またもや久々の更新と相成りました。
更新をサボっているうちに、今年も残すところ数時間になりました。毎年毎年、1年があっという間に過ぎてゆきます。
今年もご訪問いただきありがとうございます。お世話になりました。
今年の第9は、ヘルベルト・ブロムシュテット指揮ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団の演奏。4人のソリストたちの中に、わが国が誇る名歌手藤村実穂子(アルト)の名前を見つけることができます。
今年91歳になるブロムシュテット、この第9の録音時は80代後半のはず。ベートーヴェン自身のオリジナルのメトロノーム記号を遵守し、速めのテンポで進む演奏は年齢を感じさせない躍動感あふれるもの。そして端正な解釈、まさに円熟の極み。嬉しいことにアルトの藤村実穂子の歌声は、確かな技巧と美しさを誇り、4人の中では図抜けた存在感のあるもの。
それでは、ブロムシュテットの第9を聴きながら、皆様よいお年をお迎えください。