ロッテントマトで100%というたいそうな高評価をつけられているジェームズキャメロン監督の「エイリアン2」が気になっていたのですが、前作にあたる「エイリアン」がちょうど劇場で観れるということだったため名画座で観てきました。
自分が生まれる10年近くも前に作られた映画ということで、歴史的名作に劇場で初めましてできたこと自体になんかワクワクした。
でも正直言うと素直に楽しめるっていう感じではなかったかな。
序盤は宇宙船のベッドやら部屋やら廊下やら食べ物なんかをこれでもかってぐらい見せ付けて、宇宙船内のディテールを強調してくるんだがこれが非常に「2001年宇宙の旅」っぽい。
ああいう舞台装置は確かにすごいけど、舞台を作り込む目的は映画の世界観に観客をスムーズに引き込むことであって、「どうですスゴイでしょう!?宇宙船ってこんなんじゃないですか?!ねえ?どう?どう?」みたいにゴリ押しされるとちょっと引く。
「ブレードランナー」でもそうだったけど、リドリー・スコットは美術とか映像美とかによる世界観の表現力が魅力であると同時にやたらとそれを押し付けられるのがちょっと面倒くさい感じがするなあ。
ただそれは30年過ぎた今観るからであって、CGとか3D技術でいくらでも画を作れる今とは違って当時から考えれば実現不可能と思われたSF世界のルックをあれほどまでに表現した映像を「じっくり見たい!」という需要がかなりあったのでしょうな。
今見ると安っぽく見えるという話でもう一つ思うのは赤ちゃんエイリアンの形。
寄生した隊員の腹を突き破って出ててくるエイリアンと、明らかに糸で引っ張られてるっぽいの移動の仕方は結構安っぽい。
また、全体のテンポは結構ゆっくりしててエイリアンを捜してるはずが途中からなぜか飼い猫のジョーンズを探すことになり「出ておいでー?ニャーオー??」とかやってる時はもうおれ寝ちゃいそうだった。
とはいえ話の大筋は面白くて、エイリアンにやられた隊員を船に入れて看病したり、エイリアンの生体について一見頑張って調べてたアッシュが実はロボットで、乗組員がいくら死んでもいいからエイリアンを地球に持ち帰るようにプログラムされて送り込まれていたことが明らかになった展開は燃えました!
(だったら最初からロボットだけ送っとけばいいじゃねえか!とも思うけど。)
ちなみに宇宙船の描き方について似ている「2001年宇宙の旅は」はエイリアンよりもさらに10年前の作品ということで、当時革新的な画だったというよりはオマージュ的な感じなのかな?
ということで、時代の違いやちょっと期待しすぎていたせいもあり個人的には乗れない作品でした。
その流れで「エイリアン2」観たけど、これまた期待し過ぎ&時代違い過ぎであまり楽しめなかった。。。
こっちの場合はジェームズキャメロンの好きな「強い女像」がなんとなく不快に感じたというのもある。
男だらけの軍隊に混じり一番しゃしゃってる女って「強い女」として魅力的でしょうか?
女軍人のバスケスのキャラが好きかどうかで好みが分かれる部分はあるでしょうな。
ジェームズキャメロン監督ということ以外情報を入れずに観たためエイリアンから逃げながら愛を育むターミネーター的な展開を勝手に期待しており、案外真面目な「エイリアン」の続編をだったことにガッカリしちゃいました。(勝手すぎるのはわかってるけどさ)
というわけで超楽しみにしていた「エイリアン」と「エイリアン2」ですが、不朽の名作とはいえ今初めて観た人が「おもしれー!!」ってなる感じではないんじゃないかなと思った。
自分が生まれる10年近くも前に作られた映画ということで、歴史的名作に劇場で初めましてできたこと自体になんかワクワクした。
でも正直言うと素直に楽しめるっていう感じではなかったかな。
序盤は宇宙船のベッドやら部屋やら廊下やら食べ物なんかをこれでもかってぐらい見せ付けて、宇宙船内のディテールを強調してくるんだがこれが非常に「2001年宇宙の旅」っぽい。
ああいう舞台装置は確かにすごいけど、舞台を作り込む目的は映画の世界観に観客をスムーズに引き込むことであって、「どうですスゴイでしょう!?宇宙船ってこんなんじゃないですか?!ねえ?どう?どう?」みたいにゴリ押しされるとちょっと引く。
「ブレードランナー」でもそうだったけど、リドリー・スコットは美術とか映像美とかによる世界観の表現力が魅力であると同時にやたらとそれを押し付けられるのがちょっと面倒くさい感じがするなあ。
ただそれは30年過ぎた今観るからであって、CGとか3D技術でいくらでも画を作れる今とは違って当時から考えれば実現不可能と思われたSF世界のルックをあれほどまでに表現した映像を「じっくり見たい!」という需要がかなりあったのでしょうな。
今見ると安っぽく見えるという話でもう一つ思うのは赤ちゃんエイリアンの形。
寄生した隊員の腹を突き破って出ててくるエイリアンと、明らかに糸で引っ張られてるっぽいの移動の仕方は結構安っぽい。
また、全体のテンポは結構ゆっくりしててエイリアンを捜してるはずが途中からなぜか飼い猫のジョーンズを探すことになり「出ておいでー?ニャーオー??」とかやってる時はもうおれ寝ちゃいそうだった。
とはいえ話の大筋は面白くて、エイリアンにやられた隊員を船に入れて看病したり、エイリアンの生体について一見頑張って調べてたアッシュが実はロボットで、乗組員がいくら死んでもいいからエイリアンを地球に持ち帰るようにプログラムされて送り込まれていたことが明らかになった展開は燃えました!
(だったら最初からロボットだけ送っとけばいいじゃねえか!とも思うけど。)
ちなみに宇宙船の描き方について似ている「2001年宇宙の旅は」はエイリアンよりもさらに10年前の作品ということで、当時革新的な画だったというよりはオマージュ的な感じなのかな?
ということで、時代の違いやちょっと期待しすぎていたせいもあり個人的には乗れない作品でした。
その流れで「エイリアン2」観たけど、これまた期待し過ぎ&時代違い過ぎであまり楽しめなかった。。。
こっちの場合はジェームズキャメロンの好きな「強い女像」がなんとなく不快に感じたというのもある。
男だらけの軍隊に混じり一番しゃしゃってる女って「強い女」として魅力的でしょうか?
女軍人のバスケスのキャラが好きかどうかで好みが分かれる部分はあるでしょうな。
ジェームズキャメロン監督ということ以外情報を入れずに観たためエイリアンから逃げながら愛を育むターミネーター的な展開を勝手に期待しており、案外真面目な「エイリアン」の続編をだったことにガッカリしちゃいました。(勝手すぎるのはわかってるけどさ)
というわけで超楽しみにしていた「エイリアン」と「エイリアン2」ですが、不朽の名作とはいえ今初めて観た人が「おもしれー!!」ってなる感じではないんじゃないかなと思った。