ピアノを弾こう🎹 国分寺市、小平市の《つぶらピアノ教室》

国分寺市北町のピアノ教室のご案内です。鷹の台駅より徒歩8分、創価小学校より徒歩3分です。

贈り物

2020-05-12 21:11:00 | ピアノ教室




      

マンドリンのCDを聴きました。
Regaloというタイトルです。
イタリア語で贈り物という意味だそうです。

今までマンドリンとは縁がなくて
身近でマンドリンを弾く人もいませんでした。
私は当たり前ですがピアノの音がとても好きです。
何か曲を楽しむだけでなく、
ぽーんと音を一つ出してその音の行方を
消えてしまうまで味わいます。
美味しいものを味わうように、
ピアノの音を味わうといった感じでしょうか。
楽器そのものの音がとても好き。
それだけでも幸せな気持ちになります。

もう一つ好きな音があって、それはギターの音色です。
これも音がとても好き。


このCDはマンドリンのほかギターと、
マンドラという楽器とのアンサンブルです。
マンドラという楽器も初めて知る楽器です。
マンドリンより少し大きくて、
もう少し太い音でしょうか…
バイオリンとビオラのような感じかな?

マンドリンについて少し調べてみました。
17世紀のイタリア発祥の楽器で、
リュートを祖先とするものだそうです。
モーツァルトがオペラの中で、効果的に使って、
パリの貴族の間で大流行。
ベートーヴェンはピアノ伴奏でソナチネなど
作っています。
どんな曲なのか?と調べてみたら、
チェンバロとマンドリンの演奏が聴けました。
曲調は哀愁を帯びた感じなのですが、
音色が明るくて、重くならない。
軽やかな対話が印象的でした。
これ、今のモダンピアノでやったら
ずいぶん違う感じだろうな…

このCDのギターとの相性がとても良くて、
やっぱり弦楽器同士だから良いのかしら?
いや、お二人の奏者の相性も大きいかもしれません。

形も丸いコロンとしたものと、
フラットなものとあるようです。
丸い形が可愛い💕装飾してあるものもあり、綺麗です。

日本に入ってきたのは明治時代。
イタリア留学した比留間賢八が持ち帰り、
指導者となり、萩原朔太郎や、藤田嗣治などが
門下にいます。
萩原朔太郎❗️藤田嗣治‼️
おなじみの名前を見つけて、その当時マンドリンを
習っていたとは驚きでした😆

現在でも高校や大学にマンドリンクラブがあったり、
マンドリンのオーケストラなんかもあるらしく、
意外とたくさんの人に知られているようです。
私が知らなかっただけなのかも…
マンドリン愛好者の数は、
世界の中で日本が一番多いという記事も読みました。
日本人に親しみやすい楽器なんでしょうね。

何故このCDを聴くことになったのかといえば
このブログを通じて、森真理さんという
マンドリン奏者の方を知ったからです。

ピアノ教室のブログをマンドリンの方も
読んでくださるんですね😊

気さくな感じの、マンドリンや日常を綴ったブログを
私も楽しませて頂いています。

その森さんのCDが今春完成して、
そのお披露目も兼ねたコンサートが
開かれることになっていました。

ところが、世の中はそれどころではなくなって…

私も2年かけて練ってきたコンサートが 
中止になりましたから、本当に人ごとでなく
残念な気持ちになりました。

マンドリンの演奏や指導など、
とても活躍されている方で
お会いしたことはないのですが、
なんとなくその文章から、お人柄も伝わって
聴いてみたいな、と思いました。

そんな森さんから、この『贈り物』が届きました。
 
美味しい紅茶を丁寧に入れて、
ゆったりとした気持ちで聴かせて頂きました。

マンドリンってこういう音なのね。。。💕
知らなかった世界がひとつ開けた感じです。

収録されている曲は、きっと誰もが
どこかで聞いたことがあるのではないかしら?
クラシックや映画音楽などの
親しみやすい曲ばかりです。
最後のカーペンターズはとても懐かしく、
その頃の思い出も蘇って…
なんだかとても気持ちが満たされる演奏でした。

とっても良いですよ〜❣️

ご興味のある方は是非聴いてみてください。
森さんのホームページの中にCDのコーナーがあり、
ここで試聴ができます。


コメント (2)
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