あにきさんから頂いた、モデルアート臨時増刊「艦船模型スペシャル」を眺めています。やはり船はいいもんです。そのなかでも旧日本海軍の軽巡洋艦が大好きです。以前に5500t級の軽巡洋艦を話題にしましたが、この雑誌に触発されてタミヤ1/700「阿賀野」「矢矧」とピットロード1/700「北上」を買ってきました。「阿賀野」と「矢矧」はタミヤの名作キットで幾度目かの再会。「北上」は重雷装艦に改装された姿を再現したもの。
軽巡洋艦は、偵察、警戒、護衛、局地防衛など多くの任務を任されるワークホースです。日本では水雷戦隊の旗艦として、駆逐艦の先頭に立って敵艦隊に接触し、砲力を活かして敵艦隊に突進する駆逐艦隊の援護や、夜戦では自ら探照灯照射の役割を負い駆逐艦隊を敵艦隊へと誘導するのでした。というわけで敵艦隊、特に重巡洋艦を上回る速力と、敵駆逐艦を凌駕する砲力が要求され、一方で旗艦設備も必要でした。でも、排水量は少な目に。そのため防御力が犠牲にされました。万一敵に捉えられると、もういけません。あとは海の藻屑となるのみでした。威風堂々の大型艦艇よりもシンプルな艦容に機能美を感じつつ、軍艦としてはスマートですが、華奢な脆うさも併せ持つことが軽巡洋艦の魅力でしょうか。とにかく、軽巡洋艦大好き!
ピットロードの「大井」も欲しいなあ。それから、ホビーショーが終わったら、艦船模型を作ってみようかなあ。