新宿・歌舞伎町の路上で寝起きする当時4歳の女児「こころ」。
以前になにかのニュースで女の子のホームレスまで居るという記事を読み、凄く気になっていました。
そして新宿は歌舞伎町の路上で寝起きする当時4歳の女児「こころ」ちゃんのことを知りました。
日本という社会に投げられたボールという気がします。
他人に無関心で、やさしさと無責任との微妙なミックス。
自分自身でも、道端で寝込んでいるホームレスをよく見ていますが、声をかけた割合は多くありません。
ひれは危険だろうと思い交番に行ったりしたことは何度かありますが、寒い時期に日向で寝ていたり、暑い時期に木陰で寝ている場合は、これまでの経験から声をかけませんでした。
実際に私が歌舞伎町で「こころ」ちゃんに出会ったらどうしていたか。
わからないですね。
東京はホームレスが多く、見た目でハッキリわかる人もいますし、見た目は完全に普通の人もいます。見た目が普通の人はホームレスだとわからないことも多く、正直、なんとなくこの人そうかなと思う程度です。
でも、4歳の女の子がホームレスとして路上で寝駅していいのでしょうか。
「こころ」ちゃんは、児童養護施設に入ったということなので行政が機能したということです。
ホームレスになるのをできるだけ防ぐ、防げなかったら救済する。
でも、誰もそこにホームレス状態だということに気がつかなかったら防ぐことも救済することもできないでしょう。
孤独死とか児童虐待なども同じ話だと思います。
日本の社会が、見た目の豊かさとは別に、自分自身が生き残ることに必死で周りを見ていない、見る余裕のない社会だということなのでしょうか。
日比谷公園の派遣村の話を見ていると、そこまで冷たい社会だとは思いたくないのですが。
社会を変えるためには、自分も変わらないとダメでしょう。
この新宿・歌舞伎町の路上で寝起きする4歳の女の子の話は、この1件だけで終わりにしたいものです。