ファインモールド1/35四式中戦車の組み上がり。これは試作型になります。このほかに、ほとんどフィクションの「量産型」も出ています。結局、試作車2両のみ作られたので、この「試作型」のみ購入。
M4シャーマン戦車に対抗するため開発、仮に相当数が実戦配備されたとしても、75mm砲はともかく最大75mmの装甲ではⅣ号戦車並み。やはり苦戦を強いられたことでしょう。戦争が長引けば、M26パーシングが加わってきますので、やはりアメリカ軍には勝てなかったでしょうね。
新しいキットだけあって、問題なく組み上がります。強いて言えば、転輪の位置決めが少し面倒かな?キチッと決まらず、何となくあぶない仕上がりになりました。
砲塔の後部は別パーツになっていて微妙に合わない。実車は、当時一体鋳造の技術がなく、砲塔後部はボルト接合になっているとのこと。さらに各部の精度が悪く、整合が大変悪かったそうです。
組説の実車解説をよく読まなかったので、てっきり溶接構造と早合点、延ばしランナーで溶接痕を入れてしまいました・・・。