SWEET MEMORIES

こんばんはシーバスと踊る男です

今夜はまた荒れてきた九州北部です
今年はなかなか釣りができませんね～

この時期この道具（ギッター）を見ると
パティシェ時代を思い出します＾＾

もうすぐバレンタインですよね
この道具はチョコレートのカッターなんです
まだ外側をコーティングする前の中身の柔らかいチョコレートを寸法どうりに一気に切ってくれます

外側をコーティングしないでそのままココアまぶしたりしたのが”生チョコ”ですね

実はこの道具高価なんです
今では国産の安いのもありますが約２０年前はフランス製のものしかなく
確か・・４０万強
当時の社長が巷で流行りだした”生チョコ”をうちでも売り出そうということになり
それならばどうしてもこのギッターが必要だとお願いしたんです

チョコレートを溶かし生クリームと合わせ固めた板状のチョコレートは柔らかく
一回一回包丁を温めてカットするしかない
通常の業務もこなし数人が朝から晩までこの作業に取られる
このギッターさえあれば格段に作業効率は上がる

しかし・・・

わたしの力及ばず
買ってはもらえなかった

さすがにもともと製菓知識はまったくないど素人社長
しかし嘆いてもはじまらない
当時支店が６店舗
各店の受注しだいではとんでもないことになる

自腹で４０万
行くか～
とも考えたがちょっと無理があった

 

しかしこうゆう場面でわたしはけっこうポジティブなんですよね
そこで思いついたのが

自分で作れ

要は等間隔にピアノ線張った枠と
そのピアノ線がチョコレートをカットしてそのまま下に突き抜けられる
スリットの入った台を作ればいい
カットサイズは変更できないが商品のサイズさえ包材から決定すればいい

それからはとにかくホームセンターを回り
試行錯誤の末にとりあえず１シーズンだけ使えればいい
オリジナルのギッターは大活躍した
たぶん材料代は￥１００００くらいだったでしょう

このときの経験はその後も生きた
アメ細工を始めたわたしはアメランプも自作

極めつけはWINDOWS９５が発売されパソコンが一気に身近になったが
これだけは作れない（笑）
ただパティシェもして店の管理に支店への配送などと多忙を極める日々で
これだけは欲しかった
WORDでのPOP作りに売り上げ・仕入れ・顧客管理
確かNECのPC９８でしたが３０万

もうどけち社長にお願いすることもなく自腹で買った
しかし
大正解だった

もう今の時代は当たり前ですがあの当時の零細企業は
こんなもんだった（この会社だけだったのかも）

その後も同じようなことが続き私は２０年勤めた会社を去った

あ！なんでわたしが今頃そのギッターを持ってるのか
師匠の店からお弟子さんの店に貸し出すための運び屋です
この時期だけなんでけっこう貸し借りで済ませちゃったりするんですよね

 

 

でもこのパティシェ時代の経験ってルアー作りにも生かされてる気もします

わたしの”SWEETMEMORIES”でした＾＾

う～～～～お魚（シーバス）に逢いて～～～

 

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