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花鳥風月猫三昧 Ⅱ

京都にて四匹の猫とマッタリ暮らしています・・・ バオバオ

鮎と夏みかん

2008年08月23日 | 居候猫

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富山県は高岡市の親戚から庄川の天然海産鮎が送られてきました。

彼は大の釣り好きで特に鮎にはゾッコンです。

彼のメールでの説明では、

20080821_008 庄(しょう)川の鮎の8割は天然海産鮎で、2割が放流鮎だそうです。

天然海産鮎というのは、9月末に生き残った鮎が川で卵を産み、孵化した子鮎が秋に海に下り、

翌年、春に5cm位になって川を上ってきたのをそう呼ぶのだそうです。

天然鮎は背びれが発達して大きいのが特徴のようです。

・・・・

風味を落とさないように、鮎を水で包み凍らせたのが届きました。

夕食には早速、鮎の塩焼きを頂きましょう。20080821_012

ところで、

庄川は富山県で最も長い川といわれ、岐阜県北部の山岳地帯を水源に、

合掌造りで有名な白川郷や五箇山を通過し、平野部を潤しながら富山湾に注ぐ、一級河川です。

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この涼やかな冷菓は上七軒の「老松」さんの「夏柑糖」です。

今は生産量も減った夏みかんの中身を丁寧にくりだし、苦味の強い部分を取り除いて果汁を絞り、

寒天に加え、再びくりぬいた夏みかんに流し込んだものです。

20080821_014夏みかんの清涼な香りと共に、 適度な酸味とほのかな苦味がさっぱりした後味で、

冷たく甘い寒天は舌の上でほろほろジューシーです。

みかん型のプラスチックの容器に入った、ゼラチンで固めた、しっかりプリンとした舌触りの類似品も出回っていますが、

手作業の末のこの「夏柑糖」は、炎天下の岩清水の一滴のようです。

ただ、残念ながらお値段が安くない。

まあ、四等分して四人で食べれば、この贅沢な喉越しは高くないかも。

この冷菓は4月から9月までの生産と聴きます。

実は嵐山にも支店があり、デパートにも出しています。

販売姿勢は微妙な味を損なうことがあるので気になるところですね。


囃子堂

2008年08月17日 | 居候猫

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ニャニャ!!

おおきい、とりやにゃ~

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きれいなこえで ないてるにゃ~

たべたら おいしいかもしれへんにゃ~

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ひっ!

昨日、京都コンサートホールで能囃子を音楽として聴く「囃子堂」(能楽堂に対抗して)を愉しんできました。

20080817_035 洗練され、研ぎ澄まされた音色は暑さとは無縁のものでした。

囃し方には指揮者はいませんが、絶妙の間を取りながら、各奏者がそれぞれのパートを演奏して全体を盛り上げていきます。

そのためには掛け声も不可欠なものです。

この掛け声が要所要所を締めるのです。

プログラム(ほとんどは源氏物語に関したもの)の最後、「獅子」(能、「石橋ーシャッキョウ」の囃子)は全く目の覚めるような、緊張感に満ちた素囃子(笛,小鼓、大鼓、太鼓のみの舞いの部分の囃子)でした。

その笛の音は短く、長く、そして鋭く強く、天を突くばかりに、小鼓はまろく、優しく、大鼓はパカンと大きく乾いた音でそして太鼓は力強くたたかれ、寂びのきいた大きな掛け声が人の為せる技であることを思い出させます。

それまでの奏者は、白い小袖に薄ねず色の袴姿でしたが、「獅子」の奏者は裃の正装でした。

会場はオリンピックも高校野球も縁の無いものでした。

・・・・実は開演時間に遅れてしまったので、チケット売り場で空き座席の有無を問い合わせたら、「まだある」とのこと。

そこで演奏の切れ目に場内に入ったところ、ペンライトを持った案内嬢が「満席なので立ち見をしてください」と言います。

坐骨神経痛を押してやってきたのに、それはナイヤロ!

お姉さんを無視して、暗い通路の階段をヨロヨロ、フラフラ痺れた足で左右の座席を確認しながら降りて行くと、有るではありませんか。

貴重な椅子を荷物置き場にしていたおばさんに、荷物を膝に載せてもらってヤレヤレでした。

どうもこの企画、ホールがパンクするまで客を詰め込む所存と見ましたが。

画像をクリック)


ノウゼンカズラは熱い花

2008年07月26日 | 居候猫

連日37度を越す猛暑日。

炎天下に干した布団を取り込んだとたん・・・

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ドサッとももニャン。

クララ・クララ♪クラクララ~♪

♪からだも、おつむもクラクラニャ~♪

ああ、この熱さがたまらんにゃ~

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ZZZ・・・・

むニャ・むニャ・・ニャ~ン

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お・おいし~!

キンギョ おいし~~♪

ムニャン

ももニャンはずっと睡蓮鉢の中の金魚を狙っていたのです。)

ももニャンが美味しい思いをした日の夕方は、空が茜色に染まりました。

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今年もノウゼンカズラは夏を告げます。

朱色の花は数えきれないほど咲きました。

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中国原産で平安時代に渡来したそうです。

ずい分昔からある花なんですね。

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花期は長く6月から9月の末ごろまで咲きます。

極端に暑いころは花数を減らしますが、少し涼しくなると又、増えます。

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ツルをポキポキと折って通路を作りました。

花言葉は華、栄光・・だそうです。

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キンギョたべたん、ゆめやったんやろか・・・?

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アッパー! パンチ!

2008年06月28日 | 居候猫

ある日、ガラス戸と網戸の間に、一匹のバッタが閉じ込められていました。

20080617_004 アンタ だれ?

そんな、せせこましいとこで 何してんニャ~?

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僕、Bat-ta

ここは、快てきだよ!

君 僕の美しい緑の服、見てくれた?

それにくらべて、君のその 混ぜこめのもようはなんだい

汚い、キタナイ

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ンっ?!

なに なまいき ゆうてんニャー!

このアホ!

アッパー!!

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パンチー!!

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チェリニャンのパンチの炸裂はガラス戸に空しくさえぎられ、怒りのみが跳ね返ってきました。

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ホーホッホッホー!

ヘタクソ やーい

頑張って

ここまでおいで!

バイバイ♪

ホーホッホッホー!

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と、バッタはガラス戸をピタピタと這い登り、網戸の隙間から庭に飛び降り、草叢に向かって跳ねてゆきました。

20080617_013 アーァ、チェリニャン

おしいことしたニャ~

アレ、おもしろうて、おいしそうやったのに~

あー、もう見えへんようになった。

バッタの飛び込んだ草叢には、ニゲラが咲いていました。

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蕾はネットに入っています。

南ヨーロッパ原産で江戸時代渡来のニゲラは、花茎4cm~5cm、草丈60cmほどの一年草です。

黒ゴマのような種からニゲラ(黒い)という名前が付いたそうです。

種は香辛料(カロンジー)としてインドでよく利用されるそうです。

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葉っぱは絡まった糸のようです。

盛り付けられた、かんざしのようなシベ。

花弁のようなのはガクで、花弁は退化しています。

花言葉は「不屈の精神」だそうです。

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減ってへん

2008年06月12日 | 居候猫

ふ~~ん、エエにおいやにゃ~

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オズオズ・・・

オズ

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ツイーーッ・・・・

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           ・

           ・

           ・

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なんや数、減ってへんかぁ?

・・・へってへん・・・

梅雨・・・降りしきる雨

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「柏葉紫陽花」の大きな槍状の花房は雨を含んで重く垂れ下がります。

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その白い花は薄翠をにじませて清らか

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枯れて硬直しても、しばらくは、この色彩を保ち、徐々にセピア色に変化します。

20080601_023 雨に濡れてイキイキする紫陽花は、梅雨時を彩ります

20080612_020 そして、花菖蒲

花びらの付け根が黄色ですが、これが花菖蒲の特長とか。

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あと、水辺を好みます。

   

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