※宮崎あおい祭りを開催中です! 詳細はこちら、作品リストはこちら
今週末にぺタルダンスが公開になるということで、ちょっと前に観たのでうろ覚えだけど同じく石川寛監督&宮崎あおい主演で2006年公開の「好きだ、」について。
ぺタルダンスの予告も空が印象的だったけどどうやら空を映すのが好きな監督のようで、「好きだ、」はBGMもなく空が映されるシーンがあるようなゆったりした映画。
常に画面が暗めだったり、沈黙っぽい時間がたっぷりあったりというわけでポップな映画ではないんだが、慣れてくると「登場人物にはそう見えてるんだろうな」と感じてくるような見せ方。
主人公の女性の17歳Ver.を宮崎あおいが演じて、17年の月日が経ち34歳になると永作博美になるというキャスティングはおれ好みではあるけど、どう見ても同じ人には見えないよね。笑
というか、成長して別人のようになった男女(男役は瑛太17歳&西島秀俊34歳)が再会して、全くの他人になってしまったにも関わらず当時の淡い気持ちで繋がるっていうところがミソの映画だからそもそもあんまり似せる気もないのかも。
純粋無垢っぽく撮られる宮崎あおいパートとウィスキーをがぶがぶ飲みまくる永作博美パートでキャラ自体の描かれ方が全然違うし。
とはいえもう一回映画を見返してみると、宮崎あおいがなんとなく普段よりもぶっきらぼうっぽいしゃべり方をしてるように感じるのは永作博美に寄せてるのかもしれん。
二回目で初めて気付いたもっと初歩的なこととしては、宮崎あおいパートの時のナレーションは永作博美の声だったのね。
どうでもいいけど永作博美の方がだいぶ小柄なのに声が低くて不思議。
せっかく宮崎あおい祭りを開催しているので宮崎あおいパートの名場面を一個紹介。
宮崎あおいのお姉ちゃんのことを好きな瑛太のために、お姉ちゃんが学生時代来ていた制服を着てくるシーン。
「制服の匂い嗅いでみる?」なんていやらしい誘惑をされた瑛太はおもむろに立ちあがりあおいに近づくのですが、あおいはどういうわけか自分から誘っておいたくせに怒りに満ちた表情で瑛太に「変態野郎」と言って立ち去るんですな。
面白いのはこのセリフをサイレント&スローモーションで見せて、声は聞こえないけど唇を読むと変態野郎って言ってるっぽい!
というのを立て続けに二回やり、そのあと映像はなしで「変態野郎」と罵りの声が入るという。
しつこいまでの強調でかなり印象に残りました、「変態野郎」。
いったい誰が考えたのか、変態野郎による変態野郎のための変態演出。
てなわけで、正直に言うと最初に観た時には「わけのわからん映画だなー」とか思っちゃったんですが、雰囲気に慣れると癖になってくる心地よさのある映画でした。
「ぺタルダンス」も似たような雰囲気っぽいから今回はひょっとすると結構楽しめるかも。
今週末にぺタルダンスが公開になるということで、ちょっと前に観たのでうろ覚えだけど同じく石川寛監督&宮崎あおい主演で2006年公開の「好きだ、」について。
ぺタルダンスの予告も空が印象的だったけどどうやら空を映すのが好きな監督のようで、「好きだ、」はBGMもなく空が映されるシーンがあるようなゆったりした映画。
常に画面が暗めだったり、沈黙っぽい時間がたっぷりあったりというわけでポップな映画ではないんだが、慣れてくると「登場人物にはそう見えてるんだろうな」と感じてくるような見せ方。
主人公の女性の17歳Ver.を宮崎あおいが演じて、17年の月日が経ち34歳になると永作博美になるというキャスティングはおれ好みではあるけど、どう見ても同じ人には見えないよね。笑
というか、成長して別人のようになった男女(男役は瑛太17歳&西島秀俊34歳)が再会して、全くの他人になってしまったにも関わらず当時の淡い気持ちで繋がるっていうところがミソの映画だからそもそもあんまり似せる気もないのかも。
純粋無垢っぽく撮られる宮崎あおいパートとウィスキーをがぶがぶ飲みまくる永作博美パートでキャラ自体の描かれ方が全然違うし。
とはいえもう一回映画を見返してみると、宮崎あおいがなんとなく普段よりもぶっきらぼうっぽいしゃべり方をしてるように感じるのは永作博美に寄せてるのかもしれん。
二回目で初めて気付いたもっと初歩的なこととしては、宮崎あおいパートの時のナレーションは永作博美の声だったのね。
どうでもいいけど永作博美の方がだいぶ小柄なのに声が低くて不思議。
せっかく宮崎あおい祭りを開催しているので宮崎あおいパートの名場面を一個紹介。
宮崎あおいのお姉ちゃんのことを好きな瑛太のために、お姉ちゃんが学生時代来ていた制服を着てくるシーン。
「制服の匂い嗅いでみる?」なんていやらしい誘惑をされた瑛太はおもむろに立ちあがりあおいに近づくのですが、あおいはどういうわけか自分から誘っておいたくせに怒りに満ちた表情で瑛太に「変態野郎」と言って立ち去るんですな。
面白いのはこのセリフをサイレント&スローモーションで見せて、声は聞こえないけど唇を読むと変態野郎って言ってるっぽい!
というのを立て続けに二回やり、そのあと映像はなしで「変態野郎」と罵りの声が入るという。
しつこいまでの強調でかなり印象に残りました、「変態野郎」。
いったい誰が考えたのか、変態野郎による変態野郎のための変態演出。
てなわけで、正直に言うと最初に観た時には「わけのわからん映画だなー」とか思っちゃったんですが、雰囲気に慣れると癖になってくる心地よさのある映画でした。
「ぺタルダンス」も似たような雰囲気っぽいから今回はひょっとすると結構楽しめるかも。