ブリヂストンA工場で働いて、私が見たもの、私がしたこと、私に起きたことを発信します。

「最高の品質で社会に貢献」の実態

2020-01-20 | 「最高の品質で社会に貢献」の実態

このタイヤ会社は、「最高の品質で社会に貢献」と宣伝していますが、品質を司る品質保証課にいた私がみた実態は、それとかけ離れてました。

私は、A工場の品質保証課 材料試験室で主務者狐さんの補佐をしていました。私の業務の1つに、原材料判定というのがあります。ゴムやカーボン等の原材料が、ブリヂストンの基準を満たしているかの確認で、メーカーが「これは、満たしています。合格です」と言ってきた試験成績書(COA:Certificate of Analysis)を、再度受け入れ時に確認するという、書類検査です。これを狐さん、藤田さん、私の3人で担当しました。

COAの数字が判読できないものが非常に多くありました。

2016年製造と書いてあるからOUTとなりますが、2018という文字が潰れて歪んで2016になっていたり、検査結果の数字で5と書いてあるからOUTとなりますが、6という文字が潰れて歪んで5になっていたり、5と6の判別ができない、6と8の判別が出来ない というのがとても多かったです。

 ←左は5.0です  ←これ81です

←左は3.6じゃない



 ←2018です 

 

 ←4.8です ←86らしい   

 

  知りません    

 

  

    


判定者は数字をありのまま記号として見てはならず、意訳せねばなりませんでした。

判定をするのに、私が数字を意訳して裁量の上で合格とすることは怖いと思いました。

検査結果の数字を確認して合格とするのに数字が読めない

私のこれまでの社会人経験からは、こういう状況は初めてです。私は藤田さんや狐さん、そして品質保証課長である吉太氏に相談しました。

長年なにも気にせずやられていた材料試験室の2人は、そのことを疎ましがられていました。「でしゃばんなやん」陰口を叩いていらっしゃいました。藤田さんは、数字の潰れ具合が顕著に酷いメーカーに言ったと言われましたが、その後も状況は全く変わらなかったので、確認すると、言われていませんでした。嘘をつかれていたのでした。そのことを吉太氏に言った後も、何ヶ月も変わりませんでした。

 

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また、検査結果の数字が縦にずらっと並んでいる形式のCOAをチェックする時には、✓ではなくサイドラインを縦に引いていくというやり方でした。私は右利きなので数字群の右側にラインを引いていました。ブリヂストン規格と照らし合わせて、満たしているか確認しながら引いていきます。ある時主務者の狐さんが「左側に引くよう」言われました。私は、右利きなので左側に引くとペンで、検査結果の数字がかぶさって見えないので、右側に引いていることを伝えました。(狐さんも藤田さんも右利きでした。)

他にも、ゴム等の原材料のバーコードシールの記載内容をチェックするという業務を担当していたのですが、そのチェック事項の1つが、合格印が押してあるかでした。藤田さんが押す合格印が、薄すぎて目を近づけて凝視しないと、印の存在が認識できませんでした。保証課長に現物を見せて印が見えない旨伝えた時、「え、どこに?」と、全く印の存在に気づかれていませんでした。

こういったことがすべて、かれら(狐さん、藤田さん、吉太氏)には疎ましがられ悪く言われました。

後に吉太氏からは、ものすごい形相で急に私が極悪人みたいに「材料試験室のみんなは頑張って仕事をしているのに、していないと言うのか?!!」「かれらを侮辱している!!」という内容のことを非常に語気強く咎められ、逆に阿然としました。唐突に「正義感」をふりかざしてどこまでも的外れな非難を浴びせられ言葉が見つからなかったです。

彼が、材料試験室のみんなのことを思いやっているようにはとても見えませんでしたし。責任逃れにばかり始終されていました。実際彼は、粉塵が舞う材料試験室の健康管理(安全配慮義務)も顧みず、自分の責任を逃れるための忖度を私に強要して来られました。別記します。

 

最高の品質で社会に貢献の実態② 「最高の品質で社会に貢献」の実態③ に続く 

 

 


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