人生の階段ー日々の詩に託してー

ある老婆の日々ーー

カリウム

2016年06月17日 | 日記

カリウムの数値が5.9になってて

友人がその数字なら

明日死んでもおかしくない

と言いました。

明日死ぬ・・・

老婆の人生は明日で終わり。

そう思うと

急に老婆は哲学者みたいに

いろいろ考えました

死への覚悟とは

どういうものだろう

とか

この未練はいったいどうしたものだろう

とか・・・

でも何よりいやなのは

死後の発見が遅いに決まってる

一人暮らしの老婆の

屍体を想像したりすることでした。

ど、どうしよう・・・

「国」は何もしてくれない

「自治体」だって。

「ご町内」だって今は無縁社会。

じゃあ息子たち?

遠くにいるもの。

友達?

そう、これしかない・・・

でも、突然死は

「今から死ぬよ」と告げられない

のだから

結局「死後発見」は遅れる

ああ、屍体が腐る。

くさいぞ!!

と近所が言い出して

やっと救急車かなあ・・・

朝から落ち込む老婆でした。