人生の階段ー日々の詩に託してー

ある老婆の日々ーー

「ふつうの人々」

2018年03月08日 | 映画

ロバート・レッドフォード監督「ふつうの人々」を

BSで久しぶりに見ました。

あの少年の悲しげな眼差しがやっぱり

光ってますねぇ。

それにしても初めて見た人はこう思うのではないでしょうか。

あの息子を愛せない母親と

孤独で残酷な記憶に苦しむ息子

この二人の結末はきっと

抱き合って和解にいたるのではないか・・・

日本映画ならきっとそうなります、

ところが結末は違います、

母親は最後まで息子を愛することができず

父親はそれをどうすることもできず

もう、一緒にやっていけないと宣告、

母親はーー妻は、というべきかーー去ります。

残された父と息子がひしと抱き合うところで

ジ・エンドーー

つまりこういうラストなんですね。

日本映画ならどうなるかな

なんてこと考えてばかりの二度目の映画

でございました。

それにしてもーー

長男を失った母親が次男を愛することができない

たとえ事故死のときに次男が兄を救えなかった

にしても、です、

すごい想定です、

お涙ちょーだい

の筋書きがどこにもない

救いのないストーリーですが

これが「ふつう」のようですね、

アメリカという国では・・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


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