トレンチ・コートを着込んだオーネット・コールマンが雪国にいる。肌が黒い人とトレンチ・コート、それにシルクハット? それだけでも違和感があるのにぃ~、なおかつ、雪の白さが加わって アンマッチ。場所は、スウェーデン、それも12月だって。寒そう~。
AT THE GOLDEN CIRCLE: Ornette Coleman
"The Golden Circle Vol.1" Blue_Note(JPN)BNJ-71045 Faces And Places / European Echoes Dee Dee / Dawn "The Golden Circle Vol.2" Blue_Note(JPN)BNJ-71046 Snowflakes And Sunshine / Morning Song The Riddle / Antiques Ornette Coleman (as,violin,tp) David Izenzon (b) Charles Moffet (ds) 1965/12/04ふところ手で、よーく もみほぐしながら血行をよくして、ステージに立ったのでしょう。ジャケットと録音時期からの先入観があるせいか、ふところ手でも効果の得られないドラマー(チャールス・モフェット)の ノリが気にかかります。ここまで聴いて38分59秒。わたしの手も冷たいのか、もう一枚目が終わり。
二枚目の開始はヴァイオリン、そしてトランペット。この二つを演奏するときは、アルト・サックスを吹かないようだね。ベースのアルコ弾きとヴァイオリンの弦楽二重奏でクラシックを意識した演奏をしています。そろそろ、ドラムもアイドリング完了。デヴィッド・イゼンゾンのベースが現代音楽風で、ジャズ(ブルース)をルーツにオーネット・コールマンが浪々と吹きまくる。二枚目、所要44分22秒。
もちろん、このトリオは ピアノ・レスで いやが上にも緊張感はピリピリ。前二回の弦楽四重奏とか管楽五重奏を含んだセッションと違いオーネット・コールマンに遊びはありません。
このアルバム(『アット・ザ・ゴールデン・サークル』)は、SJ誌のジャズ・ディスク大賞(金賞)受賞作のブルー・ノート・レーベル作品ということで、途切れなく店頭に供給されていると思います。
わたしのコレクションでオーネット・コールマンのコレクションはこのトリオが4セット。(他にパット・メセニーとのものが1枚。)
ピアノ・レスのサックス・トリオの原型は、ソニー・ロリンズかと、考えているのです。
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2006/02/03 ものずき烏 記
(オーネット・コールマンの参考記事)
2005-06-12 オーネット・コールマン:チャパクア
2006-02-01 オーネット・コールマン:タウン・ホール 1962
2006-02-02 オーネット・コールマン:クロイドン・コンサート