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ワゴンR エンスト ISCがらみは歯切れが悪い

2013年01月31日 | 修理整備全般

保育所では上のクラスの子からインフルエンザが流行し始め、ついに長男にも順番が回ってきました。でも、診察の結果はインフル陽性ではなかったようです。もうしばらくしたらそうなるかもしれませんが、現時点発熱、かぜ、という診断で、今日も家に帰るとカメハメ波の練習をしていました。熱も37度台まで下がっていました。

ところで、本題はMC22Sのエンスト案件。以前にも車を預かってテストしましたが、全く再現せず。数日後、再現したとのことで現場まで駆けつけました。アクセルをあおれば何とかエンストしませんが、踏まないと死にます。

ということで、ISCV関連の不具合が発生しているようです。

診断機で強制アイドルアップさせても、目標回転数に実回転がついてこないし、すでにデューティーが70-80%になっています。(厳密にはステッパーモーター式ですが)

翌日の朝、冷間始動でアイドルしましたが、極低回転です。ファーストアイドルのためにISCVは精いっぱい開けようとしていますが、回転が十分に上がっていません。

圧縮OK、プラグOKです。

ちょっと時間をおいて、本格的にテストを始めようとしましたが・・・・

・・・直ってしまいました・・・

とりあえず、診断機をつなぎ完全暖気のデータをとりました。

Dyh

それでもISCは60%開いています。突然の負荷対応にのこり40%しか開き代がないことになります。

よく似た当社サービスカーのMF21Sを見てみます。

Mrfq21or8i_2

20%です。これが妥当なところ?1万キロオーバーですが、20%なら余裕十分です。

バルブのみ入れ替えしてみました。MC22Sのバルブは先端にカーボン大量付着です。

Nmcf21s_5


これはサービスカーのバルブを不具合車にとりつけた結果です。20%と改善されています。MF21SとMC22SのバルブボディーASSYの部品番号は違いますが、モーターの特性は一緒だと仮定すれば、基準は20%なのでしょうか。事実、同じモーターで両車両とも同じ20%が再現できているので。

ということで、ISCVが原因と推定されます。現車のバルブとスロットルボディーをしっかり洗浄して、再テストしました。みごとに20%まで落ちました。

いつでもエンスト現象がでてくれれば、ISCを入れ替えテストすれば簡単に結論が出ますが、現象が出なくなってしまったので、このような回りくどい診断となりました。しかも、「ISC」と自信もって断定できない。

問題は、お客様にどう納得してもらうか?

ディーラーさんなら、ISCVをASSY交換、さらにはECUも問題があるケースがあるということで、ECUもごっそり交換される場合があるそうです。ゆうに10万円コース。

掃除で直ればラッキーですが、それでも引き取り/診断/分解清掃工賃で3千円ぐらいは頂戴できればと思っています。ただし、再発する可能性があることはお客様にご理解いただかなければなりません。

なやましいー




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