DRAPE~ドレープブログ~

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ローラー&クライナ-万年筆洗浄液「ライニガー」の使い方

2016年06月25日 | 万年筆の洗浄
趣味の文具箱でもチラッと紹介されました、万年筆の洗浄液「ライニガー」。
どう考えてもプロレスの覆面レスラーっぽい名前に、変なの、と思っていました。
でもちゃんと調べてみると、ドイツ語で「クリーナー」の意味でした。
商品名みたいに表記してますが、そうではなかったみたいですね。

ローラー&クライナ-社のインクは顔料系が中心ですので、もちろん顔料インクも視野に入れてのクリーナーです。
顔料インクは耐水性・耐光性に優れ、保存性も良いと言うことで用途によっては重宝されていますが、その反面万年筆の中で乾燥させてしまうと水に溶けない分厄介なことになります。
頻繁に使っている万年筆であれば問題ありませんが、注意が必要なインクです。

各社から顔料インクが発売されている現在は、上手に付き合うために洗浄がやはり重要になってきます。
最近発売されたこの「ライニガー」、使い方をご説明したいと思います。

この商品を購入された方はご存知だと思いますが、実は一切説明書きがありません。
唯一の手掛かりはこのラベル下にチラッと書かれているドイツ語&英語。



「Fullen/Fill-5min-Sputen/rinse」・・これが全てです。
「満たす/5分/洗い流す」・・シンプルですね。中に入れて5分待ち、洗い流すということでしょう。
輸入元の方に確認してみると、この5分が大切なのだそう。さて、では実際に洗浄してみましょう。



今回はしばらく使っていなかったこちらのドルチェビータを洗浄します。
ペン芯がすっかり汚れています。
ちなみに出てくるインクはブルーブラックが黒・・・になっていますね。すいません。

まず、入っているインクを全て出し、コップの水が透明になるまで出し入れを繰り返します。


ちなみに中にはリザーブタンクのようなタンクが内蔵されています。
このライニガーは当店で使っているのでかなり量が減っていますね。そんな時に、ひっくり返して戻すと、タンクに洗浄液が溜まります。(フタはしっかり締めて下さいね)





その後、きれいに水分を拭き取ってから、洗浄液を吸入させます。



そしてここからがポイント。置いておく5分の間に、「筆記」します。
もちろん出てくるのは洗浄液ですが、書き続けることでペン先まで洗浄液が行きわたるとのこと。



5分後、洗浄液を出して、更にきれいな水を出し入れします。
コンバーターに入る水も、透明になりましたね。ペン芯もスッキリです。



万年筆を長く大切に使いたい。メンテナンス用品も、ちゃんと準備しておくと安心ですね。


・・・と、ここまで書きながら現在(2016.6.25)品切れしています。
輸入元にも在庫がないため、ドイツからの入荷待ちになっています。
お待たせすることになりますが、よろしければご予約で承りますのでお申し付け下さい。

45ml入り、1,620円(税込)となっています。

*ご予約はpenandmessage@goo.jpまでお願いいたします。

*ホームページへのリンク*
万年筆洗浄液 ライニガー(reiniger)

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2 コメント

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Rohrer & Klingnerの二つのインクシリーズ (myaa0218nyan)
2016-07-08 19:34:24
ライニガーは貴店から購入し使っております。このボトルはシェーファーの古いボトルインクのようで便利そうです。このボトルが空になったらインク瓶として使おうと考えていたら,Rohrer & Klingnerで空ボトルを売っているようです。

「ローラー&クライナ-社のインクは顔料系が中心です」とお書きになっているので,もしかしたら従来のヴァーディグリーズなどの人気のカラーインクも顔料系だとお考えではないかと思いました(お店のサイトにも顔料インクと書かれています。)。

さて,Rohrer & Klingnerの万年筆用インクは二つのラインがあります。
ひとつはWriting Ink, Range 40,もう一つはDocumentus, Series 41というシリーズ。

Rohrer & KlingnerのサイトではWriting Ink, Range 40について

"Each of the inks are treated with high quality, pleasant dyes"

としており染料(dyes)で作ったものだと明記されています。

http://m.rohrer-klingner.de/?page_id=573&lang=en

このページでは二つの iron gal ink(Salix, Scabiosa)には言及されていますが、Sepiaには全く触れていません。ですのでSepiaについても顔料だという証拠はありません。
実際の使用感としてもこのシリーズは耐水性に関しての根性のなさから,顔料インクとは思えませんでした。

Documentus, Series 41シリーズは6色あって,こちらは万年筆で使える公文書用インクだと書いてあります。

http://m.rohrer-klingner.de/?page_id=722&lang=en

こちらはブラウンとダークブルーを試しましたが、間違いなく強固な耐水性を持っていました。特にpigmentとは書かれていませんが,顔料インクと推定して間違いないでしょう。顔料インクのブラウンは薄い色が多いのですが,このブラウンは染料のSepiaに似た色で良い感じでした。

日本での販売時期から考えるとライニガーはおそらく顔料インクであるDocumentus, Series 41に合わせて作られたのではないかと推測します(本国でのリリースがいつか分からないので想像の域を出ません。)。

以上ご参考まで。
長文にて申し訳ありません。
遅くなりました! (スタッフK)
2016-07-13 14:11:44
myaa0218nyanさま

お返事が遅くなり申し訳ありません!
輸入元に確認をお願いしておりました。

メーカーからのアナウンスとして当初は顔料系(染料インクを一部含む)、ということでしたが、ご覧になったとおりホームページやパンフレットの英語文章にも「染料」という表記があり、輸入元も確認をしたところどうやらアナウンスに変更があったようです。

「40シリーズは発色の為染料も使用しており、純粋に顔料インクとは言えないため、現在は染料系と記載している」とのことでした。

41シリーズは私もサンプルを試しました。ドイツのDIN-OSO規格の世界初の筆記インクと言うことで、ブラウンは茶味の少ない渋い色ですね。

ご指摘のとおり、ライニガーはペン先に残りがちな顔料インクの粒子を落とすべく開発されたものなので、もちろん染料インクにも使えます。
ただライニガーを吸入の際に「浸透しそうな首軸」は要注意とのことでした。
5分間洗浄した後はしっかり水で洗い、洗浄液を残さないことも大事だそうです。


ご指摘いただきありがとうございました!

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