花鳥風月猫三昧 Ⅱ

京都にて四匹の猫とマッタリ暮らしています・・・ バオバオ

オクラの花

2016年09月10日 | 食・レシピ

2か月ぶりに「崩し字の集い」に行きました。
8月は暑さのせいでしょうかお休みです。
いつものマクドナルド3Fに
、百円のコーヒーと氷水を持って上がると皆さん勢揃い。


何なに?
テーブルには、瓶詰タラコ、スダチ、バジル、そしてオクラの花?が載っています。
素早く山分けにして(私はいただき専門)青空市場を畳みます。

オクラの花は初めて見ました。
黄色い芙蓉とでも言いましょうか。
わが家では今、酔芙蓉が盛りですが色こそ違えそっくりです。

調べたらどちらもアオイ科でした。

今朝、さっそく調理。
沸騰したお湯に、花びらを2,3枚ずつしゃぶしゃぶと潜らせ冷水にとり、
笊にあけて酢を降っておきます。

色は鮮やかなイエロー!
そして、軽く絞ってポン酢とかつを節を降ります。
超カンタン(^-^)

適度の歯ごたえとぬめりが新鮮でした(^^♪






当日の「崩し字」は芳年の「月百姿」でした。
百人の猛者と美女の浮世絵に寸ばかりの口上が載せてあります。
それと、雨月物語の「白峰」の一部に「椿説弓張り月」の一部。

たいそう疲れました(^_^;)

 


竹の子の水煮

2016年04月23日 | 食・レシピ

京都人は戦時の飢えを凌ぐため、洛西一帯の広大な土地に孟宗竹を植えました。

竹の子に適した土質と年中手入れをして育成に励むためか、
塚原産のそれは高級レア食材とまで
呼ばれるほどの竹の子になったのです。
純白(白子筍)、柔らか、えぐみなしです。

私、毎年、檜山に生えた竹の子や、スーパーで安売りの竹の子で水煮・瓶詰をしますが、
どうも
歯ごたえがありすぎます。

そこで今年は知人に塚原の竹の子農家に連れて行ってもらいました。
物集街道を旧山陰街道に入った、古い大きな農家です。

夫婦で分別した、山積みの筍の中から好みのものを6キロ選んで¥1,800。
キロ¥300だから安いと思いますが、頭の先が緑だったので2級品でしょうね。


これからが大変です。
皮はほとんど剥き、先っちょを斜め切り、糠なしで40分ほど湯がき、
そのまま冷えるまで放置。


そして
竹の子を適当にカットし瓶に詰め、瓶の口まで水を入れ、
鍋に瓶の肩ほどまでの水量で、40分ほど沸騰します。


その後
瓶の蓋をギュッと閉め(やけどに注意)
全体を煮沸させること30十分。(大きな瓶は横にして)


最後に、取り出した瓶を逆さにします。



と、まあ
誰もがやる工程をやるのですが、必ず一つや二つ水漏れするのがあって・・・(^_^;)


グラグラ煮え立った鍋での作業。大きな瓶は結構重いので大仕事です!

 



竹の寿命は70年ほどと聞きますが塚原の竹もそろそろ花が咲くのでしょうか(^_^;)



忙しい梅雨入り

2015年06月13日 | 食・レシピ

梅雨入りのこの時ほど私にとって忙しいときはありません。


まずラッキョウの甘酢漬け。

1kgの洗いラッキョウを濃い塩水に浸けて2週間冷蔵庫に。
それから、一昼夜ちょろちょろ水で塩抜きします。
熱湯消毒をした後ラッキョウ酢に漬けて冷蔵庫に。
あと2・3日で食べられそうです。


同時に3kgの和歌山産小梅の梅干作りに着手。

小梅は出回る期間が短いので、売り場で見かけたらすぐ手に入れます。
これは酢を入れるので6%の塩分です。(先日、赤シソを入れました。)


それから、山椒の実の冷凍保存。

これは簡単です。
小枝を取って洗って、熱処理して乾かし小分けしたのをラップに包み冷凍庫に。


そして、今日は梅酢を使って新生姜の甘酢漬けに取り掛かる予定です!


新鮮な食材を自分好みの味付けで、安心して食べられること。
これほどの贅沢はありませんね(^^♪




ブルーオニオン

2015年04月30日 | 食・レシピ

白磁のデザインにブルーオニオンがあります。
18世紀、マイセンのクレッチマーが中国の染付の技法で柘榴を絵付けしたところ、
柘榴を知らないドイツ人が玉ねぎと間違えたところから「ブルーオニオン」と言われるようになったとか・・・




松尾大社の近くに「ブルーオニオン」という喫茶店があります
評判は聞いていましたしわが家からそう遠くでもないのですがいかにも駐車しにくそうな
ガレージに拒否感がありました。

そこで、今回は松尾さんの駐車場をお借りしました

店内はとても明るく清潔そうで、奥の坪庭には光が溢れていました
気持ちのいいスタッフの勧めで店内に展示されている夥しいカップの内から気に入ったものを
選びました

ほとんどがマイセンなのだそうです。

コーヒーとカツサンドを注文したのですが、
その肉の厚さたるや3センチはあろうかと思われました

香ばしく焼けたパンとともに口に運びましたが、一口で食べるのは難しい

それでもボリュームとお味にすっかり満足いたしました

選んだカップにスペシャルブレンド・コーヒーは私だけの特別なコーヒーなわけです




町屋レストラン

2015年02月19日 | 食・レシピ

このところ町屋を少し改良してのレストランが増えてきました。

先日、京都御苑のすぐそばにある中華の創作料理の店に行ってきました。
「マダム紅蘭」という評判の店です。

外観はまったく仕舞屋風
店内は恐ろしく狭苦しい。
玄関横の和室は檜造りの数寄屋で座卓が2台。
天井の網代は杉らしい。

少量ずつ運ばれる料理は繊細で美味しい。
器と言い味と言い、濃厚な中華料理とはほど遠い。
のんびり舌先を楽しませていたのはこの時まで。

バタバタと大声と一緒に飛び込んできたのは2人の女性の相客
鼻汁をシャバシャバかみながら 大きな地声で姑、小姑、そして夫の悪口を言い始めた。
それを相手が「フンフン、その通りや。」と渡り蟹の足をしゃぶりながら相槌を打ちます。
もう、大阪の芸人がしゃべくっているとしか思えません。

こちらはというと、日ごろ顔つき合わせている同居人。
特に話題もなく、小声で「美味しいなぁ」

デザートを終えると、あたふたと席を立ったのであります
狭い部屋の相席や、仕切りの薄い個室は避けたほうが賢明のようです


ブログ友、べんべえさんお奨めの「新宿中村屋のインドカリー」
沢山の具材をグリルして加え、
スパイスの効いた澄んだ味わいを楽しみました