竜馬になりたい

2011-10-17 | 日記

本当にお久しぶりです。

先日、出版社に投稿した原稿を載せました。

ぜひ、ご覧下さい。

 

 

「竜馬になりたい」

昨年一年間は私にとってとてもハッピーな一年でした。というのは私の大好きな竜馬(坂本龍馬)がこの地上に現れたからです。

エッセーも書き、ブログも書き、小説も書きました。竜馬一色の一年でした。ところが、今年は、すっかりブームも去り、寂しいかぎりです。先日も、龍馬のことが、テレビに出ていましたが私にとってはあまりいい印象は

残らなかったです。

そこで、竜馬との関わりについてほんの少し書かせていただきます。

 私と竜馬との出会いのきっかけは、小説「竜馬がゆく」でした。当時私は、胃潰瘍で入院していました。元気がなかった私にその元気を与えてくれたのは、病室で読んだ数々の小説でした。とりわけ、私は歴史が好きで、その中でも日本の歴史が大好きでした。さっそく本屋に行って数々の本を買いまくって毎日読みました。「宮本武蔵」「北斗の人」「最後の将軍」「新書太閤記」「水滸伝」等々その中でも最も私が感動したのは、「竜馬がゆく」でした。激動の幕末期に青春を駆け抜けた竜馬の姿は私に衝撃を与えました。そして「竜馬のように生きたい」と思うようになりました。史実はどうあれ、この小説に生きている竜馬という人物に憧れ、そのように何事かをなしたいと思うようになったのです。退院後は龍馬のお墓参りや高知の龍馬の銅像を見に行ったりもしました。幸い京都には幕末を走り抜いた龍馬の足跡がたくさん残されています。そうしていく中で、私の心に刻み込まれたすばらしい言葉が生き続けていることに気づきました。正確にはおぼえていなったのですが、以下のような内容でした。「天に意志があるとしか考えなれない。この人物が必要な時に現れ、そして瞬く間に天に逝った。

その夜、それを天が見つめるように雨が降り注いでいた」

この言葉が私の心の中に刻み込まれました。

それまで、私は「自分が本当に生きていいのか」「自分など生まれてこなければよかったのに」と考えてきました。しかし、「自分が生きているのには意味がある。天が何かをなしてほしいと願われて私はこの世に生まれてきたのだ」と考え方を逆転させ、前向きに生きるように心がけました。その時があったからこそ、今の自分があると思います。

 そして、なすべきことも今はっきりと見えてきました。竜馬のように私はそれを成すまでは、この地上にとどまりこのメッセージを与えてくれた天に報いるように今、日々努力

、精進を行っています。

 誰もが竜馬のような生き方はできません。しかし、その生き方に学び、自分が成すべき事を発見し、成していくことが竜馬も、天をも喜ばせる結果につながると思います。

 今、天国で竜馬は今の日本を、いや世界をどのように見つめているのでしょうか。

竜馬が地上に再び来たならば、高らかに宣言するでしょう。「今一度、この地球をせんたくいたし申し候」と

この時代に、志を持つ多くの「竜馬」が

現れることを願いながら、この稿を終えたい

と思います。

 

天国の「竜馬」へ捧ぐ

 


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