荒川直人氏の世界です。「円形劇場」で有名な氏のジオラマは、確実な工作技術と類いまれなセンスの良さで、観る者を容赦なく荒川ワールドに引きずり込んでゆきます。この空母「イントレピッド」のジオラマは、最終整備を海上回廊ドックで行う珍しい写真をもとに再現したもの。密度の濃い内容は一見の価値大です。
これは、ガンダムワールドのジオラマ。「ベルファスト軍港」の情景。鉄工所のおやぢは、正直ガンダムはあまり得意分野ではありませんが、荒川ワールドの魔術に、ついつい見入ってしまいます。虚構の世界を、圧倒的なリアリティをもってみせてくれる、氏、面目躍如のジオラマです。
ホビーショー会場、大日本絵画のブースで、新刊の荒川氏ジオラマ写真集「G-WORLD」を買い求めました。いつまでも見飽きることのないジオラマの世界は、ジャンルを超えて手元に置いておきたいですね。会場にて写真集にサインを頂戴してきました。お忙しいところありがとうございました。