富山県は高岡市の親戚から庄川の天然海産鮎が送られてきました。
彼は大の釣り好きで特に鮎にはゾッコンです。
彼のメールでの説明では、
庄(しょう)川の鮎の8割は天然海産鮎で、2割が放流鮎だそうです。
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天然海産鮎というのは、9月末に生き残った鮎が川で卵を産み、孵化した子鮎が秋に海に下り、
翌年、春に5cm位になって川を上ってきたのをそう呼ぶのだそうです。
天然鮎は背びれが発達して大きいのが特徴のようです。
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風味を落とさないように、鮎を水で包み凍らせたのが届きました。
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ところで、
庄川は富山県で最も長い川といわれ、岐阜県北部の山岳地帯を水源に、
合掌造りで有名な白川郷や五箇山を通過し、平野部を潤しながら富山湾に注ぐ、一級河川です。
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この涼やかな冷菓は上七軒の「老松」さんの「夏柑糖」です。
今は生産量も減った夏みかんの中身を丁寧にくりだし、苦味の強い部分を取り除いて果汁を絞り、
寒天に加え、再びくりぬいた夏みかんに流し込んだものです。
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夏みかんの清涼な香りと共に、 適度な酸味とほのかな苦味がさっぱりした後味で、
冷たく甘い寒天は舌の上でほろほろジューシーです。
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みかん型のプラスチックの容器に入った、ゼラチンで固めた、しっかりプリンとした舌触りの類似品も出回っていますが、
手作業の末のこの「夏柑糖」は、炎天下の岩清水の一滴のようです。
ただ、残念ながらお値段が安くない。
まあ、四等分して四人で食べれば、この贅沢な喉越しは高くないかも。
この冷菓は4月から9月までの生産と聴きます。
実は嵐山にも支店があり、デパートにも出しています。
販売姿勢は微妙な味を損なうことがあるので気になるところですね。