『とぅから家。』繁盛記

-oisi・tanoshi・ureshi-

いなかのネズミとまちのネズミ

2015-12-26 11:54:41 | 日記
いなかのネズミとまちのネズミ
このイソップ絵本、ご存知ですか~。


いなかのネズミが、まちのネズミを招待しました。
木の実をごちそうしましたが反応はいまひとつ。
後日、こんどはまちのネズミに招待されて、まちの生活を楽しみますが……。
というストーリ。


何年か前に、ふと私の母が
「この物語って、あなた達姉妹(私と姉のコト)みたいなんだよねぇ。」
と、言っていたのを思い出して、先日購入しました。


私には2歳上の姉が居ます。
物心ついた時から、この姉のコトが大嫌いでした。

私が何をしても反論、反発。
失敗した時には笑う。
殴る、蹴る。

好きになれる理由なんて、ひとつも見つかりませんでした。

そんな気持ちのまま大きくなり、姉は進学のため他県に引っ越しました。
すごく、ホッとしたのを覚えています。

姉は都会・最先端が大好き
私は田舎・自然が大好き

誕生日も1週間しか違わない、血液型も同じ、育ってきた環境も同じ
なのに、全くといって良いほど正反対。

母も、この二人の不仲さに頭を痛めていた時期があったようです。


でも、ある時、見つけたんです。
二人の共通点。

それは
「家族を愛している」
というコト。

私達は、ただ表現方法が違っていただけだったコトに気づきました。

母の為に、マンションを建ててあげたいと言う姉。
母の為に、孫の写真や手紙を送ってあげたいと言う私。

この気持ちの出所は同じ、愛です。

そのコトに気づくまでは、この表現方法が理解できなくて
「その発想で、本当にお母さんが幸せになれると思ってるのぉ~!」
と、姉のコトを非難していました。
(でも、直接言ったら仕返しが怖いので、心の中で思うだけのビビリな私。(苦笑))

幸せは、他人が決めるものじゃないのにね。

今は、私も歳を重ね、様々な心の修行もしたり、母になったりしたせいか
それぞれがしたい様にすれば良いと思っています。

幸せもそうですが、価値観や生き方も他人が決めることではないと思います。

私は赤が好き あなたは青が好き

それでいいんです。

どっちが良いとか悪いとか考えるから非難が始まる気がします。


小さい頃から染み付いてきたクセがあるので
なかなかここから抜け出すのが大変な時もありますが
いつでも心はフラット・ニュートラルでいたいと思います


こうして、姉ネズミはまちへ 妹ネズミはいなかへ帰って行ったのでした。
ちゃんちゃん。


追伸
お姉ちゃんへ

今ではあなたの愛の大きさや
まっすぐに向かうその姿勢を尊敬しています。

やっと 大切なコトに気づけました。
(また反発するコトもあるかもしれないけど・・)

あなたの妹で私は幸せです。

ありがとう 大好き◎

文美