大河ドラマフリーパスを終えて

2010-03-22 | 日記

 

なかなか苦戦しましたが、最初の小説『大河ドラマフリーパス』を終えさせていただきましたが、途中どのように物語を展開したらいいかで悩みまくりました。それで飛び飛びの掲載になりました。『歴史を変えてしまった。』とお叱りもあるかと思いますが、これは龍馬への思い入れで、龍馬に生きてほしかった。という願望の現れであり、生きておられればどうなっただろうかと考え、でもあまりに露骨に歴史は変えられないと思い、設定を私は歴史を変えてはいけないと話ができないようにし、このマシーンが、新し物好きの龍馬にたまたま目にとまり、歴史が変わってしまったというふうにしました。ご存知のように龍馬は健脚で各地を走り回りました。当時の状況は今のように通信手段が発達していないため、会いにいったとしても確実に会えるものではなく、何度も何度も往復していかなければならない。しかも自分の生命の危険を冒して、動かなければならないというのは、とても大変なことだと思う。そして、龍馬の北海道移住計画が池田屋事件で頓挫したこと、そして士族たちが北海道に移住したなら、西南戦争等の士族の悲劇もなかっただろう、さらには悲惨な戦争もなかったであろうという願望を抱きました。また、龍馬が世界を相手に活動する様を見たかったという強い願望がありました。

 また、最初はこのストーリーは『国盗り物語』で高橋英樹の信長が登場する予定でした。
しかし、今は何と言っても『龍馬伝』なので、予定を大幅に変更致しました。もしよろしければ、感想等を書き込んで下されば幸いです。よろしくお願い申し上げます。


大河ドラマフリーパス④

2010-03-21 | 日記
 坂本龍馬の事が書いてあるページを読んでみました。そこで頭が真っ白になってしまいました。私が知っている事実では、坂本龍馬は明治維新を目前にして暗殺されるということです。これは、誰もが知っていることですが、この教科書には次のようなことが書いてありました。『坂本龍馬は薩長連合を成立させた後、明治維新後も政府の要職には就かず、龍馬商会という日本で初めての商社を創設し、北海道の札幌に拠点を置き、世界中と貿易を行った。そしてその財は明治政府にも納められ日本の殖産興業に貢献した。また、北海道開拓にも尽力し、士族を移民させ現在の北海道の礎に大きく貢献した。またその知事になったのは
薩長連合の立役者西郷隆盛である。』いったいなぜこんなことになってしまったのだろうか
とよくよく考えてみると、ある仮説が思いつきました。私があの時、もっていったマシーンのことです。それを龍馬が持っていったということは、龍馬があのマシーンを使いこなして暗殺者から逃げることができたのではないかという仮説です。しかし、その後、その事実を確かめようとしましたが、どこにもそんな事実がありません。ただ、龍馬商会ではいろいろな機械を作ろうとしていたことが書かれていました。ひょっとしたら、龍馬があのマシーンを基にさまざまな計画を実行しようとしていたのではないでしょうか。私は、心の中で何か嬉しいような怖いような感情を感じて、その場に呆然としていました。   完

大河ドラマフリーパス③

2010-03-11 | 日記
 私はとてつもない緊張が襲いその場で固まってしまいました。と同時に車掌さんの言われた言葉が頭の中でぐるぐるとまわっていました。さらに龍馬の言葉が続きます。「これはなんじゃ!おぬしのか?」実はこの旅に出る前に私は本が売れた収入で、最新式の折りたたみ自転車を購入していました。それは時速50kmは出るというもので日本でも数台しかないというものです。それを今回バックにいれて持ってきたのでした。私がここに来ると同時にそのバックも一緒に来たのですが、バックはどこかに消えてしまってそのマシーンがむき出しになっていました。龍馬はその奇妙なマシーンに夢中になり「おぬしのでなかったらわしがもらっていくきに」といってどこかに去っていってしまいました。私と龍馬との出会いはあっけなく終わってしまいました。そこで私は今までに目の前に起こった不思議な出来事について考えていました。『これはいったいどういうことなのだろう?あの龍馬は福山雅治さんではなく本当の龍馬ではなかったのだろうか?ということは…』何がなんだかわからずしばらくその場に呆然としていたのですが、ふっと我に返りまわりを見渡してみた。そうするとどこかで見た景色が見えるではないですか。そしてそれがどこだったか思い出しません。
それで何気なくポケットの中の『大河ドラマフリーパス』をみて見るとどこか変わっています。どこが変わったのかようく見てみると、驚くべきことに日時、場所が変わってしまっていました。その日時はなんと『文久2年3月25日零時桂浜』と書いてあるではありません
か。文久2年といえば坂本龍馬が脱藩した日です。(正確には24日)しかもこの場所は以前本で見たことのある写真、龍馬が通ったという梼原の写真にそっくりでした。私はすぐ行動を起こしました。以前に見た『脱藩のルート』をさかのぼりながら必死で走って、走ってやっとのことで桂浜に着きました。もうすでに日が落ち、桂浜にはきれいな月が出ていました。ついたのが何時ごろかは知るよしもなく、そこで待っていると、あのバスが突然あらわれました。そしてきた時と同じように、そのバスに乗り再び映画村に帰ってきました。気がついて、時計を見ると「0時2分」わずか2分間しか過ぎていませんでした。あれは夢だったのかとまわりを見渡すと誰もいません。しかし、持って来たはずのあの『マシーン』はどこにもありません。私はそのまま帰宅して、いつもの生活に戻りました。そんなある日、休日の朝のことでした。何気なく高校生の娘の机の上にあった日本史の教科書が目に留まりました。そこでぱらぱらとページをめくると、坂本龍馬のことが載っていました。そこで私は驚愕の事実を知りました。   つつ゛く 
    

大河ドラマフリーパス②

2010-03-04 | 日記
 車掌さんはこう言いました。「乗車券をお見せ下さい。」何度も何度もこうおっしゃるので私も、次第に平静を取り戻して、落ち着いて話ができるようになりました。そこでこう言いました。「その乗車券っていうのは、このチケットのことですか」とポケットにしまった『大河ドラマフリーパス』を差し出しました。車掌さんはそのチケットを見ながら、さらにこう聞きました。「どちらに行かれますか?行き先を行って下さい。」私は何のことかわからず、聞き直しました。「この大河ドラマっていうのは、大河ドラマのロケ地に行けるということでしょうか?」さらに「それでは質問を変えましょう。あなたの好きな大河ドラマは何ですか?」「好きなっていわれたらみんな好きだし、あえていうならば最初に見た『国盗り物語』だけど他の大河ドラマもいいし、一つに決められないな。ここに大河ドラマフリーパスって書いてあるのだけれど、それってどこでもいけるって意味じゃないのですか。」「いいえそれはどこにでも好きな所に何度でもいけますが、とりあえず最初に行く場所を指定してもらっているのです。」「そういう意味だったの。じゃあ最初だったらやっぱり『国盗り物語』かな若い高橋英樹さんに会いたいし、でもそれって昔の大河ドラマをいつも放映しているテーマパークかなんかができたってことじゃないのですか?最近そんな記事も見ていないけど。」「実はその『大河ドラマフリーパス』は、選ばれた人だけに差し上げた招待状で、今まで放送した大河ドラマだったらどれでも体感できるというものなのです」「うん、それじゃゲームのようなものなんだなあ。それじゃ最初に今、龍馬ブームだし、坂本龍馬の大ファンだし、福山雅治さんにもお会いしたいし、『龍馬伝』に決めます。」

(ところで、当初私の計画では、『国盗り物語』でストーリーも決めていましたが、昨今の龍馬ブームでもあるので、予定を変更して、『龍馬伝』をお送りします。ストーリーも今から少しずつ考えて掲載していきますので、あらかじめご了承のほど、よろしくお願い申し上げます。)
 
 そう言うと、今度は慎重に言葉を選びながらこのように言われました。
「今からすぐ出発しますが、一つだけ約束事があります。その約束事を破った場合には、二度とここへは戻れないという事です。」ふたたび私の体に緊張が走りました。さらに続きます。「それは、そこでは誰とも話をしないという事です。もし、一言でも話をしたらあなたはそこから帰ることができなくなります。いいですね、くれぐれも話をしないようにお願いします。」「そうだよね撮影の邪魔になるし、途中で話しかけたりしたら、NGだし、それって大河ファンの常識だしね。」「さようでございます。」「それではしっかりとシートベルトをしてお待ち下さい。」車掌さんの言葉が終わるか終わらないかのうちに私は急に気分が悪くなり、その場で意識を失ってしまいました。気がついた時は、私はどこかの山の中におきざりになっていました。もちろんその乗っていたバスも車掌さんも、運転手さんも誰一人いません。私はあたりを見回しました。獣道のような所で、人間も動物も誰一人いません。
私は夢をみているのだと思い、思いっきり頬をひねってみましたが、どうやら夢ではないようです。しかも、ここがどこなのかまったく手がかりがありません。そうこうしているうちに、遠くから人が二人走ってきます。私は見つからないようにその様子を見ていると
それはなんと、福山雅治さんではありませんか。今まさに、撮影の真っ最中って感じでした。しかし、まわりを見渡してもスタッフやカメラ何一つありません。その時、私の胸にあの車掌さんが言った言葉が蘇りました。。「それは、そこでは誰とも話をしないという事です。もし、一言でも話をしたらあなたはそこから帰ることができなくなります。いいですね、くれぐれも話をしないようにお願いします。」私は、思わず体の震えがとまらなくなってしまいました。その時です、その福山龍馬が声をかけてきました。「おぬしはここで何をやっちょるんじゃ!」        つつ゛く 
  

 

お待たせいたしました!『大河ドラマフリーパス①』

2010-03-03 | 日記
 ある日のことでした。私がいつものように大河ドラマのブログを書いていると、家の外に人の気配を感じました。何かとても気になったので外に出てみました。しかし、家のまわりには誰一人として人はいません。夜だったので暗く静まり返っていました。「なんだ気のせいか」と家の中に入ろうとしたその時です。ポストに一枚の手紙が差し込んであるではありませんか。きっと何かの勧誘のDMかと思い、でも今頃誰がいれたのか気になって恐る恐るその手紙を見て見ると、差出人の名前が書いてありません。「どうせ誰かのいたずらだろう」と思い、テーブルの上に置きました。そしてブログの続きを書いていました。しかし何か落ち着かなくてその手紙の中身が気になってきました。それで思い切って封を開けてみました。するとそれは手紙ではなく、中になにかのチケットが入っていました。よく見るとタイトルに「大河ドラマフリーパス」と書いてあって、その下に小さく「10月10日零時映画村発」と書いてあります。「10月10日といえば明日、そして零時といえば夜中、夜中発なんてありえない」と思いながらでも、すてることもできずにまた、テーブルの上に置いていました。ちょうど明日は休みなので行こうと思えばいけるのですが、こんな夜中に出て行って何かの事件にでもまきこまれればとかいろいろ考えながら時間だけが過ぎていきました。気がつくと11時45分です。後15分しかありません。でも何よりもきになったのがこのチケットのタイトルです『大河ドラマフリーパス』というからには、大河ドラマのロケを見る事ができるのかなと勝手に想像して、本当にロケが見られたらという好奇心が先立ち行ってみることにしました。もし何もなかっても後悔するよりはましかと思い、映画村まで急いで走っていきました。途中誰も出会うことなく、12時5分前に映画村に着きました。
ところがそこには誰もいません。でも後5分あるからどうせだったら待っていようと思い近くのバス停のベンチで腰を掛けて待っていました。するとその時です。真っ暗だったその場所に突然まぶしい光が現れ、その光の中から大きな一台のバスが出現しました。恐る恐る近づいてみると、中から背の低いぽっちゃりした車掌さんが私の前に来て、こう言いました。「大変お待たせ致しました。どうぞ中にお入り下さい。」丁寧にお辞儀をして、とてもはっきりとした声で挨拶をしました。私はなにがなんだかわからずに呆然として立っているのがやっとでした。しばらくして、我に返るとただ自分の好奇心のみにつき動かされて、そのバスにのりこんでいきました。しかし、そのバスの中には誰一人として乗客がいず、ただその車掌と運転手がいるだけです。私はそこで、この車掌さんに聞いてみました。「このバスは一体どこに行くんですか」ところが、車掌さんは私の質問を無視してこう言いました。「乗車券を拝見致します。」私はいいようのない不安にさいなまれて、その場に言葉なく固まってしまいました。               つづく   


お詫び

2010-03-02 | 日記
 小生昨日、突然のことにぎっくり腰になりまして、小説の連載を延期させていただくことになりますした。
体調が回復しだい掲載させていただきますので、なにとぞ、ご了承下さりますようにお願い申し上げます。