ブリヂストンA工場で働いて、私が見たもの、私がしたこと、私に起きたことを発信します。

独居者への福祉サービス

2020-08-10 | 障がい者のこと

心身の障がいや疾患を抱えて1人暮らしをしている場合は、助けが必要となります。

精神疾患、発達障害、精神の障害といった場合、絶対的に介護を要する身体障害者に比べて、

福祉サービスを申請することを思いつきにくく、利用できる援助にアクセスしないまま

大変な独居生活を続けることがあるのではないかと思います。


地域の社会福祉協議会(社協)で、福祉サービスを申請してください。障害者手帳を必ず持っている

必要はなく、なくても受給者になることはできます。通院や診断やその他の実態が勘案されます。

 

参照: 福祉サービスについてのQ&A ハンドブック
    受給者証で利用できる福祉サービスの例 ←下の方にスクロールしてください。

 

福祉サービス受給者証をもらってください。

   障害福祉サービス|常滑市 ←(例) 障害という文字が入っていたりもします

 

どうしようもなく荒れ果てた部屋で過ごしている独居の人はよくいますが、このサービスを利用して

ヘルパーさんに部屋の掃除や食事作りなどの家事を手伝ってもらう(ほぼ代行だったり)こともでき、

その頻度は本人の状態に応じて決められます。費用は収入に応じて決まり、貧困世帯だと無料

なります。例えば週1とか2でヘルパーさんに家の掃除などを手伝ってもらえたら、汚く荒れた

部屋の中が週1はリセットされてキレイになるので、心身ともにとても快適になるでしょう。

グループホーム(共同生活援助)に入所、短期入所(ショートステイ。連続利用可能日数は30日)

あるいは体験(1年に50日までで、連続30日まで。)もできます。ショートステイとは、生活の拠点

は自宅に置いたまま、その施設を時々利用する形態です。駆け込み場所、第2の居場所として。

体験は、将来の入居を検討して行うものです。


グループホームとは、障害や疾患などを抱えた人が、共同で暮らす施設です。

重度障害者の人が多くいる所、知的障害者が多い所、精神障害者が多い所、男性のみなど

施設によって特色があり、見学をして自分に合った施設を検討できます。

とても綺麗な施設もあります。天窓がついていて明るかったり、ブラケットライトが灯っていたり。


  廊下ブラケットのシェード : 輸入住宅での暮らし・・・ ※イメージ

  

部屋は個室で、共有談話スペースとかがあって、トイレ・お風呂はだいたい共有で、ご飯も提供され、

3食とか2食とかは自分で決めて、食べた分を後で支払います。3食提供されるかは、施設によって違い

朝ごはんは各自でとかもあるみたいです。家賃も支払いますが、額は施設によって変わります。

月額1万円はこの福祉サービスから補助されます。共用部分の電気代やトイレットペーパー等の費用に

共益費(管理費)が別枠でかかることが多いです。もう少し調べた上で、別記事に書きます。

 

精神病院に社会的入院 ( Social Hospitalization)をしている人達もいて、これは社会問題です。

社会的入院とは、入院の本来の趣旨を逸脱して、必ずしも治療や退院を前提としない長期入院を続ける状態のことを指す。医学的には入院の必要がなく、在宅での療養が可能であるにもかかわらず、ケアの担い手がいないなど家庭の事情や引き取り拒否により、病院で生活をしている状態。  参照:生活保護受給者の精神入院費

それならばグループホームで暮らせばいいと思うのですが、こういう事情もあります。本人が貧困層である場合、グループホームで暮らすよりも精神病院で暮らした方が、自己負担金が少ないという現象があります。精神科の入院医療費が一か月に100万を優に超すことがあります。←全額負担額。3割とか1割とかではなくて。(最初の一か月は特に高額で、その後はそれより低くなるので、病院が最も効率的に利益を得られるように患者を次々に玉突きゲームのように運用する悪質な病院があります。医療目的ではなくビジネスになっています。そんな病院にも、長期の社会的入院をしている「患者」たちがいます。)

しかし、患者が貧困層で医療助成を受けている場合、自己負担は少なくなり、食事代にも軽減がかかります。とくに生活保護受給者だと、入院医療費の自己負担はありません。それで、グループホームで暮らすよりも精神科で暮らした方が自己負担が低いという現象があります。もちろん病院が稼ぐ入院費は高額で、それは税金でまかなわれます。病院にとっても生活保護受給者は、格好の金蔓になります。この話は入院に限らず外来でも同じです。生活保護受給の通院・入院患者は病院の金蔓にされがちです。

 

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話が逸れましたが、独居していて生活の助けが必要な人は、社協で福祉サービスを

申請し、受給してください。もちろん独居していなくて家族がいても可能です。その場合、

ヘルパーさんの手伝う範囲はその当事者の領域になり、他の同居人の分は基本触りません。

 

もし、知っている人で心配な独居者がいたら、「手伝うことない?」と言ったり

福祉サービスを教えてあげたり社協に同行あるいは代理で行くなどの支援をして

あげたりしてください。

 



 

 

 


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