花らしく、大きくて面白い形でした。

そして色は白。

「月下美人」といい、夜咲く花は白くて短命のようです。

ああ、それから烏瓜の花の花言葉は・・・男ぎらい