メンタリストDaigoさんの、ネオリベ全開の発言など大変不快に思いますが、この人は
以前から気になる人です。彼は福岡県育ちです。長年学校でいじめに遭っていた彼が、ある日
耐えかねて鉈を投げたら教室の壁に刺さり、その日からクラスメイトの態度が一変し、
いじめがピタリと止んだというエピソードには色々と思うところがあります。
また別に書こうと思いますが、彼は、ヒトの性質を学んでしまって 笑っちゃう程
脱力したのではないかと思いました。人間への深い軽蔑が彼の根底にあるのではないでしょうか。
いくら人の道や、品性、道理に訴えても何も変化しないヒト達が、鉈を投げたら態度が一変。
なんと哀しい学習だったことでしょう。
ヒトがいかに猿以下かということを身に染みて学んだことが、彼の原動力になってるように感じます。
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彼の動画:https://www.youtube.com/watch?v=TxhQLcMly6cを見て、共感しました。
この動画で言ってることは、心理学とか精神医学の知識とかなくても感覚的にわかるので、
私も子どもと接する時にそうしてます。色々なものをひた隠しにして押し殺していると、
却って子どもにストレスを与え、無責任な状態を作り出すということです。自分の弱さ、
負の感情、そういうのを鉄仮面で覆い隠しても、人には波長で伝わって無意識に不安にさせます。
発する波長は柔らかさを失い、硬直的になります。おおらかさを失い、頑なになります。
本来柔らかで緩やかなものが、ピーンと張りつめた一直線の糸みたいに或いは鉄みたいになるのです。
隠している物や嘘が枝葉末節に属するならば、いいのですが、その人の核心部分に近ければ近い程、
鉄は強固になる。相手は子どもに限らないと思いますが、子どもの感じ取る能力は非常に高いので
尚更です。子どもは大人と違ってなにも知らない、わかってないと思うのは
甚だしい傲慢で、子どもの方が大人よりも感受性が鋭敏で、それは的確です。
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Daigo氏が言ってる通り、子どもに無関係のストレスを子どもに向けてはいけませんが
自分の感情を素のままでいいんだって思っていると、子どもに無駄なストレスを
与えなくて済む、その通りだと思います。
私は、子どもに対してアンビバレントな(相反する感情や考え方を同時に心に抱いている)
感情をもったら、そのまま表現したりしています。例えば、子どもからの要求に対して
自分の都合に反し面倒くさい、邪魔くさいと思う気持ちと、子どもの気持ちがわかる
共感や可愛いと思う気持ちを同時に抱いたら、それをそのまま両方表現しています。
子どもに文句を言いながら、髪を撫で撫でしたり、ほっぺをぷにぷにしたりして愛情と共感
を伝えて要求に (できるだけ) 応えます。自分の都合からの負の感情を鉄仮面で覆っていた
方が、子どもにとって無責任な状態をいずれ招いてしまうと感覚的に思うからです。
通常ダブルバインドとは卑怯なコミュニケーション型なのですが、良いダブルバインド
というのがあって、精神科医のミルトン・エリクソンはこれを治療に使っていたと
読んだことがあります。