人生の階段ー日々の詩に託してー

ある老婆の日々ーー

曲がり角

2017年12月03日 | 日記

あーあ、長く生きすぎたーー

これは96歳で逝った母の言葉です。

どういう時にこう言ったかというと

トイレに行く時でした。

もう自力では夜中のトイレに行けなくなって

いちいち娘の手を借りて

車椅子に乗って行ったとき

心の底からのようにこう言った

というより

嘆いたのでした。

娘の私はこの言葉を聞いたとき

あれだけ健康に気をつけていろいろな情報を

くれた母にして

「もうここまででいい」という

人生の曲がり角があることを知りました。

それはなんといっても

トイレに行けるか否かで

決まるのかもしれないと。

高齢者は夜中に2度はトイレに立つ

と思いますが

心してくださいね

自力でトイレに立てたら

まだ大丈夫と

自分に言い聞かせて夜が明けたら

今日を元気に生きましょう。