人生の階段ー日々の詩に託してー

ある老婆の日々ーー

バベットの晩餐会

2017年03月28日 | 映画

忘れがたい映画はだれにも

いくつかあると思います

老婆はこの歳ですので

「イタリアリアリズム」シリーズは

おおかた見ていますし

黒澤映画も初期からずっと見ています

フランス映画はもちろん

あの「カサブランカ」も

「望郷」も「天井桟敷の人々」も。

今日は「バベットの晩餐会」を

思い出しています、

あの素晴らしい材料を運び入れる

暗い海辺のシーンや

悲しいほど暗い重い村人の雰囲気や

あの小さな重そうな北の海辺の家々。

と同時につい、思うのです

カトリック系の国々の料理はなぜ

あんなに豊かで

宗教革命をやったプロテスタントの

国々はなぜあんなに食文化が貧しいのか

と。

日本でも「イタリアン」「フレンチ」などは盛んですが

ドイツ料理店なんて

ワインの他にはソーセージくらいなものです・・・

では日本は?

と思う時

日本の料理は京料理に集約されるのでしょうか

美しい! 

芸術と領域を重ねていて

食すなわち美・・・

それはまあ置いといて

日本は今や雑食文化。

バベットさんには見せたくないですねぇ。

 

 


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