霊園のそばの清立院です。寺の前は「御嶽坂」という急坂です。清立院内に「御嶽権現」があるためです。というより、もともとは「御嶽権現」で、神仏分離で「寺」になったのでしょう。鬼子母神が鎮守となる前、雑司ヶ谷の鎮守だったのが御嶽権現だったといわれています。
境内には瘡守(かさもり)稲荷大明神の社があります。皮膚病快癒のご利益で知られています。
清立院の門前の白鳥稲荷です。裏側には石橋記念石塔が立っています。石塔も白鳥稲荷も、昭和6年に弦巻川が埋め立てられたときに何処からか移されて建てたものらしいです。幻の弦巻川がこの近辺を流れていた証になっています。
幻の弦巻川とは、池袋駅の西側(東武の方)にあった丸池から、雑司ヶ谷を蛇行して行って、護国寺前の音羽通りの西裏側を経て神田川に落ち合った川。 今はまったく痕跡が残っていません。
これまたすぐそばの「宝城寺」です。雨乞いのご利益で知られ、「祈雨日蓮大菩薩」の石柱があります。
道なりに「東京音大」の方へ向います。途中、都電の線路をくぐります。
法明寺です。桜の名所として有名です。
法明寺の裏手にある威光稲荷です。ここに来るときはいつも緊張します。
迷路のようにくねくねとした細い道を、赤い鳥居をくぐりながら進みます。その奥にひっそりと威光稲荷堂が祀られています。おそらくここの地主神でなのでしょう。
さらに、奥があり、狐のお穴や塚、いくつかのお稲荷さんがあります。不思議な空間です。どこか別の世界に迷い込んでしまったようです。
数えてみたら、本社の他に5つのお稲荷さんがありました(数えるときの参考に)。
威光稲荷を後にして、墓地の脇の道を進みます。墓地の脇の細い道ながら、東京音大の学生たちにしてみれば、立派な通学路です。
本立寺です。この辺り(南池袋2丁目)には、本立寺のほか盛泰寺・仙行寺・常在寺・妙典寺と、近代になってから池袋に移転してきた寺です。戦後の区画整理で集められ、寺町を作っています。
おまけ:山手線で2ヵ所しかない踏み切りの内、1つが目白にあります。
というのはついこないだまでの話です。踏み切りは廃止になり、橋が掛けられました。
初めて、そこを通ってみました。
「花のはし」といいます。エレベーター付きです。ちなみに橋のたもとにはヨネクラボクシングジムがあります。
「花のはし」から見る目白駅方向です。
渡りきるり、目白駅へ向います。この線路沿いの道にはは、季節の花が咲きます。歩いて5分ほどで目白駅につきます。
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